ガンホー・オンライン・エンターテイメントは5月28日、千葉・幕張メッセにて「ガンホーフェスティバル2017」を開催した。ここでは、「パズル&ドラゴンズ」関連の情報を紹介していく。
「ガンホーフェスティバル」は、ガンホー・オンライン・エンターテイメントがファン感謝祭として全国八カ所で主催するゲームの祭典。2017年は「ゲームと音楽の融合」というテーマが掲げられ、有名アーティスト陣によるライブステージも実施された、豪華な大規模イベントとなっていた。ここでは、その中でもスマートフォン向けRPG「パズル&ドラゴンズ」(以下、パズドラ)の全国大会である「第5回 パズドラジャパンカップ」決勝戦トーナメントの模様と、会場で発表された多数の「パズドラ」最新情報をお届けしていく。
「第5回 パズドラジャパンカップ」を制したのは……!?
全国各地から20名の凄腕プレイヤーが集結した「第5回 パズドラジャパンカップ」決勝トーナメント。公式スピンアウトアプリである「パズドラチャレンジ」を用いて、クリア時のタイム、コンボ、総ターン数の合計によって算出されたスコアを競い合うというルールとなっている。20名のプレイヤーが4つのブロックに分かれ、4枠しかない出場権をかけて行われた準決勝では、ダントツの速さでクリアしたプレイヤーが、コンボでのスコア加算によって逆転負けを喫するという光景も見られるなど、最後まで結果の読めない熱い展開の数々に客席も大盛り上がり。中でもBブロックの対戦は、3人が25000点前後の高スコアを叩き出すという接戦となっており、解説を担当していたパズドラ公認プレイヤーのコスケ氏が「これだけのメンバーが一度に消えるのはもったいない」と惜しんでいたほど、多くの名勝負が生み出されていた。
そんな激戦を勝ち抜いたのは、海斗選手、YUYA選手、LUKA選手、ダックス選手ら4名のプレイヤー。一発勝負だった準決勝までと異なり、3回分のチャレンジの合計で最終スコアを競い合うことになる決勝戦では、初戦で高スコアをマークしたLUKA選手、ダックス選手の二人が他を大きく突き放したかと思いきや、続く2戦目で海人選手が25000点という最高スコアで一気に二人へと肉薄するというきわどい展開に。しかしその後の最終戦では、LUKA選手が道中から最後のボス戦まで、まさに完璧で無駄のないプレイングを披露し、決勝トーナメント全体での最高点となる26000点を超えたスコアを土壇場で叩き出すことに成功。その強心臓っぷりを見せつけると共に、2位以下を大きく突き放しての文句なしの優勝を飾った。そのプレイは「完璧すぎて鳥肌が立った」と解説陣も脱帽していたほどで、大会常連として毎回安定した結果を残しながら、ついに念願の初優勝も果たしたLUKA選手に対し、客席からは惜しみない拍手が送られていた。
コラボから新モンスター、「バズドラレーダー」の対戦機能まで、数々の新情報が公開!
大会の合間や終了後には、「パズドラ」に関連した多数の最新情報の発表も行われた。
まずコラボ情報として、諫山創氏原作の人気コミック「進撃の巨人」とのコラボレーション第2弾が決定。新たに「アニ・レオンハート」と「ライナー・ブラウン」の2人のキャラクターの参戦に加えて、すでに「パズドラ」への登場を果たしている「エレン・イェーガー」と「リヴァイ」の2キャラクターに関しても、新たに究極進化(分岐)が実装されることが発表された。会場では究極進化後のエレンとリヴァイの性能が公開されており、中でも活躍の機会が多そうな、ソロプレイ時にタマゴのドロップの率を向上させるというリヴァイのリーダースキル「全然なってない、全てやり直せ」には大きな注目が集まっていた様子。本コラボは6月5日の10:00よりスタートし、お馴染みになりつつある1回分の無料ガチャも行われる。
加えて、世界的人気を誇るスクウェア・エニックスのRPG「ファイナルファンタジー」シリーズとのコラボレーション第4弾の実施も決定。こちらは新たに参戦するキャラクターや開始時期などの詳細は明かされなかったものの、キャラクター立ちがドット絵へと進化し、加えてアニメーションまでするという、これまでの「パズドラ」にない新たな試みが実装される予定だという。
一方、新たにフェス限定となるモンスターとして公開されたのが「零龍喚士・ネイ」。ネイはチームのサブを龍喚士・龍契士(コラボは除く)で統一している場合、攻撃力が8倍、回復力が3倍となるリーダースキルを所持しており、その時点でも十分に優秀な性能なのだが、「雷天の零龍喚士・ネイ」「大弯の零龍喚士・ネイ」「玻璃の零龍喚士・ネイ」「解放の零龍喚士・ネイ」「黒天の零龍喚士・ネイ」の5種の究極進化の分岐も用意される。火・水・木・光・闇の5属性の中から、自分の求める属性を選択できるため、入手できればどんなプレイヤーにとっても役立つ性能となっているようだ。
なおネイのリーダースキルの対象にもなっている「龍契士」は今後も続々実装される予定で、会場では「滅腕の龍契士・6号」「冷牙の虚龍契士・キリ」「裂爪の蜜龍契士・ターティス」「狂影の恐龍契士・リィ」「歪想の妖龍契士・クーリア」ら、5人のキャラクターのイラストも公開されていた。
その他、「パズドラマル秘情報」と題されたコーナーでは、18体ものモンスターの進化情報も公開。人気キャラクターであるソニアの究極進化(分岐)や、強力なスキルを多数所持するウルド・ヴェルダンディ・スクルドらの性能が判明したこともあり、会場は大盛り上がりとなっていた。なおこれらの進化は5月29日の18時から実装予定となっている。
さらには「パズドラ」と連動機能をもつスマートフォンアプリ「パズドラレーダー」に、待望の対戦機能が実装されることも明らかに。「パズドラレーダー」ではスマートフォンのGPSを利用することで、各地のさまざまなモンスターメダルを収集することができる機能が搭載されていたが、その際に集めたメダルからモンスターを誕生させることで、作成したチーム同士での対戦が行えるようになるという。
またプレイヤーの分身となるキャラクターはガチャドラから入手可能な「ソウルアーマー」を装備することができ、ソウルアーマーがもつスキルの一部効果は入手時にランダムで決定される。さらにモンスターの覚醒スキルも、プレイヤーの好みに合わせたカスタマイズが可能となっており、同種のモンスターを編入していても、プレイヤーによってまったく異なる個性をもったチームが完成するようになっている。
こちらの実装時期についてはまだ明かされなかったものの、会場では「パズドラ」シリーズプロデューサー・山本大介氏とお笑いコンビ・ハライチの岩井勇気さんによる実機を使った対戦プレイも行われており、開発はかなり順調に進んでいる様子だった。
対戦画面はニンテンドー3DS用ソフトである「パズドラクロス」に近く、スキルターンとパズルターンの2つを駆使し、 相手の体力をゼロにすることができれば勝利となる。パズルの腕前はもちろんのことながら、 相手の行動を読んで的確なスキルを使用するという戦略性が非常に重要となってきそうだ。 |
ライブに大会、新情報の発表と盛りだくさんの内容となっていた「ガンホーフェスティバル2017」。イベントの最後に登壇したガンホー・オンライン・エンターテイメントの代表取締役社長 CEO 森下一喜氏からは、新規タイトルの準備が進んでいることを匂わせる発言も飛び出しており、看板である「パズドラ」を筆頭に、今年もたくさんのゲームで我々を楽しませてくれそうだ。
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