エレクトロニック・アーツは、本日6月10日(米国時間)に自社イベント「EA PLAY」を開催した。ここでは、現地でプレイすることができた「ニード・フォー・スピード ペイバック」のショートインプレッションを掲載する。

11月10日に全世界同時発売が予定されている「ニード・フォー・スピード ペイバック」。レースゲームでありながら、その目的はトップでゴールすることではない点が最大の特徴だ。

プレイヤーはフォーチュン峡谷に広がるオープンワールドの中で、街のカジノや犯罪、警察を牛耳る謎の巨大組織「ハウス」とマシンバトルを繰り広げる。こうして裏社会で名声を勝ち取っていくのだ。

会場に展示された2台のマシン。ゲーム中で放棄されたクルマをチューニングしてスーパーマシンにできることもあって、古いクルマも用意された。
なぜか多摩ナンバー。

今回のデモプレイでは、ハウスから最新鋭のマシンを奪うシーンを体験できた。プレイヤーは自らのマシンを駆って目標となるトラックを追いつつ、「ハウスの追手を倒す」「トラックに追いついてクルマを横につける」といったさまざまな課題をクリアしていく。

本作の醍醐味は、クルマ同士のマシンバトルにある。トラックを追う途中、ハウスの手先であるクルマが妨害してくるのだが、これをボディのぶつけ合いなどで破壊していくのだ。

シンプルに体当たりを繰り返せば破壊できるのだが、それではスピードダウンして、トラックを見失ってしまう。タイミングよく側面にボディを当てて敵の進路をそらし、そのまま木や外壁などの障害物にぶつけるようにしよう。そうすると、スピードを落とさないまま一発で倒すことができる。

この時、破壊されるほうのクルマが盛大に跳ねるシーンがスローモーションで映し出される。いかにも高そうなクルマが吹っ飛んでいくさまは、まるでアクション映画のよう。一種のカタルシスが味わえる、本作の大きな特徴のひとつだ。

ちなみに、一定のコースから外れると警告が表示され、カウントダウンの間に戻らないとゲームオーバーになってしまう。「オープンワールド」と銘打たれたレースゲームならではの醍醐味は、また別のシーンで味わえるのだろう。こちらも詳細が待たれるところだ。

さて、デモプレイは最新鋭のマシンを見事奪取したところで終わるのだが、この後の物語も気になるところ。復讐を果たすべく集結した、「レーサー」の異名を持つタイラー、「ショーマン」のマック、「ホイールマン」のジェスたちが裏社会でどのように名乗りを上げるのか? 重厚なストーリーも楽しめそうなレースゲームだ。

このように、単純にチェッカーフラッグを受けるレースゲームとは一味違うのが「ニード・フォー・スピード ペイバック」だ。ゲームならではの超スピードと迫力のマシンバトル、そして細やかなドライビングテクニックが同居する、新たなスタイルのカーレースゲームと評することができるだろう。

ニード・フォー・スピード ペイバック

エレクトロニック・アーツ

PCダウンロード

  • 発売日:2017年11月10日
  • 12歳以上対象
  • Origin

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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