ひとつくらい、自分で一からデッキを作ってみたい。そんな「シャドウバース」プレイヤーへ、デッキを組む上でのコツをマスターが紹介します。
カードゲームといえば、実際にプレイしている時よりもむしろ、いろんなカードに触れながらデッキを妄想している時のほうが楽しかったりすることってありますよね。
しかし、いざ実際に使ってみると、思うようにデッキが回らなかったり、やりたいことができずに負けてしまうことも多いはず。今回は、自分で一からデッキを組む際のコツを、4つのポイントから紹介したいと思います。
その1:どんなカード(コンセプト)で戦いたいか
デッキを組む際にまず決めておきたいのが、どんなカードを使いたいか、あるいはどんなコンセプトで戦いたいかということ。目的を明確にしたほうがカードを選別しやすいですし、より効果的で相性の良いカードが自ずと見えてくるはずです。
「シャドウバース」はビジュアルも多彩なため、各々お気に入りの1枚がきっとあるはず。それらを組み込んだデッキを作りたいなら、まずはしっかりとそのカードを活かせるような道筋を思い浮かべておき、最適なコンセプトを敷いてあげるようにしましょう。
その2:勝ちプランを設定・把握する
骨組みが決まったら、次は肉付けです。アグロ、ミッドレンジ、コントロール等々、本作にはさまざまなデッキタイプと戦略がある中、実際にどういった戦法で勝利に繋げるかをイメージしながらカードを選んでいきましょう。
この時、キーカードがどんな局面で活躍するのか(中盤の切り返し要員、勝負を決めるフィニッシャーなど)を意識し、それまでどう凌ぐか、あるいはそこからどう勝利に繋げていくかを考えてほかのカードを組むと、まとまりが良くなるでしょう。
その3:コストバランスを考える
デッキを組む際、バランス良く組むためのポイントとしてよく言われるのが、“コストカーブを意識する”ことです。コストグラフを見て、低コスト帯(1、2、3コスト)を頂点になだらかに下がっていくような形のコスト分布が、最も事故が少なく理想的と言われています。
とはいえ、アグロ系なのに大型のフォロワーが多かったり、ミッドレンジなのに序盤を厚くしすぎて後半戦の爆発力がなくなってしまったりしては本末転倒です。あくまでコンセプトに沿ったコストカーブを描くことが重要です。
また、入れたいカードが多すぎて困ったら、各コスト帯を意識しつつ、「除去はほかにあるから、このコストには他のカードを入れよう」といったように、コスト帯別にあるカードの役割にフォーカスして入れ替えてみましょう。
序盤から絶え間なく攻め立てるアグロ系だとコストカーブは右肩下がりに。逆に高コスト帯が主力だったり、コントロールタイプのデッキだと、バランスは凸凹になりやすいです。コストカーブは、“必ずそうでなければならない”というものではなく、あくまで指標としてとらえておきましょう。 |
その4:フィニッシャーの設定
フィニッシャーとは勝負を決定付ける強力なカードのことです。《ディースの裁き》や《沈黙の魔将》といった強力無比なカード群が使用できるようになる《サタン》や、盤面を強制的にリセットし、なおかつ全カードの中でも最高のスペックを誇るフォロワー《バハムート》などが有名でしょうか。
相手の攻撃を凌いだのはいいものの、攻め手に欠けて結局負けてしまうパターンもよくあることです。特にコントロール系のデッキなど、足が遅く受け身になりやすいデッキの場合は、勝負の“ケツ”を持たせるカードを採用していたほうが勝ち筋も明確になり、扱いやすくなるでしょう。
“対処されなければ(できなければ)勝ち(負け)”という、単純明快なカードパワーを持つフィニッシャーたち。使う分には心強い存在ですが、相手に使われた際の対処方法も、しっかり考えておかなければなりませんね。 |