バンド&オーケストラで荒ぶる神との戦いを追憶――「GOD EATER ORCHESTRA LIVE~フェンリル極東支部公演~」

バンド&オーケストラで荒ぶる神との戦いを追憶――「GOD EATER ORCHESTRA LIVE~フェンリル極東支部公演~」

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バンダイナムコエンターテインメントは、10月7日にパシフィコ横浜で音楽イベント「GOD EATER ORCHESTRA LIVE~フェンリル極東支部公演~」を開催。ここでは、その模様をお伝えしよう。

2010年に発売されて以降、ゲームをはじめコミックやアニメなど多岐に渡って広がりをみせてきたアクションゲーム「GOD EATER」シリーズ。椎名豪氏の手掛けた音楽面での評価も非常に高い本シリーズが、発売7周年を迎えてシリーズ初の単独音楽イベントを行った。

まずお伝えしたいのは、本公演は単純にゲーム内のサウンドをバンドとオーケストラ編成で楽しめるといったものだけではない。アニメーションで描かれたオープニングやゲームの終わりを告げるエンドロール、ドラマチックなイベントムービー、迫力のバトルシーンは勿論、ミッション受注時か完了時のSEなどに至るまで細かに挿入されていてプレイヤーがこれまで体験した感覚をそのまま取り出したような演出は見事しか言いようがない。「神機使い」として幾度となくアラガミを討伐し、キャラクターと共に多くの試練を乗り越えた7年分の記憶が音楽を通じて“喚起”されるような感覚だった。

シリーズの軌跡をバンド&オーケストラのサウンドで振り返る

1曲目は「GOD EATER」のオープニングテーマ「Over the clouds」を、ゲームさながらにムービーと合わせて堪能。画面には「GOD EATER 2 RAGE BURST」から「GOD EATER」までシリーズのロゴが順に表示されていき、サウンドと相まってさまざまな感情が呼び起こされていく。

続いて、ステージには伊藤かな恵さんが登場。オペレーター・竹田ヒバリが今日という日を楽しんでほしいという挨拶の途中で緊急事態を知らせるアラームが鳴り、強力なオラクル反応が発見される。ヒバリがこの場に集った神機使いに力を貸してほしいと訴えると会場からは大きな拍手が巻き起こり、場面はアラガミ討伐へと移行していく。

中川奈美さんとコーラス隊にバンドが加わり、重厚さがさらに高まった「街を覆う影」にはヴァジュラが、より激しく情熱的にアレンジされ、バイオリンのソロが際立った「炎の舞」にはボルグ・カムランが映像に登場。アルファ隊が無事に討伐を終えたところで、ブラボー隊も交戦をスタートする。中川さんの力強いボーカルと繊細かつ迫力あるオーケストラに心を奪われる「神々の食卓」にはグボロ・グボロ、重なり合うコーラスから壮大なサウンドへと昇華していった「迫る悪夢」にはシユウが現れ、気が遠くなるほど戦い抜いたアラガミとのバトルシーンが音によって再現された。

中川奈美さん

見事にアラガミは撃退したはずだが、オラクルの共鳴が起きたためかエイジス島にてアルダーノヴァの反応が確認される。とある人物を思い出したヒバリはエイジスへ向かうよう神機使いたちに依頼し、自身はフェンリル特設交響楽団と共に曲を届けると約束。こうして、さらに荘厳さを増した「Deo Volente」と共に神機使いは戦いへと身を投じる。

激しいバトルシーンから一転し、セピア色に染まったレンとの思い出を振り返る「陽だまりの中で」は少数の楽器のみで演奏。レンとリンドウ、神機使いにとっても忘れがたい記憶の映像が流れる中、ピアノやバイオリンなど中心とした、柔らかな音色が会場を穏やかに包み込んだ。

いよいよ前半戦も終盤に差し掛かり、ジョンさんの高らかな歌声にオーケストラの後方支援が重なった「No Way Back」が始まる。ここではテレビアニメのレンカをはじめ第一部隊のメンバーのバトルシーンが次々と流され、ゲームも含めてディアウス・ピターとの因縁を思い出さずにはいられない。そしてドナ・バーグさんが歌う「神と人と Vocal Ver.」とエンディングの映像ともに、一つの物語は終焉を迎える。神々しさすら感じるアレンジを受けながら純白の衣装に身を包んだドナさんはステージの端から端までゆっくりと移動し、会場中の神機使いに強く訴えかけるような歌声を届けた。

ジョンさん
ドナ・バーグさん

後半戦はオペレーター・フランのアナウンスで開幕し、「作戦会議」のサウンドに合わせて「太鼓笑人めでたい」による太鼓・笛・三味線の圧倒的なパフォーマンスが行われる。赤い雨が降る中を極東支部へ向かうフライアに寄り添った曲は「光のアリア piano solo ver.」だ。

しっとりとしたピアノの音色に酔いしれた後、感応種が現れたというフランの呼びかけで空気は一気に緊迫。静かなスタートから一気に盛り上がる「降り立つ神罰」では「GOD EATER 2」のオープニングアニメーションでのマルドゥーク、中川さんと女性コーラスのハーモニーが美しい「淘汰される者」ではイェン・ツィーとのバトルが描かれる。片目の傷ついたマルドゥークやガルムとの応戦ではジョンさんのボイスが会場に響き渡る「Wings of Tomorrow」が演奏され、それぞれオリジナル曲のイメージをそのままにより深みが増したような印象を受けた。

次の曲は、ステージに和楽器が登場した時から期待していたファンも多いことだろう「黒の一閃」。映し出されたアラガミは勿論オロチで、最強の名を冠した紅蓮のオロチの姿も。伸びやかな笛の音と鋭い三味線のサウンドが体全体に突き刺さる時間をたっぷりと味わった後は、ドナさんが歌う「走馬灯」へ。赤い雨の中で戦うロミオとジュリウスが…という忘れたくも忘れられない思い出がありありと蘇り、涙したプレイヤーも多いことだろう。

「残照」はオリジナルもピアノの荒々しくも美しい旋律が印象的だったが、ここではさらに躍動感が加わり、アグレッシブに生まれ変わった「残照」を展開。映像では「世界を拓く者」とのバトルが描かれ、ある人物への想いをより強く思い返しながら聞くことができた。そして強大なオラクルの偏食場が発生し、極東支部とブラッドは力を合わせて最後のミッション「世界を閉ざす者」の討伐に挑む。「Repulsa」にはパーカッションのメインに和太鼓を据え、コーラスやオーケストラまですべての音が荒れ狂うようなラストバトルにふさわしい演出となっていた。

「無垢なる世界」ではヘリコプターで必死にオラクル反応を探すフラン・ヒバリの姿や、神機使いが会場をライトで照らして自分たちの生存を報告するといった一幕も。エンドロールのイラストを眺めつつ、ラストはMay J.さんの「Faith」。活動10周年を記念したリクエストライブの投票1位が「Faith」であり、自身が作詞をしたこともあり思い入れも強いそうだ。温かな歌声に「GOD EATER 2 RAGE BURST」のオープニングアニメを交え、これまでの軌跡を辿るかのような締めくくりに盛大な拍手が送られた。

May J.さん

やがてスクリーンに映し出されたのは、自らが課した誓約の達成で大きな力を得る「ブラッドレイジ」の場面。クロムガウェインを相手に戦う神機使いが次々と誓約をクリアしていき、いざ「ブラッドレイジ“アンコール”」が発動する。そのままジョンさんが歌う「Blood Rage」へと突入し、あらゆるものから解き放たれた爽快感や万能感を強く体感できた。ゲーム内ではあまり長時間聞く機会はないが、今回披露されたようにフルサイズで聞くとまた一味違った格好良さを感じられるのでぜひサウンドトラックでも聞いてほしい。音楽イベントの終幕を飾る曲は「GOD EATER」で、ユーザーから寄せられたスクリーンショットも公開された。

セットリスト

1:Over the clouds
2:街を覆う影
3:炎の舞
4:神々の食卓
5:迫る悪夢
6:Deo Volente
7:陽だまりの中で
8:No way back
9:神と人と Vocal ver.
10:光のアリア piano solo ver.
11:降りたつ神罰
12:淘汰される者
13:Wings of Tomorrow
14:黒の一閃
15:走馬灯
16:残照
17:Repulsa
18:無垢なる世界
19:Faith

アンコール
20:Blood Rage
21:GOD EATER

「GOD EATER 3」の情報を公開!シリーズ初のスマホRPGも始動

「GOD EATER ORCHESTRA LIVE~フェンリル極東支部公演~」の公演終了後、伊藤かな恵さんのほか、「GOD EATER」シリーズのIP総合プロデューサー・富澤祐介氏、総合ディレクター・吉村広氏、家庭用新作プロデューサー・富山勇也氏がステージに登場し、シリーズの最新情報を発表した。

家庭用最新作のタイトルが「GOD EATER 3(ゴッドイーター3)」に決定し、1st Trailerも公開。これまで神機使いが活動する上で欠かせなかった「腕輪」がまるで手錠のように描かれ、何やら不穏な気配が感じられる。そのほか、新たなステージやアラガミなど気になる要素も垣間見えた。対象機種や発売時期は未定だが、今後の続報に期待したい。

また、iOS/Android向けアプリ「GOD EATER RESONANT OPS(ゴッドイーター レゾナントオプス)」も発表。シリーズ初のスマートフォン向けRPGとのことで、家庭用ゲーム「GOD EATER 2 RAGE BURST」から4年後の世界でフェンリル本部を舞台とした壮大なストーリーが描かれるようだ。新キャラクターはもちろん、アリサやエリナなどシリーズ歴代のキャラクターも出演するという。

タイアップアーティストとして「イトヲカシ」の起用も発表され、本作の物語をベースに書き下ろされた新曲「シンギュラリティ」はPV映像で一部を聞くことができる。すでに登録件数に応じてゲーム内で使える報酬や便利なアイテムなどをプレゼントする事前登録キャンペーンを受付中なので、詳しくは公式ティザーサイトを確認してほしい。

会場内にはキャラクターのパネルや色紙、グッズのサンプルなども展示され、神機と写真を撮るユーザーの姿も見られた。

(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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