韓国・釜山で11月16日から11月19日まで開催している「G-STAR 2017」。ネクソンブースで出展されたPC向け対戦アクションゲーム「Battlerite」を紹介する。
「Battlerite」は、スウェーデンのStunlock Studios ABが開発する見下ろし型の対戦アクションゲーム。多彩なスキルを持ったキャラクターを操作して、カジュアルに対戦を楽しむことができる。会場でチュートリアルと2対2の対戦をプレイすることができたので紹介していこう。
筆者が使用したキャラクターは、二丁拳銃を使う遠距離タイプ。操作は、WASDで移動、マウスボタンやQERFキーなどでスキルを発動できる。
本作で面白いのがキャラクターの視界をリアルに再現している点だ。上から見下ろすタイプのゲームは、障害物の向こう側の敵を視認することができ、敵の動きを見ながら自身の立ち回りや攻撃方法を考えることが多い。
しかし、本作ではキャラクターと同じ視界となっており、キャラクターの目の前に高い壁があれば、壁の向こうにいる敵を見ることはできない。さらに、このキャラクターの場合は、一定時間姿を隠すスキルも使うことができた。そのため、相手からすると壁の向こうに消えた敵が左右のどちらから現れるか、はたまた姿を消して裏に回り込まれるのか、予想できないわけだ。
スキルによっては、チャージ時間が必要だったり、クールタイムがあることも多く、範囲攻撃に対しては回避スキルなどを使用しなければならなかったりと、シンプルな操作ながら考えることは多い。
このように各スキルが密接に関わっており、クールタイムの読み合いなど非常に奥深い駆け引きを楽しむことができるのが最大の魅力だろう。この駆け引きにチームワークが加わるため、シンプルでありながら何度でも遊んでみたくなる、そんなバランスの良い作品に仕上がっていた。
さらに、マップが程よい大きさで、一定時間が過ぎると移動できる範囲が狭まる仕様になっているため、逃げ回る相手を追い回すという展開をほどよく防いでくれているなど、ストレスを感じることも少ない。ゲーム自体テンポが良く好印象だ。
韓国での配信時期は2018年上半期。日本でのサービスは不明だが、今後が楽しみな作品だ。