タイトーは本日1月11日、スペースインベーダー誕生40周年発表会および「PLAY!スペースインベーダー展」の内覧会を開催した。

2018年6月で40周年を迎える「スペースインベーダー」。そのアニバーサリーイヤーのキックオフイベントとして、1月12日より六本木ヒルズ展望台 東京シティビューにて「PLAY!スペースインベーダー展」が行われる。

同会場で行われた発表会の冒頭では、タイトー 取締役社長 山田哲氏が挨拶。1978年6月のお披露目以来、大きなムーブメントを生んだ「スペースインベーダー」。40年を経た今でもタイトーのコーポレートロゴとして息づいており、ワールドワイドでも人気のあるタイトルとして、さまざまなコラボレーションも行われている。

タイトーでは、“スペースインベーダーの日”に制定している2018年6月16日に向けて、さまざまな施策を行っていくという。そのキックオフとなる「PLAY!スペースインベーダー展」では、「スペースインベーダーとあそぼう」をテーマに、なじみのある人はもちろん、これまで知らない人にも「スペースインベーダー」を通じた遊びを提供していくことが紹介された。

森アーツセンター 東京シティビュー代表の松島義尚氏からの挨拶を挟み、本イベントのコンテンツ制作を行うスクウェア・エニックス 執行役員の渡辺泰仁氏から、同社によるロケーションベースのエンタテインメントを制作するプロジェクト「SQUARE ENIX LIVE INTERACTIVE WORKS」の立ち上げが発表されるとともに、各コンテンツの概要が語られた。

今回体験型コンテンツとして出展されるのは4つ。そのうちの一つ、「SPACE INVADERS GIGAMAX」は世界初となる10人同時プレイが可能な「スペースインベーダー」だ。縦7m×横15mの強大な窓面にプロジェクション・マッピングでゲーム映像を投影。六本木の煌めく夜景に次々と襲来するインベーダーたちを協力しながら倒していく。

「NOBORINVADERS(ノボリンベーダー)」は、昨今注目を集めるボルダリングとプロジェクション・マッピングを組み合わせた新感覚の体験型アトラクション。180インチのクライミングウォールに出現するインベーダーを登って叩いてやっつけるだけのシンプルなもので、ボルダリング初心者でも楽しめる難易度になっているという。

「バハムートディスコ feat. SPACE INVADERS」は、スクウェア・エニックスが昨年7月より長崎・ハウステンボスで展開しているHMD(ヘッドマウントディスプレイ)無しで楽しめるVRアトラクションを本イベントに合わせてカスタマイズしたもの。楽曲に合わせて攻めてくるインベーダーたちを、リズムに乗ってやっつけていく。

「ARKINVADERS(アルキンベーダー)」は、プロジェクションされたバーチャルフィールドの上で、体を動かして遊ぶ体験型ゲーム。足を使ってボールを蹴るだけの操作で、協力しながら目の前のインベーダーを倒していく遊びが楽しめる。

続いて、タイトー 取締役の坂口彰信氏からはアミューズメント施設向けに提供されるコンテンツを紹介。まずは海外向けに提供されてきた「SPACE INVADERS FRENZY」の日本展開が発表、さらに「スペースインベーダー」30周年の際に生まれた「パッピーボタン」の最新版となる「ハッピーボタン3」をプレイ無料で提供することも明らかになった。

また、タイトーがSteamに参入することは既報の通りだが、第1弾として2018年2月に「スペースインベーダー エクストリーム」、第2弾として2018年春に「グルーヴコースター」を配信することが明らかになった。これらの詳細は後日発表予定とのことなので、続報に期待しよう。

タイトー 執行役員 金山富幸氏からは「スペースインベーダー」のマーチャンダイジングに関する施策が紹介される。マーチャンダイジングについてはこれまで海外向けに数多く行われてきたが、40周年を迎える今年は日本国内向けにも数多くの商品化を実施していくという。

会場ではタカラトミーアーツとのコラボレーションによるカプセルトイ展開などを紹介。さらに今回の目玉として、田中貴金属ジュエリーが制作した、40周年にちなんで400gの純金を使用した「黄金のインベーダー」(受注販売)や、「PLAY!スペースインベーダー展」の物販コーナーで先行販売される「スペースインベーダーシルバーペンダント」、1月12日よりタイトーECサイト「Taito Toys Market」で販売される「インベーダージャンボクッション」などの各種グッズもお披露目となった。

その後は、タイトー アドバイザーで「スペースインベーダー」の開発者である西角友宏氏が登壇。40周年を迎えたこと、そして施策の数々に驚きの様子を示しつつ、開発当時を振り返っていく。今回制作されたコンテンツについては関わっていないそうだが、実際のプレイを楽しみにしていると期待を寄せた。

さらに当時のエピソードを振り返るべく、「ゲームセンターあらし」の作者として知られる、京都精華大学マンガ学部キャラクターデザインコース教授のすがやみつる氏も加わって、トークを展開。同じく40周年を迎えた「ゲームセンターあらし」の誕生秘話が語られるとともに、実は2人が初めて出会ったのが2013年のCEDECだったことや、西角氏自身が「スペースインベーダー」の稼働当時は開発に夢中でほとんどプレイしていなかったことなど、歴史を感じさせるエピソードが披露された。

「PLAY!スペースインベーダー展」の様子をフォトレポート

最後に、上記で触れられなかった会場内の様子を写真で紹介。カフェメニューおよびグッズ情報についてはこちらの記事もチェックしてみてはいかがだろうか。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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