スクウェア・エニックスは、Nintendo Switch用ソフト「Project OCTOPATH TRAVELER」について、ゲーム概要、および体験版アンケートフィードバックを公開した。
「project OCTOPATH TRAVELER」とは
コンセプト
物語の舞台となるのはオルステラ大陸。主人公の8人の旅人たち。きみはその一人として、この世界を自由に旅することができる。
生まれた場所も 旅の目的も
そして特技も異なる8人―はたして君は どのような旅を体験するだろうか?
旅立とう。きみだけの物語へ―。
ドット絵の進化系「HD-2D」
本作は昔ながらの“ドット絵”に、“3DCG”の画面効果を加えた独特のエフェクトが織りなす幻想的な世界を旅することができる。
戦略的かつ爽快なコマンドバトル
本作は親しみやすいコマンドバトルをベースにしつつ、「コマンドブースト」や「ブレイク」などのシステムを加え、懐かしくも新しい、戦略的かつ爽快なバトルを楽しむことができる。
体験版アンケートフィードバック
2017年9月から配信されている体験版のアンケートを元に、本作をさらに良きものにするべく、検討、修正が加えられた箇所を紹介する。
移動速度に関する要望
ファストトラベルの実装
「1度行った場所への移動が面倒」というご要望にお応えし、より世界を快適に旅できるよう、瞬時に町から町へ移動できるファストトラベル機能を実装しました。
「走り」「歩き」の仕様変更、さらに「スピードアップ」の追加
体験版で「Bボタンで『走り』『歩き』を切り替えるという仕様が使いづらい」という声にお応えし、『走り』『歩き』をスティックの傾きで自動変化する仕様に変更しております。
加えて、「移動速度が遅い」との声も多くありましたのでBボタンを押している間だけ通常の「走り」状態より、さらにスピードアップできるようにしました。
その代わり、フィールドなどでは「エンカウント率アップ」というデメリットが追加されますが、バトルをしたい時にしやすくなったというメリットとしても感じてもらえる仕様です。
マップの視認性に関するご要望
行き先レーダー機能の実装や、テクスチャなどの調整
「どこに行けばいいのか、分かりづらい」という声にお応えし、だいたいの行先がわかるレーダー機能を追加しました。また「ダンジョンなどのマップが見づらい」という声にお応えし、道幅や、テクスチャの色味の調整、ガイドとなる物を配置するなどの修正も細かく行っております。
明るさや、画面効果の調整機能を実装
HD-2Dならではの画面効果についても、人によっては視認性のさまたげになる場面があるとの声もありましたので、明るさの設定とともに、オプションにて調整可能にいたします。
イベント進行に関するご要望
イベントスキップの実装など
ボス戦に敗北した場合など、「同じイベントをフルで見なければならない」という不満点を解消すため、製品版ではイベントスキップを実装いたします。
また進行中のメインストーリー、サブストーリーをメニュー画面で閲覧できる機能も実装する予定です。そのほか、テキストの表示速度もオプションで調整可能になるなど細かい修正を加えております。
メニューの触り心地に関するご要望
セーブにおけるカーソルのデフォルト位置調整
体験版では、セーブデータのカーソル位置が適切になっておらず、「間違ってセーブデータを上書きしてしまった」という意見も多く受けました。製品版では、カーソルのデフォルト位置をロードデータに準ずるよう調整いたします。
セーブ枠をオートセーブ含め10個に拡張
製品版ではオートセーブ枠1つを含め10個に拡張します。そのほか、「ヘルプテキストの文字が小さすぎる」「メニュー内での挙動をスムーズにして欲しい」などのご意見についても、対応調整中です。
バトルに関するご要望
バトルについての調整
「バトルをもっと面白くしてほしい」とのご要望も頂いております。最大4人パーティでのバトルは体験していただけておりませんし、まだ体験版に搭載されていない未公開情報もごcざいますので、バトルの調整に関しましては、真摯に受け止めつつ、慎重に検討させて頂ければと考えております。こちらに関しましては続報をお待ちください。
体験版で得られるプレイ体験
本作は2017年9月から無料体験版を配信しております。まだまだ隠された要素もありますが、体験版でも十分楽しむことが出来る本作ならではの要素をご紹介します。
8人の主人公
生れた場所も、旅の目的も、そして特技も異なる8人の中から1人を選ぶことができます。どこに行くか、誰を仲間にするか等も、プレイヤーが自由に選択することできます。体験版では「剣士 オルベリク」「踊子 プリムロゼ」の二人を遊ぶことができます。
剣を振るう意味を失った亡国の騎士 剣士オルベリク・アイゼンバーグ
35歳、男性。君は、山々に囲まれたハイランド地方にある小さな村に身を寄せている“剣士”だ。かつて、王国で”剛健の騎士”と呼び称えられた君だがある戦乱で敗北を喫し、敬愛する王と国を失った。
「俺は、なんのために剣を振るえば……」
そんなある日、君は思いがけず1人の男の名を耳にする――
剣士にふさわしい物理攻撃力に優れており、アタッカーとしてパーティに貢献します。また、強力な剣技で敵をなぎ倒していくだけでなく自らが盾となり敵の強力な攻撃からパーティーを守ることができます。
父の仇を追う元貴族の令嬢 プリムロゼ・エゼルアート
23歳、女性。
君は、砂漠広がるサンランド地方にある歓楽街で“踊子”として暮らしていた。
しかし本当の君は、有力貴族エゼルアート家の令嬢である。君は踊子に身をやつしながら、ある男を捜しているのだ。
「カラスの入れ墨……お父様を殺した男……!」
そんなある日、君は酒場に現れた1人の男に目を奪われる――
様々な舞で、様々な能力を上げるサポート役としてパーティに貢献します。また、舞の中には攻撃魔法と同等の効果を持つものもあるため、攻撃から援護まで一手に引き受けることができます。
フィールドコマンド:試合
8人の主人公はそれぞれフィールドコマンドと呼ばれる独自の能力を持っています。
オルベリクのフィールドコマンド:試合
剣士オルベリクはフィールド上のNPCに対して試合を申し込むことができます。進路を妨害する敵をねじ伏せたり、闘いによって悪人を成敗することができます。勝利することで、時にはレアなアイテムを獲得できるかも?
プリムロゼのフィールドコマンド:誘惑
踊子プリムロゼはフィールド上のNPCを誘惑し、連れまわすことができます。探し人を見つけてきて再開させたり、逆に苦手な人を連れてきて困らせたりすることができるかも?また、バトルに加勢させることも可能です。
コマンドブーストとブレイク
本作では従来のコマンドバトルに加え、コマンドブーストとブレイクというシステムが戦闘により戦略性を付加し、プレイヤーごとの腕が試されます。
コマンドブースト
1ターンに1ずつ溜まるブーストポイントを消費することで各種行動をより強化するものです。最大である3段階目まで強化すれば、ただの物理攻撃でも4連攻撃、特殊攻撃であればその威力を格段にアップさせることができます。
ブレイク
各エネミー(敵キャラクター)には弱点となる属性と、その属性への耐久回数であるシールドポイントが用意されています。プレイヤーが各エネミーの弱点属性で攻撃することでシールドポイントが減っていき、0になるとエネミーは1ターン行動不能に加え、防御力が下がります。コマンドブーストと組み合わせることで、ブレイク後に大ダメージを与えたり、ピンチの際に敵をひとまず行動不能にするなど、プレイヤーの戦略次第で戦況が左右されます。
オルステラ大陸の紹介:ハイランド地方
オルステラ大陸の南東部に位置する、山脈連なる地方。200年の歴史を誇るホルンブルグ王国が支配していたが、8年前に内乱によって滅亡。以後、各領主によるにらみ合いが続き、現在も小競り合いが続いている。高地と険しい山々では、酪農や高地に適した野菜・果実などの栽培が主な産業となっている。また、羊皮紙に変わるものとして、良質の木材を使用した紙の生産も始まっており、書物工房が集まるストーンガードの町なども存在する。
オルステラ大陸の紹介:サンランド地方
オルステラ大陸の南部に位置する、砂漠広がる地方。砂漠に点在している、わずかなオアシスや自然を巡って、12の部族が支配と従属を繰り返してきた。だが、約100年ほど前に、マルサリムの町を拠点としていたヤシュム氏族の働きにより、氏族間の和解が成立。トライブリア連合王国として統一を果たした。以降、4年に一度開かれる選王会議によって、どの氏族から国王を選出するかを決定している。現在の国王はヤシュム氏族族長のカリム。
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※画面は開発中のものです。
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