東京・ベルサール秋葉原にて開催中の「セガフェス2018」において本日4月14日、「~すべてのセガファンに感謝をこめて~ SEGA Fan Meet-Up 2018」と題したプレゼンテーションステージが実施された。
本ステージに登壇したセガホールディングス 代表取締役会長CEO 里見治紀氏は、冒頭でグループで掲げている「感動体験を創造し続ける」というミッションを体現するイベントだと「セガフェス」の意義を説明。その上で初公開となる、4つの最新情報を公開した。
1つ目の発表は、Nintendo Switch向けにリリースされる新生「SEGA AGES」だ。タイトルはすべてダウンロード販売となり、15タイトル以上を2018年夏より日本・北米・欧州で同時展開される。
今回はその中から「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」、「サンダーフォースIV」、「ファンタシースター」の3タイトルを発表。開発はこれまでも「セガ 3D復刻プロジェクト」などに参加しているエムツーが担当、全タイトルに追加要素の搭載が予定されている。
2つ目の発表は、2018年にメガドライブが30周年を迎えることを受け、「メガドライブ ミニ(仮)」が2018年内に発売予定であること。会場では里見氏自らが実物を手にしてアピール。タイトルはハードを代表するものからマニアックなものまでラインナップしているということで、詳細は近日中に公開するとのことだ。
続いては、20106年11月に行われた前回のセガフェスでの「第1回セガフェス総選挙 復活希望部門」で上位に入ったタイトルから、2つの新情報が明らかになった。
まずは4位にランクインしていた、世界でも根強い人気を誇る「シェンムー」2作品をセットにした「シェンムーI&II」をPS4で2018年に発売することが発表。こちらについてはセガ・ヨーロッパ パブリッシング部門 EVPのジョン・クラーク氏が、通訳とともに芭月涼、玲莎花の姿に扮して登場、セガファンの前で発表できたことへの喜びを示す。
今回の制作にあたっては、オリジナル版のクラシックな世界を丁寧に再現することを意識しているということ。言葉の端々から「シェンムー」へのリスペクトが見える点からも、リリースに期待しよう。
そして最後に発表されたのが、総選挙でダントツの1位だったという「サクラ大戦」の完全新作プロジェクトが進行していることだ。「新サクラ大戦」は里見氏自ら製作総指揮を執っており、大正29年の帝都・東京を舞台に、「サクラ大戦」DNAを受け継ぐものになるという。
今回の発表はここまでにとどまったが、近日中にプロジェクト全体の発表会を開きたいと思っているとのこと。こちらにはユーザーも招待する予定であり、その参加方法はサクラ大戦.comで告知するそうなので、こちらもぜひチェックしておこう。
すべての発表に共通しているのは、どれもが往年のセガファンに向けたものになっていること。それぞれの今後の展開にも注目だ。