Com2uSが展開している世界136ヶ国で人気のゲームアプリ「ワンダータクティクス」。先日2周年を迎えたこの名作RPGをより深く楽しむためのボイスドラマ「私の英雄(ヒーロー)に祝福を!!」が、YouTubeチャンネル「GM Channel」にて公開中。その最新話となる第12話「アミ族はスーパーアイドル」が5月12日(土)に公開された。
前編・後編と2回に渡って公開される「アミ族はスーパーアイドル」には、ゲーム内にも実装されているホアミ、モアミ、グアミが登場。ギルドの知名度を上げるため、アミ族である彼女たちをアイドルデビューさせて広告塔にしようと目論むツバキたちだったが……。
これまでのストーリーとはまた一味違った面白さのある第12話。今回はその収録を終えたツバキ役の高野麻里佳さん、ホアミ役の高井舞香さん、モアミ役の月野もあさん(仮面女子)、グアミ役の春瀬なつみさんに、作品の魅力やドラマの聴きどころなどをお聞きした。
プロデュースする相手は似た者同士
――第12話(前編、後編)ではツバキたちがアイドルをプロデュースするとのことですが、どのような内容なのでしょうか?
高野さん:今回はみんながハッピーになれるコミカルに振ったお話になっています。これまでは心温まるお話や胸が痛くなるようなお話もあったのですが、メインの3人(ツバキ、タルト、テミラ)が一番はっちゃけたお話になりました。
――そんなツバキたちにプロデュースされる3人について教えて下さい。
高井さん:ホアミ、モアミ、グアミの3人は、“アミ族”という今は散り散りになってしまったケモミミ族の子たちです。その中で私が演じたホアミちゃんはお姉ちゃん役になります。アミ族の再興のためにしっかりしようとしているんですけど、なぜかドジっ子属性があって……(笑)。でも、本人はそれを認めずにしっかり者だと自負しています。
春瀬さん:グアミちゃんはネズミ耳の女の子です。年齢は14歳ぐらいですけど、見るものすべてに感動するような無邪気で天真爛漫の子なので、だいぶ幼く演じました。2人(ホアミ、モアミ)のことをライバル視しているというか、自分が一番可愛い自信があるので、可愛さでは負けたくないという情熱を持っています。
高井さん:耳がネズミだから、語尾に「でちゅ」って付くんだよね。
春瀬さん:それがめっちゃ可愛くて。最初はどうしようと思ったんですけど、意外と自然に「でちゅ」と出来たので良かったなと思います。
高野さん:グアミちゃんはツバキちゃんが一目惚れして推している(プロデュースする)んですよ。お母さんやお姉ちゃんのような身内感で「ほんと可愛いのよ、この子は」という親バカを発揮しています(笑)。
月野さん:モアミちゃんは腹黒いところが垣間見える子で、(プロデュースしてくれる)タルトさんとは“先輩・後輩”のような関係性です。お互いにちょっと黒い部分があるから波長が合うみたいで。最初は「うわ~、タルトさんか……」という感じなんですけど、すごくいいペアでアフレコしていて楽しかったです。
高井さん:似ているということでは、テミラさんとホアミちゃんは“お姉さん気質”なところが似ていて、暖かくみんなを見守るタイプですね。
春瀬さん:ツバキちゃんとグアミちゃんはちょっと違うかな?
高野さん:天真爛漫で真っ直ぐ、みんなに可愛がられる気質は合っているんじゃないかな。逆にモアミちゃんは尖っているよね(笑)。
月野さん:初っ端から犯罪じゃないか、ということをやりますからね(笑)。でも、アイドルをやるなら、その貪欲なところがいいと思います。ハングリー精神がないとこのアイドル戦国時代を乗り越えていけないですから!(笑)
高野さん:(今回の話のようなことが実際に)あったことはないですよね?
月野さん:ないです。私のチーム(仮面女子)はすごく平和ですよ(笑)。
高野さん:今回の出演者は、実際のアイドルであったりアイドルコンテンツに関わっている方が多くて、とても豪華なメンバーなのも聴きどころだと思っています。アイドルの小ネタをいろいろアドリブで入れてくれたので、そこも楽しんでもらいたいです。
月野さん:仮面女子のネタを混ぜてみたりとか、ちょっとした小ネタがありますから。
高井さん:“ドルオタの皆さん”がガヤやコールを入れていたりして、そういうアドリブや遊びも満載で楽しかったです。
アイドルに必要なものとは?
――もし自分がプロデュースするなら、どの子を選びますか?
高井さん:モアミちゃんです。
月野さん:やったー!!
高井さん:勝つためにはなんでもやってくれるというのが(笑)。
春瀬さん:向上心があるよね(笑)。
高井さん:私がプロデュースしたら、アイドルには「これやりたいくない」は言わせません。完璧な私のアイドルを作ってみたいです。
高野さん:それなら、手段を選ばないモアミちゃんぐらいの方がついてきてくれるかもしれないね(笑)。
春瀬さん:私はグアミちゃんをプロデュースしたいです。ちょっと控えめな私とは性格がかけ離れているので憧れますし、グアミちゃんみたいに無邪気で積極的に取り組める子はプロデュースしがいがあるなと思います。どこに放り込んでも楽しくやってくれそうなので、そのまますくすく育って欲しいです!
月野さん:私はホアミちゃんです。やっぱり真面目で、挨拶とか礼儀が出来ているのはいいことだと思うんですよ。
高野さん:言葉の重みが違う!(笑)
月野さん:リアルアイドル界を生きていますからね(笑)。そういう子の方が長く続くと思うので、私がプロデュースするなら挨拶や礼儀が出来ていて芯のあるホアミちゃんですね。
高井さん:ホアミちゃんはスタイルにも自信ありますから!
月野さん:しかもドジっ子! 完璧です!(笑)
高野さん:私はテミラ、タルト、ツバキの3人娘もいいと思うんですよ。テミラさんもロリババア……いや、今流行りの属性になれると思うし(笑)。
一同:(笑)。
高野さん:達観した雰囲気のある彼女にリーダーになってもらって、タルトさんが盛り上げ担当、その2人に支えられてツバキは何でも出来るんじゃないかなと。バランスが取れていて、尖りまくった3人ユニットですね。
高井さん:ドラマの中でも良いコンビでしたからね。
高野さん:そうなんですよ。今回のお話では3人がモアミちゃん、ホアミちゃん、グアミちゃんをそれぞれプロデュースしてバチバチ闘志を燃やしていますが、同時にどんどん仲良くなっていくという成長物語も入っているんです。
――やはり、12話まで収録してきて3人のコンビネーションはどんどん良くなってきましたか?
高野さん:最初はフレッシュな絡みから始まって、どんどん仲良くなっていく過程がこれまで描かれてきたました。そして12話は今まで培ってきた絆を発揮出来る回だったので、改めて(ここに至る)土台が出来ていたんだなと気付かされました。
――では、今後はどのような展開を望みますか?
高井さん:歌いたいです(笑)。
春瀬さん:ツアーやりたい。
高井さん:世界中を飛び回っていますからね。コールがいっぱい入るようなアイドルっぽいユニットソングを!
高野さん:彼女たちには人をハッピーにする元気な曲を歌ってもらいたいですね。
高井さん:それを今後のボイスドラマで、いいところに差し込んでいただいて(笑)。
春瀬さん:アミ族を再興させないといけないからね。
高井さん:広告塔として宣伝頑張っていきます!
――そうなるとツバキの看板娘の座が危ないのでは。
高野さん:ツバキちゃんは自分で“看板娘”って言っていますからね(笑)。もしかしたら、グアミちゃんに譲るかもしれないですけど。
高井さん:でも、私たちは“会いに行く広告塔”だから。看板娘に会いたかったら直接ギルドに来てもらって。
春瀬さん:私たちはツアーで周りましょう。
月野さん:インストアライブとかもいいよね。
――この世界なら武器屋めぐり?
春瀬さん:この武器買ったら握手券が付いてくるとか(笑)。
ゲームのプレイスタイルも個性的
――ホアミ、モアミ、グアミはゲーム内にも実装されていて、役割はそれぞれ攻撃系、防御系、サポート系です。皆さんがゲームでキャラクターを1人使うとしたらどんな役割を選びますか?
高井さん:私はビビリだから、回復やサポート系の方が好きです。「ちょっと行ってきて~!後ろで支援するから」って誰かに先に行ってもらって、もうダメだと戻ってきたところを「よしよし」って(笑)。
春瀬さん:私はバカなので、攻撃系しか使わないんですよ(笑)。どのターンも攻撃しまくる……みたいなタイプです。
高野さん:脳筋だ~(笑)。
高井さん:回復は私に任せて!
月野さん:私も攻撃でガンガン殴っていく方が好きですね。どんなゲームでも連打したり、爽快感を求めてプレイするので。ゲームはストレス発散ですからね(笑)。
高井さん:言葉に重みが……(笑)。回復は任せて!!
高野さん:私はどの役割も好きなんですけど……最近はエンチャンター系にハマっています。相手にバフ・デバフをかけたりして、デバフのかかった相手が徐々に弱っていく様を見ていると、自分も貢献している実感がわきます。なので、ただ殴るのではなくて、チーム全体を後ろから支援するような“司令塔”の役割をやれたら面白いですね。
春瀬さん:教えて欲しい(笑)。
高野さん:「この敵の防御力を弱らせておいたらから叩いて!」とか、そういうコンビネーションが出来たら楽しいなと思います。
――「ワンダータクティクス」も戦術が重要ですからね。
高野さん:そうですね。キャラクターを組み合わせることによって、いろんな戦術が生まれますから。
高井さん:戦い方にも個性が出ますね。
――召喚(いわゆるガチャ)をする際に、欲しいキャラクターが来てくれるゲン担ぎやおまじないがあれば教えて下さい。
高井さん:朝の4時、5時は良いってジンクスがあります(笑)。私は夜型なので、寝る前に「いい夢が見られますように」って。
春瀬さん:私は欲しいもののことを必死に考えないようにします。物欲センサーから逃れるために(笑)。
月野さん:「来ない、来ない、どうせ来ない」と思いながらやるのは、すごくわかります。来なくても損した気分にならないよね(笑)。
高野さん:私は開き直ります。出るまで回す気持ちでやって、出たら嬉しいですけどね。でも、だいたいGMコインを通しているのでクレカなら6%還元出来るんですよ。その還元したポイントでまた回そう、それで出たらラッキーぐらいの気持ちで回しています。
高井さん:ポイントだと当たる気がしますよね(笑)。
――最後にメッセージをお願いします。
月野さん:自分の名前が“月野もあ”なので、“もあがモアミちゃんを演じる”ということにすごく感動しました。ワクワクしながら台本を読み、収録させていただきましたので、楽しんでもらえたら嬉しいです。
春瀬さん:グアミちゃんは天真爛漫で、自分が可愛くなるために一生懸命な頑張り屋さんです。セリフの中で変わる表情や、あちこちに入れている可愛さを感じ取って欲しいですし、ライバル視している2人のことも実は大好きだという気持ちも伝わっていたら嬉しいなと思います。
高井さん:台本をいただいた時、“高井舞香がお姉ちゃん役”だと思って喜んでいたら、やっぱりドジっ子属性があって(笑)。「あ~、やっぱりこうか」と思うところもありましたが、ホアミちゃんがお姉ちゃんでいようとしている姿をぜひ聴いてください!
高野さん:アイドルみたいな可愛らしいキャラクターというと加隈亜衣さんの演じたアナベルちゃんがいましたけど、ここまで花のあるお話は久しぶりで楽しめました。個人的にはGM Channelで仮面女子さんにすごくお世話になっているので、(月野さんと)共演出来たことがすごく嬉しくて。このボイスドラマにいろいろな人が出演してくださり、もっともっと盛り上がっていったら嬉しいです。そういう飛躍の回になった気がします。ゲームもドラマもGM Channelもよろしくお願いします!