「ぷよぷよ」での対戦を観戦する際、知っておくとより楽しめるポイントを紹介する「TOKEN先生とヨッシーくんのぷよぷよ観戦講座」。第2回はより実践的な連鎖の組み方を紹介します。
連鎖の組み方の基本について学んだ第1回に続き、第2回では、より実践的な連鎖の作り方について触れていきたいと思います。前回同様、プレイスキルの向上を意識したものではないですが、見る上で少しでも参考になれば幸いです。
※本企画はPS4版の「ぷよぷよテトリス」を使用しています。注記がない限りはデフォルトのルールに則っています。
第2回:連鎖のバリエーションを覚えよう
TOKEN:前回説明した連鎖の仕組みはわかりましたか?
ヨッシー:わかりました! 教えてもらったことを意識して、実際に家で触ってみたら以前より連鎖を組めるようになりました。
TOKEN:次は少しだけ応用編ということで、連鎖のバリエーションを意識して見てみましょう。まずはこちら。
TOKEN:前回教えた連鎖とどこが違うか分かりますか?
ヨッシー:えーっと……… あっ、積み上げる前に違う色で挟んでますね!
TOKEN:そうです! 前回言ったように、結果的に同じぷよが4つ以上揃えば消えるというのがルールなので、先に切り分けてしまえば、そこからさらに置き方のバリエーションを考えやすくなるんです。
ヨッシー:なるほどー。確かにこれなら挟み込んだぷよの色ですぐに次の連鎖へ繋ぎやすくなりますね。
TOKEN:対戦プレイでも連鎖を組む際、極力無駄をなくしておくことが重要になってきますし、この作り方に慣れれば、CPU戦まではほぼ勝てるようになります。
TOKEN:ではさらに連鎖を積み重ねるためには何が必要になるのか、拙いプレイではありますが、次の動画を見てみましょう。
ヨッシー:すごい、8連鎖ですね! でもどういうことなんでしょうか?
TOKEN:挟み込んでの連鎖を作る時は、縦や横に連鎖を重ねていけばある程度の連鎖は生まれますが、それだと作っていく内に混雑したり、行き止まりになってしまいますよね。なので大連鎖を作るためには連鎖の階層そのものを複数用意する必要があるんです。
ヨッシー:なるほど。理屈としては分かるんですけど、実際にどうすればいいんでしょうか?
TOKEN:いちばんシンプルで分かりやすいのは、階層の繋ぎ目、つまりは折り返す部分をあらかじめ用意しておくことです。ひとつ目の連鎖の階層のゴールを先に用意して、その上で連鎖を組み上げていき、完成したら次の層に…という繰り返しですね。これで2ケタ連鎖も構造上は可能になります。実際に選手の方々もこのイメージを土台に組んでいるので、最初は分からなくても、組み上がっていくうちに全体のイメージが見えてくると思います。
ヨッシー:たくさん積み上げられるとどうしても混乱しちゃいますけど、こういう作り方をしているんだと分かれば、見ていても状況が分かりやすいですね。
TOKEN:そうですね。さて、これでおおよその連鎖の仕組みは理解できたはずなので、次回は実際の試合の模様から、観戦のポイントを見ていきましょう!