横浜アリーナにて行われた「テイルズ オブ」シリーズのファンイベント「テイルズ オブ フェスティバル 2018」6月17日公演の模様をお届け。misonoさんのスペシャルライブのほか、新たなマザーシップタイトルの発表も行われた。
目次
- 「テイルズ オブ フェスティバル 2018」6月16日公演をレポート!シークレットゲストにクラトス役・立木文彦さんが登場
- 「テイルズ オブ」シリーズの家庭用ゲーム最新作の制作が発表!「テイルズ オブ ヴェスペリア」10周年イベントの開催も
出演者(※敬称略)
声優
小野坂 昌也 (ゼロス・ワイルダー役/テイルズ オブ シンフォニア) ※司会
浅倉 杏美 (ライフィセット役/テイルズ オブ ベルセリア) ※司会
小西 克幸 (ロイド・アーヴィング役/テイルズ オブ シンフォニア)
鈴木 千尋 (ルーク・フォン・ファブレ役/テイルズ オブ ジ アビス)
折笠 愛 (ジーニアス・セイジ役/テイルズ オブ シンフォニア)
松本 保典 (ガイ・セシル役/テイルズ オブ ジ アビス)
鳥海 浩輔 (ユーリ・ローウェル役/テイルズ オブ ヴェスペリア)
森永 理科 (リタ役/テイルズ オブ ヴェスペリア)
近藤 隆 (ルドガー・ウィル・クルスニク役/テイルズ オブ エクシリア2)
木村 良平 (スレイ役/テイルズ オブ ゼスティリア)
佐藤 利奈 (ベルベット・クラウ役/テイルズ オブ ベルセリア)
竹本 英史 (レイヴン役/テイルズ オブ ヴェスペリア)
津田 健次郎 (ザビーダ役/テイルズ オブ ゼスティリア)
アーティスト
misono(テイルズ オブ ザ テンペスト、テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-)
シークレットゲストとして逢坂良太さん登場!3チームがクイズでガチバトル!?
本イベントでは、司会進行をおなじみの小野坂さんが担当。アシスタントはライフィセット役の浅倉さんが務め、まずはキャスト陣総登場のトークショーが行われた。
今回が初登場となる折笠さんは、共に「やっと参加できた!」と興奮した心境を語り、嬉しさのあまり「楽屋に一番乗りした」とコメント。また6年ぶりの参加となった松本さんも、過去に出演した際に行ったお笑い芸人・スギちゃんのモノマネのことに触れつつ、久しぶりに共演した鈴木さんと仲の良さをアピール。各々気持ちのこもったコメントに会場もヒートアップしつつ、次なるバラエティコーナーへと移った。
今回のバラエティコーナーでは、タイトルの年代順にA、B、Cチームに分かれ、ジェスチャークイズ、伝言ゲーム、ばら撒きバトルをチーム対抗戦で行った。
しかしここで、Cチームの人数が足りないことに木村さんが抗議。ほかチームへの、主に先輩に対する危険な“ポンコツ”発言もあって大盛り上がりする中、今回のシークレットゲストである逢坂良太さんが登場。1チーム4名、計12名による仁義なきクイズバトルの幕が上がった。
まずは、「テイルズ オブ」ジェスチャーバトル。各チーム代表者1名が、後方のモニターに表示される「テイルズ オブ」に関する言葉を、身振り手振りでチームメンバーに伝えるというもの。正解チームには、1問10ポイントが与えられる。
Aチームは2問正解で20ポイント、Bチームも2問正解だが、森永さんがジェスチャー係ということで、特別ルールとして倍の40ポイントを獲得。残るCチームも2問正解で20ポイント獲得。ほかの2チームがBチームを追いかける展開となった。
続く「テイルズ オブ」伝言ゲームは、先頭の人が読んだ文章を、後ろのメンバーへと伝えていくシンプルなルール。しかし、回答を受ける人はイヤモニを外してヘッドホンで周囲の音が聞こえない状態であり、回答も読唇術でのみ読み取らなければならないため、難易度はかなり高めのようだった。
これがなかなかにハードルが高く、最初に挑戦したAチームは鈴木さんから折笠さんに伝達するところで大苦戦。正解は「ガイ様華麗に参上!」だが、折笠さんから小西さんに伝えるところで重大な伝達ミスが発生、最終的に「神様華麗に参上!」から「俺様華麗に参上!」へと変わってしまい、完答にはならず20ポイントを獲得。
その後も各チームそれぞれいい感じに混乱しつつもなんとか回答にこぎつけ、最終的にBチームが0ポイント、Cチームが20ポイント獲得。合計でAチームが40ポイント、Bチームが40ポイント、Cチームが40ポイントで、全チーム同ポイントで最後のばら撒きバトルに進んだ。
最後の「テイルズ オブ」ばら撒きバトルは、ステージ上に散りばめられた出題パネルを代表者が拾い、それを司会者の小野坂さんのところまで持ってきて回答するというもの。回答は早いもの順で、問題の中にはハズレもあった。
最初に問題を持ってきた森永さんは、なんとさっそくハズレの問題を引き当ててしまう、続く小西さんは無事に問題を引き当てるが回答をミス。逢坂さんは見事に正解し50ポイントを獲得したが、ラストで問題を運んでくるのに間に合った森永さんにもチャンスが!
……あるかと思われたが、なんと2回連続でハズレを引き当てるという見事なオチを発揮。合計90ポイントを獲得したCチームが見事に優勝を飾った。優勝したCチームには、参加者のタイトルのアクセサリーが制作されることが決定した。
ジーニアスとライフィセットが少年探偵に!
スペシャルスキット「二人の少年探偵 ~バーニッシュランドの危機~」では、テーマパークを舞台に、遊びに来たライフィセットとベルベット、そして係員の仕事をしていたジーニアスとロイドが登場。そこに、エステルとガイとはぐれてしまったルークとリタ、さらにロイドたちと同様に仕事でテーマパークに来たらしいユーリとレイヴンも合流した。
そこへ、何やら慌てた様子のルドガーが登場。話を聞くと、船の積み荷が盗まれたという。しかも、その積荷には本日のメインイベントで使用する材料が含まれていたのだ。
みんなで積荷の犯人を捜索することになるが、ここはあくまでもテーマパークということで、物々しい雰囲気はご法度。そこで、テーマパークの催しである「少年探偵」にジーニアスとライフィセットが扮して園内を捜索することになった。
一方、テーマパークを遊んでいたスレイとミクリオは、ルークたちとはぐれてしまったガイと偶然にも遭遇する。ガイは、なぜだか道端に落ちていたという大量の衣装を抱えており、スレイたちも衣装を拾うのを手伝うことに。
現場検証を行っていたジーニアスたち。そこへ、テーマパークの開園パーティに参加するはずだったゼロスが登場。聞くと、ゼロスが着るはずだった衣装が盗まれてしまったという。魔の悪いことに、大量の衣装を抱えたガイとスレイ、ミクリオが登場。あわやガイが犯人に間違われ捕まってしまいそうになるも、普段の好漢ぶりが功を奏して冤罪は免れた。
さらに、3人が持ってきた衣装の中から、バーニッシュの着ぐるみだけがなくなっていることに気づいた一行。その事実から、ゼロスはなんと、バーニッシュを演じる重圧から逃れるために、ルドガーが着ぐるみを隠した犯人に決めつけてしまう。
しかし、ルドガーはバーニッシュショーの報酬が良いことを理由に、身の潔白を告白。犯行時刻には厨房で仕込みをしていたアリバイもあったことから、ルドガーが犯人という線はなくなった。
振り出しに戻ったかと思われたが、リタがその場に謎のメッセージカードが落ちていることを気づく。それは、奮闘する少年探偵に対する、“怪盗X”を名乗る人物からの挑戦状だった。一行はその挑戦状に書かれている通り、怪盗Xが待つというティーカップの前へと赴く。
その頃、不審者の情報を探して園内を捜索していたライフィセットたちは、上半身裸の不審者として噂になっていたザビーダと遭遇。ザビーダはライフィセットに“探偵の七つ道具”を渡すと、美女の匂いを嗅ぎつけ、レイヴンと共に立ち去ってしまう。
そこへ、スレイとミクリオが合流し、ジーニアスたちが受け取った挑戦状のことを説明。ライフィセットたちも、ティーカップの遊具がある場所に向かうことに。
ティーカップには、謎の美女をナンパするザビーダとレイヴンの姿が。ジーニアスはその美女が犯人なのではと疑うが、ザビーダとレイヴン、さらにはゼロスまでもがその魅力に取り込まれてジーニアスの意見を否定してしまう。結局、その美女は犯人ではなかったのだが、そこでジーニアスはあることに気がつく。犯人は挑戦状をエサに、自分たちをおびき寄せて時間稼ぎをしているのではないか、と。
いち早くその事実に気がついたライフィセットたちは、絶海の孤島にあるこのテーマパークから脱出するには、船に乗るしかないとアタリをつけて先回りする。
ザビーダの力で船に合流を果たしたジーニアスたちと共に船内を捜索する一行は、怪しげな黒い仮面を漬けた人物と遭遇する。仮面の男は、銃にハンマーに短剣と、多彩な武器を華麗に操って一行に襲いかかる。さらには仮面の男は、ルドガーと同じ外殻化も行い、一行は総力を決して立ち向かうも苦戦を強いられる。
驚異的な力を発揮する仮面の男に対し、スレイたちも全力で応戦。最後はジーニアスとライフィセット、2人のインディグネイションによって外殻化した男を打ち破ることに成功する。
仮面の男は、自分の娘にバーニッシュのショーを見せて上げたかったことを告白。しかし、盗んだバーニッシュを見せても決して喜んだりはしないとロイドに諭されると、男は着ぐるみを置いて消えてしまった。
すっかり遅れてしまったバーニッシュショー。ルドガー演じるバーニッシュとあわせて、レイヴンが扮するミュウの着ぐるみ、ガイが扮するノルミン着ぐるみでショーを盛り上げることになる。しかしここで、肝心のバーニッシュ着ぐるみが偽物であることが発覚。最後は観客へ向けた選択肢が表示され、今回のスペシャルスキットの幕が閉じた。
misonoさんのライブで大盛り上がり!最後には衝撃の発表も!?
壇上に姿を表したmisonoさんを、会場からの「おかえり!」という大歓声が包み、まずは「テイルズ オブ シンフォニア ラタトスクの騎士」の主題歌である「二人三脚」が披露された。
開幕から大熱狂となったが、続く「そして僕にできるコト」ではさらにヒートアップ。misonoさんの「テイルズ オブ」ソングといえばこの楽曲を想像する人もいるくらい、思い出が詰まった人も多いはず。そこから続けざまに「Starry Heavens」が歌唱されると、一層大きな歓声が会場に爆発した。
短時間に3曲が立て続けに披露されたが、ライブはまだまだ続く。ここでサプライズゲストとして、BACK-ONが登場。misono ft.BACK-ONとして、「With you」を熱唱。最高に熱いロックを生演奏で聞き、会場も赤いサイリウムを精一杯振ってその熱気をアピール。
最高潮のボルテージのまま、なんと「テイルズ オブ」シリーズ主題歌のサビ部分をカバーしたメドレーを披露。「Progress」「Song 4 u」など、今夜限りのまさにスペシャルなライブに感涙必至。
続いては、「ホ・ン・ト・ウ・ソ」と「VS」が感動系にアレンジしたスペシャルバージョンが披露された。普段の盛り上がるアッパーチューンなテンポとは打って変わったしっとりとしたメロディーに、自然と聞き入ってしまうような楽曲になっていた。
最後は、misonoさんが作詞作曲した、「テイルズ オブ」のためだけに書き下ろした楽曲「テイルズ」。ピアノの穏やかなメロディーに乗せたこの楽曲は、愛しさを感じさせる歌詞とも相まって、会場に大きな感動を与え、しっとりとした空気のままライブは終了となった。
ライブ後には、再び小野坂さんと浅倉さんが登壇しそのままエンディングへ。ここでは、「テイルズ オブ ベルセリア」100万本突破キャンペーンが無事達成したことが発表。「テイルズ オブ ベルセリア」が2000円で購入可能なBest版の発売が決定した。
司会陣に続き、キャスト陣も総登場。それぞれが本イベントに対する感想をコメントし、本イベントは終了となった。……と思いきや、イベントの最後に、新たなマザーシップタイトルが開発中であることが発表。この発表を以って、本日のイベントは終演を迎えた。