アソビモとスクウェア・エニックスが開発中のスマートフォン向けアプリ「ファンタジーアース ジェネシス」。7月20日にSTORIA池袋店にて、メディア向けの先行体験会が行われた。

目次
  1. 3つの同盟が覇を唱える「ファンタジーアース ジェネシス」
  2. 敵をまとめて一掃できる“盟主召喚”は快感!

3つの同盟が覇を唱える「ファンタジーアース ジェネシス」

2006年から正式サービスが開始された、多人数同時参加型のオンラインゲーム「ファンタジーアースゼロ」(以下、FEZ)。最大50vs50の大規模対人戦闘が特徴かつゲームの主体となり、今なお多くのユーザーを魅了し続けている長寿タイトルだ。

「ファンタジーアース ジェネシス」(以下、FEG)は、そんなFEZのゲームシステムをスマートフォン向けに落とし込んだ、「ファンタジーアース」シリーズのスマートフォン向け最新オリジナル作品となっている。

本体験会では、FEGのプロデューサーを務める河野智幸氏(アソビモ)と、FEG監修ディレクターの内山スグル氏(スクウェア・エニックス)が登壇。スマートフォンならではの要素を多数持つ、本作の概要を説明してくれた。

内山スグル氏(左)、河野智幸氏(右)

まずは、本作のストーリーおよび世界観について。本作では、世界観もFEZと共有しているものの、FEZから約400~500年前の世界が舞台となっている。

特徴的なのは、FEZでは5つの国が大陸の平定を目指して戦争を繰り広げていたが、本作では3つの同盟が主に戦いを繰り広げていること。これについて内山氏は、「この時代はまだ群雄割拠の世であるため、安定した国というものがまだできておらず、志や思想を同じにする者たちが集まる“同盟”が主流になっている」と解説した。なので、FEZでは国王と呼ばれていたリーダー的存在の人物たちも、本作では盟主と呼ばれ、なおかつ同盟内でも複数の盟主が存在するようだ。

この時代の中心的存在であり、プレイヤーが所属することになる3つの同盟は、「アデルヴァル」「エイルザン」「ケムダーヴ」。それぞれがそれぞれの特徴と背景を持っており、同盟によって目的や所属する人物が様変わりする。こうした部分については、ゲーム本編にてストーリーモードがしっかりと用意されており、こちらをプレイすることで自然と理解できるよう作られているようだ。

シリーズおなじみ、戦略を左右するクラスだが、本作では「ソルジャー」「ストライカー」「アサシン」「ハンター」「ウィザード」の5種のクラスが初期実装されている。なお、FEZで人気の高かった「フェンサー」などのそのほかのクラスについても実装が検討されているようだ。

本作の基本的なゲームサイクルは、対人戦である“戦争”と自身のキャラクターを強くする“育成”の繰り返しとなる。戦闘に参加することで経験値が得られ、クラスレベルが上昇していくほか、報酬としてさまざまなアイテムが入手できる。

この戦争には、定期的に開催される大規模な戦い「同盟総力戦」があり、いわゆるランキングのように、貢献度に応じて通常の戦争より豪華な報酬が用意されているという。また、総力戦中は激戦が予想される“重要拠点”と呼ばれる地域が指定され、ここで戦果を残すことでさらに報酬が獲得できる。

大規模戦闘がウリの本作だが、戦争の基本ルールは至ってシンプル。まず、戦争に参加するには自同盟の領地のうち、ほかの同盟に“宣戦布告”された場所で防衛側として参加するか、ほかの同盟の領地に対して“宣戦布告”した場所に攻撃側として参加する必要がある。

戦争では、マップ内のクリスタルタワーの占拠・防衛・奪取を繰り返し、勢力ゲージを増加させていく。この勢力ゲージをMAXにしたほうが勝利となる。簡単に言ってしまえば陣取り合戦のようなもので、初めてプレイする人でも非常に分かりやすいルールになっている。しかし、その分戦略的に考えられる部分は多く、タワーを防衛する人員やどこからどうやって攻めるかなど、突き詰めれば突き詰めるほどに大規模戦ならではの面白さが出てくる。

また本作には、FEZにあった召喚獣とは別に、“盟主召喚”というシステムがある。プレイヤーが強大な力を持った盟主の姿とその能力を借り、一定時間自由に操作することができるというもの。盟主召喚中は自キャラの見た目も所属している同名の盟主に変化する。盟主召喚は、終盤に戦場に現れる自軍のエンブレムに触れることでどのプレイヤーでも行うことができるが、一人で戦況をひっくり返せるほど強力な力を持っているため、使い所は慎重に選ぶ必要がありそうだ。

そんな戦争に勝つためのキャラクターの育成要素についてだが、いくつか本作ならではの特徴がある。まず、武器にはレアリティが存在し、装備している武器によって使えるスキルが変化する。レアリティの高い武器が強力なのは当然だが、本作ではスキルの選別も重要になりそうだ。

マテリアルは防具に付けられる特殊なアイテムで、さまざまなパラメーターを付与、増幅させることができる。ほかのキャラクターよりもHPを多く盛ったり、火力を突き詰めていったり、あるいはバランス良く主要なパラメーターを伸ばしたりと、プレイヤーの趣向に合わせた独自の育成が可能になっている。なお、マテリアルは主に戦争の報酬として入手できるようだ。

敵をまとめて一掃できる“盟主召喚”は快感!

先行体験会では、「エイルザン」と「ケムダーヴ」の2つの同盟に分かれて実際に戦争を行ってみた。筆者は今回、カリスマ性溢れる若き騎士・ハルト率いる「エイルザン」に参加。「ファンタジーアース」シリーズは本作が初プレイだったが、UIもスマートフォン向けに最適化されているため分かりやすく、初心者でもすんなりと操作することができた。

体験会ということで、戦闘中は各々が好きに動き回っていたため、作戦立ててゲームを行うようなことはなかったものの、拠点での敵味方入り乱れての乱戦や、召喚獣の圧倒的な存在感、大人数で攻める時の高揚感や攻められた時の絶望感など、大規模戦闘ならではの面白さは十分に味わえた。

中でも本作らしい楽しさの一つである“盟主召喚”を、幸運にも今回は行うことができた。筆者は「エイルザン」所属なので、盟主召喚を行うとたちまち自キャラがハルトに変身。通常攻撃だけでも破格の威力を誇り、向かってくる敵を一方的に斬り伏せることができたのだが、盟主が扱えるスキルがとにかく強力無比。一つは周囲の味方にバフをかけるもので、もう一つが自分の前方に特大の範囲攻撃をお見舞いするというもの。

この範囲がとにかく広く、通路を丸々一つ封鎖できてしまうほど。当然威力も強大で、拠点前に群がる敵をまとめて倒すことができた時は、思わず悪い笑みがこぼれてしまうほどだった。

「ファンタジーアース ジェネシス」では、現在クローズドβテストの参加者を募集中。今回はAndroid版のみの募集となっているが、いち早くスマートフォンならではの「ファンタジーアース」が体験できる機会となっているので、興味のある人はぜひ応募しておいてはいかがだろうか。

盟主召喚を行えれば、こんな驚異的なスコアを叩き出すことも!
その快感は、ぜひ実際にCBTで体感しよう。

ファンタジーアース ジェネシス

アソビモ

iOSアプリiOS

  • 配信日:2018年9月27日
  • 価格:基本無料

    ファンタジーアース ジェネシス

    アソビモ

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2018年9月27日
    • 価格:基本無料

      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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