マーベラスが、本日8月30日に発売したPS4/Nintendo Switch用ソフト「リトルドラゴンズカフェ -ひみつの竜とふしぎな島-」のプレイインプレッションをお届けします。

目次
  1. カフェメニューの開発からドラゴンと一緒の探索まで!ゲームの大まかな流れを紹介!
  2. ほんわかファンタジー世界でスローライフを満喫!
  3. 探索の相棒ドラゴンと一緒に食材探しの冒険に出発!
  4. テンポのよいゲーム進行でメリハリのある生活を楽しもう!

「牧場物語」の生みの親 和田康宏氏とキャラクターデザインを担当したまつやまいぐさ氏がタッグを組むことでも話題になった「リトルドラゴンズカフェ -ひみつの竜とふしぎな島-」。

公開されたスクリーンショットや映像から“牧場物語イズム”を感じ、期待している方も多いのではないでしょうか。

ここではそんな本作の魅力やゲームの流れなどを紹介していきます。

カフェメニューの開発からドラゴンと一緒の探索まで!ゲームの大まかな流れを紹介!

大陸の離島にある小さなカフェ「リトルドラゴンズカフェ」。ここでは優しそうなお母さんと双子がカフェを経営しています。そんなある日、お母さんが倒れてしまい、実はドラゴンとのハーフで普通の人間より寿命が短いということが判明します。双子はそんなお母さんの代わりにカフェを切り盛りしつつ、お母さんを助ける鍵になるドラゴンを育てていくことになるのでした。

本作の当面の目標は、お客さんに美味しい料理を提供してカフェを盛り上げていくこと、そしてドラゴンを立派に育てることです。そのために、新しいレシピを見つけ、様々な食材で料理を作っていきましょう。レシピはフィールドを探索したり、お客さんやカフェのスタッフから貰うことができます。また、フィールドには様々な食材があるので、レシピを探しながら一緒に食材もゲットできるんです。

レシピはフィールド探索や他のキャラクターから貰うことで増えていきます。
フィールドでは様々な食材を手に入れることができます。またお客さんから差し入れとして貰えることも。

レシピを見つけたらカフェでクッキングスタートです。料理はカフェのキッチンで指定された食材を消費することで、リズムゲームのような感覚で行うことができます。このミニゲームの結果と使った食材の質で料理のできばえは変化するようです。作る料理の種類によって音楽が変わるので、新しいレシピで料理する際はどんな音楽なんだろう? とワクワクしながら楽しむことができます。

料理はどれも美味しそうで思わずお腹が減ってしまいます……。

料理が完成したらカフェのメニューに料理を登録することができます。カフェに訪れたお客さんは、このメニューの中から料理を注文するので、できるだけ高いランクの料理や、みんなの好物を登録するのがオススメです。このメニューが良いものであればあるほど、カフェの評判は上がっていくので、力作を登録していきましょう!

また、料理はドラゴンに食べさせることも可能です。ドラゴンには体力があり、時間の経過や行動によって減っていくのですが、料理を食べさせることで、体力を回復することができます。料理はドラゴンの体色にも影響するようで、同じ色素の料理を何度か与えると色が変化することも!自分好みのドラゴンにするために色々と試してみるのも面白そうです。

ドラゴンの体色は全部で20種類!あなたはどんな色にドラコを育てますか?

カフェの評判がアップすると個性あふれる、様々なお客さんが来店するようになります。魅力的なメニューをたくさん取り揃えて賑やかなカフェを目指しましょう!

また、来店するお客さんの中には悩みを抱えているお客さんもいるようです。ここでも活躍するのはカフェメニュー! 特定の料理を作ると物語が進行し、お客さんと仲良くなることができます。仲良くなったお客さんからは今まで聞けなかった話が聞けたり食材を貰えることも。お客さんの反応は一日の終わりに確認することができるので、参考にしていきましょう。

カフェは、基本的にスタッフが切り盛りしてくれているので、プレイヤーはフィールドの探索や、食材の調達を主に行うことになるでしょう。ただしお昼時や夕飯時はたくさんのお客さんが来店する傾向にあります。そういった場合は、カフェをお手伝いすることも可能です。ウエイターとして注文を聞いたり、お客さんに料理を提供したり、食べ終わった食器の片付けをしてスタッフをサポートしましょう。

スタッフは偶に仕事をサボることがあります。注意!

ほんわかファンタジー世界でスローライフを満喫!

本作の特徴はなんと言っても絵本のような温かみのあるグラフィックにあると感じました。まつやまいぐささんのデザインそのままのキャラクター達は、見ているだけで癒やされること間違いなし! 注目ポイントはキャラクターだけではありません。背景や小物、料理に至るまで様々なモノが独特のタッチで描かれているので、「リトルドラゴンズカフェ」の世界にスッっと入っていくことができます。

また、野生動物たちも個性的な面々が登場します。ネコかと思って近づくと実はカモメ(?)のような不思議な生き物や、ズッキーニのようなお鼻が特徴の“ズッキドン”、既に調理済みなのでは?との疑問満載の“ヤキドリ”など、その数は多彩です。

ズッキドン
ヤキドリ

なんだかちょっとおかしなファンタジー世界で、スローライフを満喫してみませんか?

探索の相棒ドラゴンと一緒に食材探しの冒険に出発!

本作がただのカフェ経営ゲームで終わらないのは、やはりドラゴンの存在でしょう。ゲーム開始時は、まだ子どものドラゴンで出来ることは少ないのですが、物語が進むにつれて大きく立派なドラゴンへと成長していきます。

「カァカァ」とカラスのようなカワイイ鳴き声の子供ドラゴン時代から一転、大きくなると鳴き声も逞しいものへと成長していきます。

ドラゴンは大きくなると、出来ることがドンドン増えていきます。初めは小さな穴に潜って食料を探すことしかできないのですが、大きくなると障害物を壊すことが可能になります。それによって新たなエリアが解放され、新しいレシピや食材に出会うことができるでしょう。最終的にはドラコの背に跨って空を飛ぶことも可能です。

ドラゴンが新しいアクションを覚えることで、探索できる範囲は徐々に増えていきます。このアクションを駆使した探索要素は意外と奥深く、少し頭を使うものなどがあり驚かされました。また新しいエリアは今までの風景とガラッと表情を変えることもあって、冒険している感満載です。

テンポのよいゲーム進行でメリハリのある生活を楽しもう!

「牧場物語」シリーズでは、町人との交流を行う際に能動的に牧場から町へ、足を運ぶ必要がありました。ですが本作では、他のキャラクター達が自分のカフェに遊びに来てくれるので、他のキャラクターと交流を深めたいときはカフェにいるだけで良いというのが大きな違いとしてあります。その分、誰が遊びに来てくれるか少しドキドキしながら待つ必要がありますが、それもカフェ経営の醍醐味と言えるでしょう。

反対に、探索を思いっきり楽しみたいときは、他のスタッフにカフェ経営を任せてしまうことも可能なので、自分のスケジュールに合わせてテンポよくゲームを遊ぶことができます。

また、本作の世界には天候の概念があるので、「雨の日はお客さんが少ないので探索する日にしよう」や「天気が良くお客さんがいっぱい来るのでカフェメニューを更新しよう」といったように、スケジュールを立てるのもいいでしょう。他にもイベントが発生して、急遽お願いされた料理の食材を探すといったこともあるかもしれません。

雨の日はお客さんが減るので、実は探索日よりなのです。

いかがだったでしょうか? 本作は、カフェ経営ゲームとしての側面を持ちつつも、ドラゴンを育てるという要素と探索の要素が密接に結びつくことによって、独特のプレイフィールをもたらすことに成功していると感じました。ゲーム世界の一日は、約10~15分程度なので、ちょっとした時間などにサクッっと遊べるボリューム感もステキです。

時間に追われることが多い現代社会、ホッと一息つける「リトルドラゴンズカフェ」を訪れて普段の喧騒を忘れてみてはいかがでしょうか?

※画面は開発中のものです。

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