「トゥームレイダー」シリーズのリブート作品「TOMB RAIDER」のプレイレポートを再掲載HD版「TOMB RAIDER DEFINITIVE EDITION」も紹介

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0コメント 仁志睦 TOKEN

「トゥームレイダー」シリーズ最新作となる、PS4/Xbox One/PC用ソフト「シャドウ オブ ザ トゥームレイダー」がスクウェア・エニックスより2018年9月14日に発売されることに合わせ、2013年発売の「TOMB RAIDER(トゥームレイダー)」のプレイレポートを再掲載する。

主人公のララ・クロフトとなり、さまざまな冒険を繰り広げていく「トゥームレイダー」シリーズ。この人気アクションアドベンチャーのリブート作品として2013年にPS3/Xbox 360/PC向けに発売されたのが「TOMB RAIDER」だ。以下、発売当時のプレイレポートを再掲載するとともに、HD版として2014年に発売されたPS4/Xbox One「TOMB RAIDER DEFINITIVE EDITION」も紹介する。

「TOMB RAIDER」で物語の舞台となるのは日本近海の謎の島。卑弥呼と邪馬台国の調査のために船で日本近海へ向かっていたララと7人の仲間で構成された調査チームは、ある日大嵐に巻き込まれて難破しまう。何とか付近の島に上陸を果たした一行だったが、そこには凶暴な先住民「スカベンジャー」が住み着いていてララはいきなり捕えられ……と、スタートから手に汗握るスリリングな展開になっている。

危険極まりない島から脱出すべく、ララは次々に迫り来る危機に立ち向かっていくことになる
日本近海の島が舞台なので神社や石燈籠など、日本を彷彿とさせるさまざまなものが登場する。

生まれ変わった新生ララに出会うことができる!

もっとも注目すべきはシリーズの主人公であるララ・クラフトの描写だ。過去のシリーズ作でのララは2丁拳銃を自在に操る最強無敵のトレジャーハンターとして描かれていたが、本作に登場するララは大学を卒業したばかりという21歳の若き考古学者。冒険の経験などまったくないため、敵の襲撃におびえ、ときには悲鳴を上げたり涙ぐんだりするなど「強いヒロイン」という従来のイメージが一新されている。

相変わらずスタイルは抜群だが、外見にはまだ幼さが残っており少女っぽい雰囲気。
仲間と通信がつながって思わず泣きごとを言うララ。このような姿は過去のシリーズでは見られなかっただけに新鮮。
※字幕は設定でオン/オフ可能

そんな弱々しいララのイメージを強調するのが冒険時の彼女の姿だ。今回のララは冒頭から泥や血で汚れ全身ボロボロ。戦いの過程でさらに傷が増えていくなど非常に痛々しく、かつてのシリーズ作で見せていた強さや不敵さは微塵もない。あまりにもか弱いので、これまで以上に彼女に感情移入してしまうことだろう。

ただし、いかに若くて弱々しいとはいえ、そこはやはりララ・クロフト。あらゆる困難を持ち前のタフさで乗り越えていき、冒険が進むにつれて従来の強いイメージのララにどんどん近づいていくのだ。そんな彼女の変化も今回の見どころのひとつになっている。

ララが等身大のリアルな女の子として描かれているため、彼女の恐怖や痛みをダイレクトに共有できるのだ。

ゲームの部分でも新たな要素がいくつも取り入れられている。特に変わったのは戦闘の部分だろう。過去のシリーズ作では敵が大勢いようと2丁拳銃やショットガンなどをぶっ放して、真っ向から敵を倒していくというスタイルだったが、本作ではララが未熟なこともあって、まともに戦うとやられてしまう可能性が高い。そのため戦闘スキルの低い序盤は、敵が現れたら物影に隠れてやりすごしたり、気づかれないように背後に回って仕留めるといったステルスアクションを駆使して戦っていくことになる。

気づかれる前に攻撃すれば、敵を一撃で仕留める「ステルスキル」が発動。

ここで役に立つのが新武器の弓を使った攻撃だ。遠くから音をたてずに攻撃できるので、うまく使えば敵に気づかれずに進んでいくことができる。わざとはずして敵の注意を引き、そのスキに攻撃したり、ランタンを撃ち落として敵を火だるまにするなんてことも可能だ。もちろん、拳銃をはじめとする銃器も登場。ただし、銃器は銃声でほかの敵に気づかれてしまうというリスクがあるため、局面に応じて弓とどう使い分けるかがポイントになる。中盤以降、近接戦闘も使用できるようになるので、どのようにして敵を倒していくか。自由度の高い戦闘を楽しめるのが本作の魅力と言えるだろう。

物影に隠れて敵の様子をうかがうララ。敵に見つからず進めるか、思わず緊張する場面だ。

ちなみに、戦闘時の敵のAIはかなり優秀。過去の作品では野生動物は高所に逃げればやりすごせたため、安全に倒すことができたが、今回はどこまでも追ってくるのだ。人間の敵もこちらが物影から攻撃していると、その場所が見える地点から攻撃を仕掛けてきたりするので、一カ所にとどまっているとすぐやられてしまう。それだけに戦闘時の緊張感は格別で、スリリングなバトルを体験できる。

ララの成長要素についても簡単に紹介しておこう。ゲームを進めたり、敵や野生動物を倒したりすると経験値が加算されていき、一定以上貯まると新たなスキルを獲得できるようになる。どのスキルを覚えさせるかはプレイヤーの自由で、スキルの種類も豊富なので自由なキャラクターメイキングを楽しめるのだ。また、入手したアイテムで弓やオノなどのアイテムを強化していくこともできる。

レベルが上がるにしたがって、覚えられるスキルの種類が増えていくのだ。

多彩なアクションを組み合わせて進んでいくパズル的な要素は健在

このようなさまざまな新要素の導入により、まったく新しくなった「TOMB RAIDER」だが、シリーズの核というべき、さまざまなアクションを駆使して進んでいくパズル的な面白さは健在だ。屋根や岩場をジャンプで飛び移っていったり、よじ登れる足場を探してそこから高所へ上がったり。どこを進んでいくのか、どのアクションを使うのか。いろいろな場面でプレイヤーのアタマを悩ませてくれる。

一見行き止まりだがバルブをひねって部屋に可燃性のガスを充満させ、そこに火を放って爆発させることによって先に進めるようになるなど、仕掛けを利用して進む場所も少なくない。手順がちょっとしたクイズのようになっていることが多いだけに、あちこち探しまわって正解を見つけ出したときの喜びは格別だろう。

手がかりを見つけるための観察眼も要求される。意外と見落としやすいので、あたりをよく見るようにしよう。
演出に応じたQTEイベントも導入されている。タイミングが少しシビアだが、
失敗しても直前から再開できるので気軽に挑戦しよう。

もちろん、今回も「よじ登る」「飛び移る」「崖につかまる」などの多彩なアクションが使用可能。アクションの操作を間違えれば即死することもあるだけにスリルは満点だ。シリーズの見どころ(?)であるアクションに失敗したときのララの死にざまも多彩のひとことで、「岩に押しつぶされる」「高所から転落する」「焼け死ぬ」「銃でハチの巣にされる」「絞め殺される」などなど無残な最期のオンパレード。ただ、死の瞬間は画面が暗転するので、むごい死にざまがはっきり見えるということはなく、痛いシーンはちょっと苦手という人でも安心してプレイできる。

序盤からいきなり連続ジャンプで割れ目を飛び越えていくシーンが登場。
ぐずぐずしていると洞窟が崩れてしまうので迷いは禁物だ。

シリーズの魅力である遺跡探索の要素もきちんと盛り込まれている。ステージのあちこちには「シークレットトゥーム」と呼ばれる隠れた遺跡が点在しており、内部の仕掛けをクリアすると経験値やアイテムなどを入手できるのだ。ステージ内には島に流れ着いた様々な遺物、能面や銅貨などのアイテムも隠されており、トレジャーハンターならではのお宝探しを満喫できる。

「サバイバルアクション」と銘打たれている通り、生き残るための戦いがメインとなっている本作だが、
おなじみの遺跡探索もちゃんと体験できる。

ちなみに、迷ってしまったときや仕掛けが見つけられないときは、ヒントとなる場所やオブジェクトを教えてくれる「インスティンクト(本能)」というシステムを利用するといい。目指すべき場所が近くにない場合もコンパスのアイコンで目的地の方向が表示されるので初心者でも気軽にプレイできる。

L1(LB)ボタンを押すと「インスティンクト」が発動し、このように使用するべきものや行くべき場所が光るのだ。

オリジナルの特長をきちんと踏襲しつつ、新しく生まれ変わった本作。一見するとまったく違う作品のように見えるが、いざプレイしてみると間違いなく「トゥームレイダー」であることを実感できるだろう。はたしてララの壮絶な冒険はいかなる結末を迎えるのか。ぜひその目で確かめてほしい。

「TOMB RAIDER DEFINITIVE EDITION」

「TOMB RAIDER DEFINITIVE EDITION」は、「トゥームレイダー」シリーズのリブート作品として2013年に発売され、国内外から高い評価を受けた新生「TOMB RAIDER」をPS4、Xbox One向けにアップグレードし、ボーナスコンテンツと各種ダウンロードコンテンツをセットにしたお得なパッケージとなっている。

ビジュアル面では、ライティングやテクスチャなどの描写表現がアップグレード。これにより、息をのむ美しさで迫るステージマップで、さらに表現が豊かになったララと共に、手に汗握る冒険が楽しめる。

※画面は開発中のものです。

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