米国を拠点とする、ゲーム音楽専門のクラシック音楽レーベル「VGM Classics」は、ゲーム「幻想水滸伝 II」の音楽をとりあげる新オーケストラアルバムCDのクラウドファンディングが、2019年1月に予定されているレコーディングセッションにおいて収録楽曲時間が増える27,500米国ドルのストレッチゴールを達成したことを発表した。
なお、2018年9月20日の締め切りまで、クラウドファンディングのサポーターを随時募集しているとのこと。クラウドファンディングには15ドル(約1650円)から参加でき、サポーターには参加金額によりmp3、ハイレゾ音源、限定プレスCD、オーケストラ総譜閲覧権などの特典が予定されている(送料無料)。一般発売は未定。
本作品は、1998年にコナミから発売されたPlayStation用RPG。前作「幻想水滸伝」と世界を共有する続編となり、仲間となる魅力的かつ文化的に多様な108星の仲間たちと、彼らと織り成す心を揺さぶるストーリーは世界中の多くのファンの心をつかんでいる。
本クラウドファンディングのプラットフォームはKickstarter。オールオアナッシグ形式を採用しプロジェクト開始される目標金額は各15,000米国ドル(約165万円)、収録時間拡大のストレッチゴールは27,500ドル(約303万円)と40,000ドル(約440万円)が設定されている。
「幻想水滸伝 II」クラウドファンディングページ
https://www.kickstarter.com/projects/vgmclassics/suikoden-ii-an-orchestral-cd-2cd-0
またVGM Classicsでは、同時に「ファイアーエムブレム・エコーズ」「スターフォックス64」のクラウドファンディングも実施中だ。
「スターフォックス64」
https://www.kickstarter.com/projects/vgmclassics/star-fox-64-lylat-wars-an-orchestral-cd-64cd
「ファイアーエムブレム・エコーズ:もうひとりの英雄王」
https://www.kickstarter.com/projects/vgmclassics/fire-emblem-echoes-an-orchestral-cd-cd
VGM Classicsでは本プロジェクトの音楽監督に、「ディシディア・ファイナルファンタジー」「メダル・オブ・オナー」「ゴースト・レコン」といった世界のトップゲームメーカーの有名ゲームシリーズにおいてオーケストラ・合唱編曲を担当すると同時にクラシックの音楽の世界でも活躍する作編曲家・指揮者、佐藤賢太郎氏を、オーケストラにはハンガリー国立放送交響楽団の団員で構成された「ブダペスト交響楽団」を起用し、才能豊かな音楽家と共に、世界のゲームとゲーム音楽ファンの希望を叶えるだけでなく、日本のゲーム文化から生まれた音楽がもたらす文化的貢献と発展を世界に向けて届けるべく活動を続けていくとのことだ。