千葉・幕張メッセにて9月20日より開催中の東京ゲームショウ2018。セガブースで9月20日に行われた、「D×2 真・女神転生リベレーション」のステージをレポートする。

目次
  1. 大型アップデートや今後の展開について
  2. TGS会場の「デビルスキャナ」ポイントはここ!

ステージに登壇したのは、チーフプロデューサーの山田理一郎氏、キャラクターデザインを務める岩元辰郎氏、そして「D×2 真・女神転生リベレーション」(以下、「D2」)でメガキン役を務める声優の小林裕介さんは、なんとメガキンのコスプレで現れた。

小林さんは「こんな格好をしたのは初めてです!」とジョークを交えつつ、メガキンとして今日のステージの内容を軽快なトークで紹介。プレイヤーなら毎日必ず聞いているであろうメガキンのリアルなナビゲートに、ステージに集まったファンからは大きな拍手があがった。なお、岩元氏が被っているのは、メガキンのお面(?)。これをつければ、誰でも気分はメガキンに!

まずは、現在デモ版として公開されている、新AR機能「デビルスキャナ」についての紹介がされた。

9月18日からアプリ起動時にARボタンが出現して話題になっているが、山田氏によれば、これは本来はTGS限定で出すつもりの機能だったとのことだが、せっかくなので会場に来ることができないファンでも楽しめるようにしたのだという。

なお、「デビルスキャナ」はランクなどに関係なく使うことができるので、今すぐアプリをダウンロードすればそのまま「デビルスキャナ」を使うことができる。

AR機能は随分前から搭載していたが、それをもっと進化させたいということで、「真・女神転生」(以下、「メガテン」)らしく、身の回りにあるような画像を認識させ、その画像に縁のある悪魔を召喚して交渉する機能にしたという。

「デビルスキャナ」は位置情報にも対応しているので、TGSの会場でしか召喚できない悪魔もいるそうだ。なお、TGSの会場でしか召喚できない悪魔については、後述にて会場の各所を回るスタンプラリーの模様をお届けするので、そちらを確認してほしい。

ステージでは、テーブルに置かれたリンゴを小林さんがデビルスキャナでスキャンしてみると、謎の悪魔に話しかけられる。そのまま声に応じて実際に悪魔を呼び出すと、現れたのはリリスだった。リリスが「足に忠誠を誓ってくれる?」と言うので、小林さんがリリスの足をタップすると、満足したリリスは仲魔になってくれる(デモ版ではスタンプラリーの該当箇所にスタンプを押してくれる)のだ。

次は岩元氏がデビルスキャナを試してみることに。岩元氏は花を撮影して、ラクシュミの召喚に成功。ラクシュミは「私を撮影してみて」と言うので、表示される撮影ボタンでラクシュミを撮影してみると、気をよくしたラクシュミが仲魔になってくれるというわけだ。岩元氏は「本当に物に憑りついている付喪神のような存在に感じた」とデビルスキャナの感想を述べた。

なお、このデビルスキャナのデモ版は9月30日まで使うことが出来るが、TGS会場限定の悪魔は当然ながらTGSの開催期間中にしかゲットすることが出来ないので注意しよう。

会場に来られない人でも、身近にある様々なものを撮影してスタンプカードにある全16体の悪魔をコンプリートすると、高位召喚札がもらえる。

TGS会場では、全4体のうちいずれか一体のスタンプをゲットするだけで、リベレイターズの仲間たち全10人のアクリルキーホルダーセットや、カード型ステッカー、シースルーシール、モバイルバッテリーなどが抽選でもらえる。なおこの抽選にはハズレがなく、必ずどれかひとつはもらえるとのことなので、ぜひとも積極的にチャレンジしにいってほしい。

今回はデモ版ということでスタンプラリー形式にしたものの、本実装される際には色々なものに潜む悪魔を自分の手で探し出して遊ぶコンテンツにしたいという。そしてもちろん、そこで召喚した悪魔は「D2」のゲーム本編に持っていくことが出来る。

小林さんが「でも、僕の携帯はAR非対応なんですよ」と悲しそうにこぼすと、AR非対応のユーザーのために、フレンド機能などを介して同様のメリットを享受することを可能にするという発言もあったので、端末が対応していない人も安心してほしい。

大型アップデートや今後の展開について

山田氏は「去年のTGSでこのゲームの発表をさせてもらい、ちょうど一年が経った」と振り返り、今後の展開について語った。

まず、1周年を機にver2.0へと突入し、メインストーリーの第1部は年内で完結、2019年1月以降には第2部に突入する。そして第2部からは、メガテニストたちが待ちに待っていた主人公のロウやカオスといった属性次第でストーリーが分岐していくことになる。自分の選択肢で未来が変わることになる分、ストーリーのスケールは第1部の時より大きなものとなっていくということなので、ぜひ楽しみにしたい。

また、ver2.0から、スキル等をカスタムした悪魔が作れるようになる「デビルトランス」(仮)システムを実装。よりカスタマイズ性の強い悪魔が作れるようになり、今は召喚でしか入手できない魔人や英雄タイプの素体悪魔が作成可能になる予定ということだ。さらに、育成要素として御魂が実装。御魂は、パラメータを伸ばすアイテムで、より悪魔を自分の好みにチューニングできる。

そして「アウラゲート2 虚人(うつろ)世界」(仮)が実装。これまでのアウラゲートとは雰囲気も変わり、そしてシナリオも新たに展開していくそうだ。公開されたスクリーンショットを見るだけでも、現在のアウラゲートとの違いは明らかだ。ディープなユーザーほどマグネタイトのためにアウラゲートに籠ることになるだけに、これは嬉しいお知らせ。なお、現在のアウラゲートとはちょっと違う遊び方になるという。詳しくは、続報を待とう。

大型コラボも現在準備中とのことだが、詳細はまだ明かせないとのこと。これまでもコラボ企画についてはファンからも要望が多かったそうだが、「メガテン」の世界観とあったものじゃないと、という強いこだわりでもってコラボ先はかなり厳選しているそうだ。山田氏も「すごいやつがきます」と、「D2」初となるコラボ企画には相当の自信を見せていたので、期待したい。

大型アップデートの前の、直近のアップデート情報もこのステージで公開された。

ver.1.6.0となる次回のアップデートは10月上旬を予定していて、まずは待望のギルド機能である「ファクション」がついに実装される。今では主にチャットのチャンネルを決めて仲の良いフレンド同士で話し合ったり交流をするようになっているが、それを更に拡張させたギルド機能によって、より仲間との繋がりを感じられるようになるだろう。そしてそのファクション実装に伴い、ギルドメンバーと協力する新形式のイベントが追加される。

また、待望の新種族「邪鬼」が追加。ステージでは「イッポンダタラ」と、そして「メガテン」の邪鬼といえばこの悪魔だろう…という、「じゃあくフロスト」が公開された。現在はバランス調整の段階に入り、また邪鬼が追加されることによって合体法則にも変化が起こるため、色々と検証中ということだ。

そして今後の運営方針について、重要な要素のいくつかが紹介された。

まずは、10月以降、特定の悪魔合体に必要なマグネタイトの緩和する定期的なキャンペーンを行うとのこと。とにかく今は星5の悪魔を作るのにあまりに大量のマグネタイトが必要ということで、それを集めるのもひとつの楽しみ方ではあるものの、もっと気軽に合体を楽しみたいユーザーも多いため、特定の悪魔を合体するのに必要なマグネタイトを緩和するキャンペーンを行うそうだ。全ての星5悪魔を作るマグネタイトが緩和されるわけではないので、作るかどうか迷っている悪魔がキャンペーンの対象になったらその時は合体させてみよう、というような内容になる。

また、カルマの使い道の拡張を行い、現在溢れがちになっているカルマで全書召喚を可能にしたり、カルマショップの追加などが行われる予定だが、こちらは実装時期はまだ未定。

こちらも実装時期は未定だが、新たな多神合体に、「狂神ディオニュソス」と、「デビルサマナー ソウルハッカーズ」に登場した「怪異カシマレイコ」が登場する。この2体も既にモデリングは完成していると、山田氏。ハイクオリティな3Dモデルに成長を遂げたカシマレイコは、山田氏も絶賛していた。まだ実際のモデルは公開されていないものの、楽しみに待とう。

そしていよいよ、ストーリーの第7章が配信され、お台場を舞台にリベレイターとアコライツの戦いに終止符が打たれる。年内には第1部のストーリーが終わる予定とのことなので、最終決戦に向けて悪魔を育てておこう。

また、岩元氏による魅力的なキャラクターをより活かすため、新アニメーションムービーも制作中とのことで、会場ではその一部が公開された。

「D2」の個性豊かなキャラクターたちはグッズ化の要望も多く、まずはミニキャラでLINEスタンプを準備中。ファンの声が大きければ大きいほど次のグッズ化にもつながるので、要望はどんどん送ってほしい。岩元氏も嬉しそうに、「これからもこのキャラクターたちを愛していってほしい」と述べた。

最後に山田氏は「今後も皆さんの声にはしっかり応えていきたい」と、今後も「D2」の勢いを更に加速させていくことを誓って、ステージは幕を下ろした。

なお、「TGS2018 特別ステージ記念特典」として、9月20日(木)13:15~9月24日(月)23:59まで、ログインすると、星4以上の悪魔が確定で出現する「究極召喚札」が1枚もらえるので、現役プレイヤーはもちろんのこと、以前から気になっていたけれどまだプレイしていない、という人も、このチャンスを逃さないでほしい。

TGS会場の「デビルスキャナ」ポイントはここ!

「D2」ブースはフォトスポットになっており、メガキンと一緒に写真が撮れる。ステージ後、小林さん、山田氏、岩元氏がフォトスポットで撮影に応じてくれた。
「D2」ブースはフォトスポットになっており、メガキンと一緒に写真が撮れる。ステージ後、小林さん、山田氏、岩元氏がフォトスポットで撮影に応じてくれた。

9月20日から開催されているTGS2018。一般公開日の9月22日、23日のみ、TGS会場で新AR機能「デビルスキャナ」にて悪魔を召喚すると、「D2」ブースでプレゼントがもらえるキャンペーンを開催する。

前述の通り、抽選結果次第ではかなり豪華なグッズがもらえるので、会場に行く人はチャレンジしてみてほしい。

TGS会場でデビルスキャナが出来る場所を、紹介しよう。なお、デビルスキャナを行う際のコツとしては、対象物をできるだけ画面いっぱいに入れること。また、明るさも重要なため、なかなか認識できないときはできるだけ明るい場所にある対象物を撮影すると良い。

セガの「D2」ブースにある「D2」のロゴ

初めてデビルスキャナで召喚するときは色々とガイダンスが表示されるので、ガイダンスの通りに操作しよう。なお、ブースの入り口前にあるロゴは周囲が暗くて認識しにくいので、ブースの中のフォトスポットに置かれているロゴのほうが明るく、認識しやすい。

「Xperia」ブースにある「Xperia」のロゴ

こちらはブースの下から見上げるように撮影するしかないので、とにかくできるだけ近くによって撮影すると良い。ロゴ自体がライトで光っているせいか比較的召喚しやすいので、フォトスポットに足を踏み入れる勇気がない人はこちらを狙うといいだろう。ただし一般日は混雑しやすいエリアなので、周囲には注意が必要だ。

人の目

目の大きさの撮影イメージ。画面に顔がこれくらい映り込んでいれば認識する。
目の大きさの撮影イメージ。画面に顔がこれくらい映り込んでいれば認識する。

スタンプカードには「目」とだけ書かれているため疑問符が浮かぶが、これは誰でもいいので「人の目」を撮影すればいい。例えば自撮りのようにカメラを自分に向けて自分の目を撮影するとかでも構わないが、「D2」のこのAR機能には外部カメラと内部カメラの切り替え機能はないため、カメラを自分に向けて撮ろうとすると必然的に画面が裏側を向いてしまうので、撮影ボタンが見えなくなるという弊害もある。

「コスパ」ブースにある「コスパ」のロゴ

こちらは物販エリアにある「コスパ」のロゴを撮影する。物販エリアはホールの照明が明るいため、ロゴを認識しやすく、しかも一人で簡単に達成できるので、難易度は一番低い。

ぜひ実際にこれらのエリアのどこかで「デビルスキャナ」を体験して、限定グッズをゲットしよう!

D×2 真・女神転生リベレーション

セガ

iOSアプリiOS

  • 配信日:2018年1月22日
  • 価格:基本無料

    D×2 真・女神転生リベレーション

    セガ

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2018年1月22日
    • 価格:基本無料

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