Lo-Fi Gamesは、Steam用ソードパンクRPG「Kenshi」の正式版を2018年12月6日にリリースすると発表した。価格は3,500円。リリース中のベータ版ユーザーは新たにゲームを購入することなく、無料で正式版にアップデートすることが可能。
「Kenshi」はRPGの要素に加え、集団の操作や街づくりの機能等が融合したサンドボックスゲーム。プレイヤーは世界を思うがままに放浪し、無限の可能性を追求していくことができる。また、早期アクセス版における数千にもおよぶレビューの大半が「非常に好評」という評価で、日本においてもニコニコ動画にて有志による1,800近くの関連動画が公開されている。
なお、Lo-Fi Gamesはニコニコ動画に公式アカウントを開設。正式版発売以降も日本のKenshiコミュニティへ積極的なアプローチを行っていくとのことだ(https://www.nicovideo.jp/user/84758312)。
Steam内配信ページ
https://store.steampowered.com/app/233860/Kenshi/
Lo-Fi GamesのCEO及びヘッド・デベロッパーのChris Hunt氏からのコメント
ゲーム上で何をするか、どう展開させるのか指図されるのは好きではありません。クエストを与えられたり、既に作り込まれて誰よりも強いキャラクターでゲームをスタートするのも全く面白いと思えません。名前のない、弱いキャラクターを自分なりに作り、様々なトレーニングを経て強いキャラクターに育成していく方がよっぽどやりがいがあるし、面白いと思います。
今までいろいろなゲームを体験し、影響も受けてきましたが、正直なところ満足できるゲームは⼀切ありませんでした。新しいゲームのリリース情報を見て、自分の理想のゲームだと期待し、どのように遊ぼうか、何をしようかとワクワクしながらプレイした後、時間の無駄としか思えないゲームであるとがっかりさせられた経験がほとんどです。それなりのゲームでも自分の期待値から外れないゲームはありませんでした。そういう経験が自分をより良いゲーム・デベロッパーにし、また頑張り続けて行こうという機動力につながったと思います。
私は「Kenshi」を自分のために作りました。もし「Kenshi」が万人から支持を受けなくても、それは仕方のない事だと思います。他人の思惑に左右されず、また妥協しないで自分の信じるゲームを作る事が最高のゲームを作る事に繋がると私は信じているからです。
「Kenshi」について
- 終わりのないサンドボックスRPG。決まったストーリーなどなく、アイテムを獲得するためにレベルアップが必要といった機能もない、自由で無限大の可能性を追求するゲーム。善人や悪人になるのも、商人や盗賊になるのも全てあなた次第。町に住む、砂漠を彷徨う、⼀人で放浪する、徒党を組む、要塞を建造する、集落を襲う等、自分なりのストーリーを展開させていく事が可能。
- Daggerfall以降最大となる870平方km超の広大でシームレスなワールドマップ。
- Mods で思いのままにキャラクターや環境をデザイン、カスタマイズ。アクティブなコミュニティにより作成された1,500以上のMods。
- 詳細な集団設定。様々なキャラクターで形成される集団や勢力を育成、または略奪し自分好みの集団に設定。
- 集団の防御に⽋かせない要塞を建造。新しい技術を研究し、防御を固め装備を作成することが可能。
- 容赦のないハードコアな環境。常にチャレンジを強いられる混沌とした世界。この世界には不自然なまでに強力なステータスを持つ「英雄」などというキャラクターは存在しない。
- レベル調整は存在しない。世界はレベルに合わせてレベルアップなどせず、レベルに合ったアイテムだけを並べる店もない。
- 現実的な医学が反映されたゲームプレイ。負傷箇所がゲームに大きく影響を与える。脚を負傷した場合は移動速度が下がり、腕を負傷すれば剣を振ることができなくなる。負傷の治癒には時間が掛かり、治癒を促進する秘薬などは存在しない。損傷箇所が切断された場合義肢の装着が必要となる。
- 様々な勢力に加担、または対峙。荒涼とした環境で生き抜くための力と富を得るためには他勢力との調整が必須。
※画面は開発中のものです。
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