MANKAI STAGE「A3!」製作委員会は、2019年1月31日から「MANKAI STAGE『A3!』~AUTUMN & WINTER 2019~」公演を東京・山口・大阪にて順次開催。ここでは同日に東京・日本青年会館で行われた初日挨拶とゲネプロ公演の模様をお届けする。

目次
  1. 若き役者たちの“本気”が、ステージ上でぶつかりあう!
  2. メインキャスト10人が語る本作への意気込みをチェック

「A3!」は劇団の主宰兼「総監督」として、イケメン劇団員たちの成長と青春の物語を見守る“イケメン役者育成”ゲーム。さまざまなメディア展開を行う中で2018年6月に初の舞台化作品「MANKAI STAGE『A3!』~SPRING & SUMMER 2018~」を上演し、大成功を収めた。さらに今回の「MANKAI STAGE『A3!』~AUTUMN & WINTER 2019~」だけでなく、すでに春組単独の「MANKAI STAGE『A3!』~SPRING 2019~」と、夏組単独の「MANKAI STAGE『A3!』~SUMMER 2019~」も決定しているほどの人気ぶりをみせている。

若き役者たちの“本気”が、ステージ上でぶつかりあう!

「A3!」の舞台は、多くの劇団が拠点にする東京郊外の天鵞絨(ビロード)町。ここでは劇団の主宰兼「総監督」を任されたプレイヤーが、かつての栄光を失った潰れかけの劇団“MANKAIカンパニー”を立て直すために奔走する。このカンパニーには「春組」「夏組」「秋組」「冬組」といった4つの演劇ユニットが存在し、前回の舞台公演では春組と夏組の旗揚げ公演「ロミオとジュリアス」「Water me!」を描いたものとなっていた。

今回も同様に秋組と冬組の旗揚げ公演「なんて素敵にピカレスク」「天使を憐れむ歌。」を成功させ、“MANKAIカンパニー”を救うことが目的となる。春組・夏組などからのキャスト続投もあり、ストーリーそのものは繋がっているが、物語は秋組と冬組のユニットメンバーが集まるところからスタートする。前作舞台を見ていないという人だけでなく、「A3!」そのものが初めてという人でも問題なく熱中できるので安心してほしい。

構成は前半が秋組、後半が冬組となっていて、さまざまな問題や葛藤を抱えるメンバーが試練を乗り越えて絆を結ぶまでの過程や、それぞれの旗揚げ公演までをしっかりと追っている。秋組のユニットメンバーは、なんでもそつなくこなしてしまうハイスペックヤンキー・摂津万里(水江建太さん)、演劇に人一倍憧れをもつがまだまだ大根役者の硬派なヤンキー・兵頭十座(中村太郎さん)、女の子にモテたい一心で入団した七尾太一(赤澤遼太郎さん)、料理が得意な元ヤンキーの大学生・伏見臣(稲垣成弥さん)、冷酷無比な頭脳派ヤクザ・古市左京(藤田玲さん)の5人となる。

のっけから万里と十座は一触即発という空気で、一見協力的で演技も問題なさそうな臣と太一も実は……といった内情を抱えている。口では厳しいことを言いつつ何だかんだと協力的な左京も含め、彼ら5人が役者らしい形で心の奥底までさらけ出していくのかが見どころだ。

一方、冬組も一度は演劇の夢を諦めた月岡紬(荒牧慶彦さん)、カンパニーに立ちふさがる“GOD座”の看板役者だった高遠丞(北園涼さん)、どこでも眠り込んでしまう記憶喪失の青年・御影密(植田圭輔さん)、芸術肌で情熱的なポエムを読み出す詩人・有栖川誉(田中涼星さん)、マイペースな美人の雪白東(上田堪大さん)といった個性の強いメンバーが揃っている。演技力こそ他のユニットと比べて高く問題ないように思えたが、だからこそどのようにズレを埋めていくのかが課題……といったところ。そして不思議な出来事も交えて上手くいくかと思った矢先、ユニット最大の危機が訪れる。

これに加え、絶大な人気を誇る劇団“GOD座”との因縁も。彼らとどのような決着をつけるのか、果たして“MANKAIカンパニー”の行く末は……?と、最後まで目が離せない展開が待っている。そしてプレイヤーである監督の存在もしっかり舞台の中に取り入れられているので、思わず胸が熱くなってしまうこと間違いなしだ。

休憩15分を含めて約3時間10分という大ボリュームで、まるで舞台を4本くらい観劇したような満足感を得られるのも本作の魅力。また、舞台という空間で“舞台作品”を上演するというステージ上ならではの演出は、他のメディアミックスではなかなか味わえない。チケットはほぼ完売状態だが、3月24日の東京凱旋公演大千秋楽はライブビューイングも行われるので少しでも興味をそそられたらぜひ足を運んでほしい。若き役者たちが切磋琢磨し、全力でぶつかり合う様にきっと笑い、涙し、大きな拍手をおくることになるはずだ。

メインキャスト10人が語る本作への意気込みをチェック

水江さん:今まで稽古期間、キャスト・スタッフ皆で作り上げたものを全力で披露する上で、舞台上でしか分からないことをたくさん見つけて千秋楽まで成長し続けていきたいと思います。皆さん応援よろしくお願いします。

中村さん:「A3!」という作品に出演できること、本当に嬉しく思います。兵頭十座という皆さんに愛されているキャラクターをしっかりと演じられるよう、真摯に向き合って、二人三脚でやっていきたいと思います。よろしくお願いします。

赤澤さん:僕は個人的に“ひつまぶし”みたいな舞台だなと思っていて……。

(一同笑)

赤澤さん:理由はあるんです!一つの舞台なのに、めちゃくちゃ味が変わるんですよ。本当にめちゃくちゃ変わるんで、そこを味わって楽しんでいただければいいなと思います。

稲垣さん:まずは怪我なく、最後まで走り抜けるように頑張っていきます。そして秋組・冬組が本格始動ということで、ぜひ多くの人に見てもらいたいなと思います。最後まで応援よろしくお願いします。

藤田さん:僕はこの中で唯一、春夏から続いてこの秋冬公演に出させていただいているんですけど、春夏の時に春組・夏組が切磋琢磨して、組ごとに稽古をしているのを見ていて羨ましい部分もありました。今回、秋組に入ることによって秋冬で切磋琢磨した稽古ができたのをすごく嬉しく思っています。この秋組で作った“秋組”を皆様に披露するのが楽しみですし、楽しんでいただけるように精一杯毎日頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

荒牧さん:この「A3!」という作品の原作は俳優育成ゲームということで、僕らもこのMANKAI STAGEを通してキャラクターと共に自身の俳優としてのスキルなどを成長させていけたらなと思います。よろしくお願いします。

北園さん:今、荒牧さんが言ったように、僕も役と共に役者が成長できるというのがこのエーステの醍醐味だと思っています。春夏が愛されたように、秋冬も愛されていければと思います。初日が始まりますが、稽古で培ってきたものをお客様にやっと見せれるのかという楽しみな気持ちと共に、自分の持っているものに甘んじることなく最後まで向上心を持って取り組んでいけたらなと思います。応援よろしくお願いします。

植田さん:個人的に僕はこの舞台が“ひつまぶし”みたいだなと思って……。

(一同笑)

赤澤さん:ちょっと!もう絶対くると思ってましたよ(笑)。

植田さん:もう笑いが止まらなくてすみませんが、冗談はさておきまして。うちのリーダーともども言っていたように、役者が役者を演じるというのはなかなか不思議な気持ちでもあるんですけど、僕たちにしか出せない、このエーステにしか出せない「A3!」の魅力というものがきっとこの作品にあるんだろうなと思っています。

それに伴って、秋組だったらこのキャストたちが演じる意味、冬組だったら僕たちでしか演じられない冬組というものを何なのかというものを最後まで突き詰めて皆で考えていけば考えていくほど、きっと素敵なものになっていくし、日々変わっていくものだと思っています。そういうものを皆で協力して、この作品をサポートしてくれている春夏の分も皆で精一杯咲きたいなと思います。応援よろしくお願いします。

田中さん:より「A3!」という作品を愛してくださるように、冬組・秋組それぞれのキャラクターをもっと愛してくださるように精一杯頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

上田さん:「A3!」が決まった時からアプリを遊ばせていただいて、キャラクターを愛するということを学び、課金もいっぱいしました(笑)。それぐらいキャスト皆それぞれが愛情をもって役、そして冬組や秋組とカンパニーを愛してきたと思っています。それをお客様と共に満開の笑顔という形で終わらせていけるよう、全力で駆け抜けていきたいと思いますので応援のほどよろしくお願いいたします。

MANKAI STAGE「A3!」公式サイト
http://www.mankai-stage.jp

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー

関連ワード
  • 取材