「ファントムミラー」は、中国の妖怪をベースとしたキャラクターが活躍するスマホ向けアクションRPG。現代風デザインと中国神話とが融合した魅力的なビジュアルを持つ本作について、その魅力を紹介したい。

目次
  1. 「幻璃鏡」に閉じ込められた妖怪が脱出のため同族同士で殺し合う!
  2. オート攻撃とフリックアクションを組み合わせたバトルシステム
  3. 霊獣と協力アクション!騎乗や合体も可能
  4. お手軽カンタンなのにカッコいいアクションが魅力!

「ファントムミラー」は、SuperNova Overseasが2019年1月に配信開始したスマホ向けアクションRPG。創造された異世界「幻璃鏡」を舞台に、中国の妖怪たちをベースとしたキャラクター達が活躍を見せる。ビジュアルはアニメやラノベを思わせる現代風デザインをベースとしつつ、随所に中国神話的なフンイキが取り入れられていて、新鮮な印象を受けるビジュアルが魅力の作品だ。

2018年にはクローズβテストも実施されていたので、高い期待をもってリリースを待っていたという人もいるだろう。ただその一方で本作は、リリース後に問題も発生した。Android版でプレイ開始する際に、非常に多くのアプリ権限が要求されるという問題だ。しかしこの問題は既にデベロッパーが対策し、現在は安心してプレイできる状況だ。そこで、この記事で本作の魅力について紹介したい。

「幻璃鏡」に閉じ込められた妖怪が脱出のため同族同士で殺し合う!

本作の舞台となる「幻璃鏡」は、妖怪たちを閉じ込めるために作られた世界。この世界に閉じ込められてしまった妖怪が、主人公となる。

閉じ込められた妖怪は3人。猫妖怪の花凛、絵から転生し妖怪になったという愁怜、そして一本の木が元となった妖怪、青槐。プレイヤーはゲームスタート時にこの中から毎キャラクターとなる1人を選んでプレイする。

「幻璃鏡」から脱出する方法とは、同族である妖怪たちを殺し、噬力(せいりょく)を奪い取ること。なので、主人公は妖怪たちとの戦いにその身を投じることになる。とはいえ「自分以外みんな敵」といったバトルロイヤル的な展開をするわけではない。基本的には有効的な妖怪から依頼を受け、敵対する妖怪を退治していく…という王道RPG的展開。もちろん、妖怪たちの中には仲間になってくれる存在もいる。

オート攻撃とフリックアクションを組み合わせたバトルシステム

ゲームの流れは、スタミナを消費してステージに挑戦し、クリアすると新たなステージがアンロックされていく…というスマホ向けRPGとしてオーソドックスな形。ステージクリア時に手に入る育成用素材を使って、主人公を強化していく。

ステージでの基本操作は、画面左をフリックして移動、回避ボタンやスキルボタンをタップして各種アクションを行うという形だ。ただ、通常攻撃用のボタンはない。通常攻撃は敵に使づくことで自動的に行ってくれる。アクションRPGというよりはMMORPGに近いといえるだろう。しかし、本作は決してアクション性が低い作品ではない。

本作のアクション性を高めているのが、斬殺や反撃、重撃といったアクションだ。これらは特定の条件を満たすことで発動し、発動すると画面に「右フリック」や「下フリック」といった指示が表示される。制限時間内にプレイヤーが指示通り入力すると、敵に特殊なアクションを決めることが可能。ド派手で大ダメージを与えることができるので、強い爽快感が味わえる。その上、入力タイミングを逃さないよう画面を注視することになるので、バトルに緊迫感をもたらしているのだ。

斬殺や反撃といった大掛かりなアクションほど派手ではないものの、回避ボタンを使った回避アクションも魅力のひとつだ。回避ボタンは、「タップすることで主人公が瞬間的に移動し、敵の攻撃を回避してくれる」という、他のゲームでもよく見られる形式。しかし本作の場合、自動で通常攻撃を行うというシステムがあるおかげで、回避からスムーズに自動攻撃がつながり、非常にカッコよく反撃できるのだ。敵の攻撃を回避さえできれば、華麗に攻撃を繋げることができる。「お、今のカッコいいな」と自分で魅入ってしまうようなアクションが繰り出せるのは、めちゃくちゃ気持ちイイ!

霊獣と協力アクション!騎乗や合体も可能

フリックアクションや回避ボタンによって、カンタン操作でカッコいいアクションを繰り出せることが本作の特徴。だが本作にはそれ以外にも魅力がある。それが「霊獣」と呼ばれる存在だ。

霊獣は仲間として編成可能なNPC的な存在だ。ゲームが進むと最大8体まで霊獣を編成することが可能。8体中2体はともにステージで戦うパーティーメンバーとなり、残り6体は戦力アップ効果を付与できる支援メンバーとなる。

霊獣はパーティーメンバーとして共に敵と戦う以外にも、活躍を見せてくれる。そのひとつが、騎乗アクションだ。本作のステージはベルトスクロールアクションのような構成になっていて、マップ上に出現した敵をすべて倒すと次のエリアへ進行可能になる。次の敵出現エリアに着くまでは、基本的に移動オンリー。この時、便利なのが騎乗アクションだ。霊獣に騎乗すると、徒歩よりスピーディーに移動できるので、次のエリアに短時間でたどり着けるのだ。

霊獣の持つふたつめのアクションが、合体。合体すると、主人公の姿が変わり、能力がアップする。ボス戦などここぞという場面で活用したいアクションだ。本作は主人公が固定なものの、霊獣との協力プレイや合体があるため、色んなキャラクターを収集する楽しさはしっかり味わえるようになっている。

お手軽カンタンなのにカッコいいアクションが魅力!

本作をプレイしていて感じたことを一言で表すと「カンタンなのにカッコいい」。この言葉に尽きる。連続攻撃やド派手な特殊攻撃、回避からの反撃やNPCとの協力アクションなどなど、見た目はガチのアクションRPGと同様のアクションが繰り出される。だから、プレイしていてカッコいい。しかし、リズムゲームレベルのシンプルな操作に落とし込まれているので、どのアクションも驚くほどカンタンなのだ。手ごたえのあるアクションを楽しみたい、という人には物足りないかもしれないが、スマホでお手軽に、魅力的なキャラクターのカッコいいアクションを楽しみたいという人にはうってつけの作品といえるだろう。中国の神話、伝説的な世界観が好きという人はプレイする価値のある一作だ。

ファントムミラー

SuperNova Overseas

MobileアプリiOS

  • 配信日:2019年1月22日
  • 価格:基本無料

    ファントムミラー

    SuperNova Overseas

    MobileアプリAndroid

    • 配信日:2019年1月22日
    • 価格:基本無料

      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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