騎乗できる!育成できる!モンスター収集にハマる!空が舞台の美麗MMORPG「イカロスM」レビュー

プレイレビュー
0コメント 田中一広

イカロスM」は、Unreal Engine 4によって描き出される美麗な空の世界を舞台としたMMORPG。本記事では、美しい世界でモンスターを集めるという本作の内容に詳しく迫りたい。

「イカロスM」は、WEMADE SERVICEが2019年2月に配信開始したスマホ向けMMORPGだ。「リネージュ2 レボリューション」を筆頭に、スマホ向けMMORPGでもPC・コンシューマーに劣らないほどの美麗さをウリとする作品は少なくない。

本作もそんな作品のひとつ。Unreal Engine 4によって描き出されるグラフィックは非常に美しい。とりわけ本作は「空」を舞台としており飛行シーンが多いため、高い所から見渡す大地の光景や、どこまでも広がる大空の光景など、美麗さを強く実感する。MMORPGは世界に没入して長時間楽しむことになるので、美しい世界というのはそれだけで強い魅力だ。もちろん、ゲームとしての魅力も気になるところ。そこで本稿で本作の内容を詳しく紹介したい。

基本部分はMMORPGの王道といえるゲームシステム

本作のゲームシステムの基本的な部分は、既存のMMORPGを踏襲している。モンスター討伐や素材集めといったクエストをNPCから受注し、モンスターや素材が出現するマップへと移動。バトルや収集を繰り返して条件を達成すればクエストクリアだ。これまでMMORPGをプレイしたことがあれば、違和感なく馴染めるだろう。王道といえるゲームシステムだ。

モンスターとのバトルシステムは、リアルタイムに処理されるアクションRPG的なもの。バーチャルパッドでフィールドを自由に移動し、通常攻撃ボタン、スキルボタン、回避ボタンといったボタンをタップすることで各種アクションを行う。攻撃を繰り返してHPをゼロにすれば、敵モンスターを倒すことができる。

バトルシステムの中で目を引くのが「連携スキル」。これは、組み合わせでスキルを使用すると、より強力な特殊スキルを使用できるというもの。無双系アクションゲームのコンボ攻撃を思わせるシステムだ。連携スキルを駆使すれば、効率よく敵を倒せる上、ド派手な演出によって爽快感を味わえる。

バトル時のアクションは、プレイヤーが最初に選ぶキャラクターによって変化する。「Gladiator」なら剣や盾を使い、「Artist」は筆。「Wizard」はオーブと魔法を使い、「Ranger」は弓と格闘。「Assassin」は短剣といった具合だ。それぞれのキャラクターによって、見た目だけでなく、プレイ感も異なってくる。

ここまでの内容で、アクション性が高いゲームなのかと感じた人もいるかもしれない。しかし、実はそこまでアクションは重要じゃない。強大な敵と戦うレイドバトルや、プレイヤー同士が戦うPVPだと話は変わってくるだろうが、少なくとも通常のクエストを進める分には、通常攻撃とスキルを連打しているだけでも危なげなくクリアできるだろう。もちろん、装備を整え、しっかり育成していることが前提だ。

最近のスマホRPGでは、クエスト表示をタップするだけでクエスト受注からバトル、アイテム収集、クエスト達成までフルオートでこなしてくれるシステムを用意していることが多い。もちろん本作にも用意されている。クエストボタンをタップすれば、後は見ているだけの放置プレイで、ゲームがどんどん進んでいく。装備と育成をしっかり整えていれば、ピンチに陥ることもない。なので、アクションが苦手という人でも全く問題なくプレイ可能だ。

フィールドに歩いているモンスターを仲間にする!フェロー

他のMMORPGに見られない本作ならではのシステムと言えるのが、「フェロー」だ。「フェロー」とは、自分の仲間になってくれるモンスターのこと。バトルで一緒に戦ってくれるだけでなく、背中に乗って空を飛ぶこともできる。

NPCが仲間として一緒に戦ってくれたり、馬やドラゴンに乗ることができたり…といった要素は他のMMORPGでも存在している。「フェロー」はそれらのすべてがひとつの要素にまとめられたものと言えるだろう。けど、それだけじゃあない。なんと本作では、フィールドに歩いているモンスターを、「フェロー」にすることができるのだ。

「フェロー」にするためには、「交感」に成功する必要がある。「交感」はタイミング系のミニゲームになっており、左右に行き来するバーが、ゲージの緑色の部分に重なったタイミングで画面をタップするという内容だ。一定回数タップに成功すれば交感成功。見事、モンスターが「フェロー」になってくれる。

「フェロー」になったモンスターは、プレイヤーキャラクター同様レベルアップによる育成が可能だ。また、空を飛ぶ際に使う「フェロー」を切り替えれば、もちろん見た目にも反映される。なので、筆者はプレイしていて収集意欲を強烈に刺激された。色んなモンスターをフェローにして育ててみたいし、乗ってみたいと思ったのだ。これはかなりやり込み甲斐のあるシステムだと思う。

放置プレイからマルチプレイまでさまざまなプレイスタイルで楽しめる

本作は「MMO」RPGなのだが、ここまで記事ではマルチプレイ部分に触れてこなかった。実際のところ、本作はマルチプレイをまったく意識せずに楽しむことができるのだ。ソロプレイで楽しむなら王道は、アクションRPGとしてストーリーを楽しみつつ、フェロー集めに精を出すというプレイスタイル。もっとカジュアルに楽しみたいなら、クエスト表示をタップする放置プレイで、育成部分だけガッツリ楽しむというプレイスタイルもアリだ。

では本作のマルチプレイ部分が薄いのかといえば、そんなことはない。フレンドやギルドといったMMORPGの基本と言える部分はもちろん用意されているし、1vs1、10vs10、50vs50といった幅広い人数帯でのPVP、レイドバトル…といった形でマルチプレイモードも充実しているのだ。超カジュアルにRPGを楽しみたいというソロプレイヤーから、マルチプレイでドップリMMOを楽しみたいという人まで、さまざまなプレイスタイルで楽しめる。懐の深い作品だ。

キャラクターの美麗さも見逃せない!ソロ志向のプレイヤーにもオススメできる作品

本作は世界も美麗だが、キャラクターも美麗だ。特に筆者がいいなと感じたのは、主神フェロー達。そもそも「フェロー」というのは、ゲームのシステム的な名称ではなく、世界観・ストーリーにも絡んだ概念だ。

本作の世界では、闇の創造神と魔神に魅入られた者達が、一度は封印された魔神を戦乱によって復活させようとしている。これを防ごうというのが主人公たち。そのための鍵となるのが、あらゆるフェローの根源とされる「イカロス」だ。また、「イカロス」と並び立つ存在として世界の均衡を保つ13の主神フェローが存在し、魔神を復活させようとする勢力を監視している。

この13の主神フェローが、いずれ劣らぬ美女ぞろい。しかもキャラクターが立っていてカッコいいのだ。最終的に主神フェローとも「交感」できるようになるのかどうかはわからないが、是非とも「交感」して自分のフェローになってもらいたい…!

最後にまとめると、本作はMMORPGとして基本的な部分をすべて押さえているため、MMORPGファンなら確実に楽しめる作品だ。けど、筆者としてはソロプレイのRPG好きにこそ進めたい。というのも、フェロー収集と育成だけでも十分楽しめるゲームだからだ。美麗な世界観の中でモンスターを収集し、強化していくのはハマるものがある。「MMOはちょっと…」というプレイヤーも是非一度、プレイしてほしい。

※画面は開発中のものです。

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