上映中のアニメ「グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION」の公開を記念して、歴代グリザイアシリーズを振り返るTVアニメ「グリザイアの迷宮」「グリザイアの楽園」のオールナイト上映会が2月23にEJアニメシアター新宿にて行われた。

上映会にて実施された声優のたみやすともえさん(入巣蒔菜役)、清水愛さん(小嶺幸役)登壇のトークステージパートの模様をオフィシャルレポートとして掲載する。

「たみやすともえ・清水愛登壇の歴代グリザイアを振り返るトークステージ

司会のフロントウイング跡部氏による呼び込みで両名が登壇。挨拶の後 跡部氏はすぐに退場し、たみやすさんと清水さんが進行も務める形に。

会場には遅い時間にも関わらず多くの「グリザイア」ファンが集まっており、客席へ「どこから来ましたか?」とお約束の質問をすると「大分」との声も。

そこで再販の希望が多かったという「睡眠の重要性」Tシャツの販売も告知され、これには待ち望んでいた会場のファンからも歓声が。

こうして盛り上がりながら、ステージはテーマごとのトークへ移っていく。

オールナイトイベントであえて睡眠の大事さを訴えていく

最初のトークテーマは「グリザイアの果実を振り返る&思い出のシーン」。まずは初めて「グリザイア」に触れる人のために、「グリザイア」の簡単なあらすじを紹介していく。

清水さんから、「美浜学園にやってきた無敵軍人の風見雄二が、心に闇を抱えた榊由美子、心に闇を抱えた周防天音、心に闇を抱えた入巣蒔菜、心に闇を抱えた松嶋みちる、そして実際に爆弾を抱えた小嶺幸のトラウマを解消していく」物語であると紹介されると、本作をよく知るファンも納得の様子。

たみやすさんは 端的に説明すると闇の深い登場人物だらけになってしまう「グリザイア」だが、印象的なエピソードとして心の闇が見え始める直前となる「グリザイアの果実」第3話の内容の濃さを挙げて振り返る。

天衝監督から「楽しいのはここまでだから」と説明されたというエピソードと共に、ならばとスタッフ一丸になって内容を盛り込んであることをアピール。

「グリザイアの果実」第3話までの学園ラブコメ感とそれ以降のシリアスな展開のギャップを見どころとして紹介

「グリザイア」を完全に把握させることに成功すると、謎の手紙が届いたとの報せがあり、差出人であるマグロマンから5つの質問のテーマへ。「シリーズを通して、一番印象に残っているシーンや台詞などは?」といった真面目な質問から、「リアルで好きな鮮魚は?」というマグロマンらしい(?)質問も飛び出す。尚、たみやすさんの好きな鮮魚は「鯖」、清水さんは「コス○コのサーモン」という回答に落ち着いた。

「キャラクターとキャストをシャッフルしたら誰を演じたい?」の質問に「人気キャラを…」とぶっちゃける清水さん

続いて、フロントウイング代表・山川竜一郎氏を呼んでのトークセッション。「グリザイア」シリーズの海外展開について触れると、蒔菜のグッズを無限収集しているという猛烈な海外ファンの話題も。「迷宮」「楽園」の見どころについても語られ、ファンからの人気も高い「楽園」第8話の「雄二奪還作戦」回を紹介。ふたりが演じる蒔菜と幸が大活躍することもあり、これからの上映会でも大きな見どころとなる名エピソードだ。

TVアニメにも関わらずシネスコサイズで作ったことがこのイベントで活きたことや海外での反響などについて語る山川氏

山川氏が退場すると、「キャラクターを振り返る」というテーマへ。それぞれの担当キャラクターの第一印象から成長と思う部分を挙げ、キャラクターへの愛を感じる回答に客席からも深い頷きが。可愛らしい後輩だった蒔菜が、一流のスナイパー技術を身につけるという点だけではなく、一人の人間としても成長していく点や、幸がトラウマを克服していったエピソード等が語られていた。

無意識に「自分を守ってくれる人」のところに居ようとする蒔菜が、自立していく過程について語るたみやすさん

最後に、物販コーナーや開発中のスマートフォン用アプリ「グリザイア クロノスリベリオン」のお知らせ等を挟み、トークステージは幕を閉じる。これから朝まで「グリザイア」漬けとなるファンにとって、最高のオープニングとなった。アダルトPCゲームの頃からファンと共に歩んできた「グリザイア」シリーズ。絶賛上映中の「グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION」の盛り上がりにも期待したい。

清水さんによる、生「コロスゾ♡」も飛び出して会場も盛り上がる

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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