KONAMIが2019年9月26日に発売を予定しているPS4/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam)向けソフト「CONTRA ROGUE CORPS」(魂斗羅 ローグ コープス)。本作の先行体験会兼メディア対抗戦が行われたので、その模様をお届けしよう。

「CONTRA ROGUE CORPS」は、1987年に第1作目がアーケードゲームとして登場した「魂斗羅」(コントラ)シリーズの最新作。古くから続くシリーズであり、昔からのファンは2Dスクロールアクションというイメージが強いかもしれないが、本作はシリーズの伝統を受け継ぎつつも、ゴリゴリの3Dになっているのが特徴だ。

シリーズから継承しているのは、世界観や設定の雰囲気、そして演出などさまざまな面でクレイジーなところ。巨大兵器やエイリアンを相手に戦うことが多く、今作でもそこは変わらない。ダムドシティと呼ばれる、一度はエイリアンからの脅威が去ったと思ったが、未知なる力で変容してしまった街が舞台となる。

ダムドシティは未知なる力の影響で発生した資源があり宝の山である一方、そこにいるだけで精神に異常をきたし、最悪の場合は死に至るという凶悪なスポットだ。しかし、なかには街にいても平気な、耐性を持った者も存在する。そうした者は街からいろんなものを持ち帰って金を稼ぐ。プレイヤーも、そんな賞金稼ぎの1人としてダムドシティに降り立つ、というわけだ。

今回、Gamerから一足早くダムドシティに向かったのは、ヒョロヒョロの若手編集・ロックと、ヒョロヒョロのライターである筆者・山口の2人。荒くれとは縁遠く簡単に折れそうな手首をしたメンバーだが、内に秘めたクレイジーさをもってゲームを堪能してきたので、コープを中心としたプレイ内容と、PvPモードをプレイしたメディア対抗戦の模様の2部構成でダムドシティの様子をお伝えしていこう。

体験会では筋肉食堂によるお弁当が振る舞われた。これを食べてバルクアップだ!

「CORPS」の名は伊達じゃない!コーププレイで感じる協力の楽しさ

まずはゲームプレイでつかめた基本的なシステムから紹介していこう。本作では4人いるキャラクターのうち、1人を選んで操作してゲームを進めていく。バトルはトップビュー型のアクションシューティングとなっており、マシンガンやショットガンといった「メインウェポン」と、ドリルガンやブレードなどの「サブウェポン」を駆使して、ステージに次々出現する敵をなぎ倒していくのだ。

武器はすべて弾数が無限のため、銃器でもコストを気にせずぶっ放せるのが魅力だが、どの武器も連続して使っているとオーバーヒートしてしまい、一定時間使用できなくなる。オーバーヒート中でも武器の切り替えは行えるので、メインウェポンがオーバーヒートしたらサブウェポンに切り替えて戦う、といった手法に慣れておくとよさそうだ。

武器による攻撃だけでなく、回避行動で一瞬無敵かつ体当たりの攻撃にもなる「ダッジ」や、周囲の敵に大ダメージを与えられる「ボム」の使用など、工夫のしどころもある。

なかには銃撃が利かず、ダッジによって気絶させ、近づいて「特殊アクション」を発動して倒したり、敵を持ち上げてプレス機に放り込むなど、変わった倒し方が必要になる場面も。進路を妨害する障害物があれば不発弾のミサイルに乗って爆破したりと、とにかくクレイジーかつ容赦ない行動が、抑圧されたいろんなものを解放してくれて爽快だ。

ミサイルに乗れちゃうぜ!

また、4人のプレイアブルキャラクターは拠点で自由に切り替えられ、それぞれ異なる効果のスキルを持っている。例えばムキムキマッチョのカイザーであれば一定時間攻撃がパワーアップし、紅一点のハラキリは移動速度がアップする。どう見てもパンダでプレイ中もパンダと呼ばれていたハングリービーストは、自動で攻撃してくれるパンダの姿をしたタレットを召喚でき、ジェントルマンは敵を引き寄せてダメージを与える重力場のようなものを生み出せるといった具合だ。

これらを駆使してエイリアンたちを蹂躙していくのだが、敵は不気味で残忍なヤツらばかりということを忘れてはいけない。プレイヤーのキャラクターにはHPにあたるシールドがあり、攻撃を受けるとシールドの数値が減少していく。そして数値が0の状態で攻撃を受けるとダウンしてしまうのだ。シューティングゲームらしい要素として“残機”があるため、これが残っているうちはその場で復活できる仕組みだが、残機がない状態で倒れるとミッション失敗になってしまう。

ゲーム進行はミッションクリア型で、どのミッションもシングルプレイ、マルチプレイの両方に対応。何人でプレイしても敵の強さは変わらず、人数が多いほど有利になるため、周りがいかつい相手ばかりでも、腕に自信がなくても、気軽にマルチプレイが楽しめる作りになっている。

超巨大な敵も登場する。こんな圧倒的サイズ感の奴には複数人で挑みたい!

マルチプレイのメリットとしては、単純に人数が増えて戦いが楽になるだけではない。シングルプレイでは残機がなくなった状態で倒れるとミッション失敗となるが、マルチプレイでは残機0から倒れても、ほかのプレイヤーが生き残っていれば救助してもらうことが可能だ。

救助の際に覚えておきたいのが、対象に近づいてボタンの長押しが必要になる点だ。敵を倒してから救助するか、誰かに敵を任せて救助を急ぐか…こうした行動はプレイヤーの性格が出て面白いところ。

コミュニケーション手段としては、十字キーに設定されたエモートで感謝を示したり、ダンスを踊っておどけたりできる。残機がなくダウンしている状態だと救助依頼を出すことも可能で、こうした緩いつながりもまた、マルチの気軽さに一役買ってくれている。

道中では敵を倒したりボックスを壊すことでクレジット(お金)や後述するボディパーツなどが入手できるが、こうしたドロップアイテムはプレイヤー個別となっているので、独り占めされて泣きを見ることもない。ただ、シールドの回復アイテムだけは全プレイヤーで共通となっている。シールドが最大だと入手できないため無駄になることはないが、我先にと回復アイテムを取るだけでなく、仲間の状況も見てうまく分け合っていきたい。

なお、マルチで進めていると自分のペースでストーリーが楽しめないかも…という心配は無用。キャラクターのレベルが上がったりして解放されたストーリーは、拠点にある端末を調べることで再生できるようになっているのだ。そのため、誰かを待たせて「スキップして急がなきゃ…」というプレッシャーに悩まされることもない。

さて、活動の拠点だが、ここではミッションへの出撃をはじめ、キャラクターや武器、ボディパーツの変更などが行える。武器はミッションで入手したアイテムを使って「開発」したり、武器にM.A.Dと呼ばれるアイテムを装着して性能を強化したりできる。

拠点ではミッションへの出撃をはじめ、キャラクターや装備の変更、端末の「Vログ」からストーリーを体験したりと、さまざまなことが行える。

武器そのものの強化は、ミッションに装備していくことで行える。敵を倒して経験値を獲得すると、ミッション終了時に「武器レベル」と「熟練度」が上昇していくのだ。武器レベルは武器個別に設定されており、熟練度は「ショットガン」や「マシンガン」といったカテゴリに分かれている。武器レベルはレベルに応じて性能が上がり、熟練度は同じカテゴリの武器を使用した際に与えるダメージ量が増える仕組みになっている。

ボディパーツは名称から想像できるかもしれないが、防具にあたる装備アイテムだ。「脳」「眼球」「骨格」「内臓」の4項目に分かれており、それぞれの部位にひとつずつ、計4つのボディパーツが装備できる。この項目名がちょっとぶっ飛んでいるが、実際装備を変える際は臓器移植と言う形で医師に頼むことになり、文字通りボディパーツをいじって肉体を強化していくわけだ。

臓器移植を頼める医師は3人おり、誰に依頼するかで金額と成功率などが変わる。移植の際に“大成功”で効果が高まったり、“失敗”して変化することもあるのだが、金額が高い医師ほどその確率が高くなっていくイメージだ。

こうして成長を重ねたら挑みたいのが、探索ミッションだ。これは通常のミッションとは異なり制限時間が設定されており、その時間内に4つのステージクリアを目指すというもの。

各ステージをクリアするごとに「離脱」か「継続」を選択でき、奥に行くほど手に入るアイテムにも期待できる。ただ、シールドや残機などのプレイ状況を引き継いで進むことになり、ステージ途中で全滅するとそれまでに入手したアイテムはすべて失ってしまうため、進むか退くかの判断が重要となってくる。

一見すると高難易度向けのようにも思えるが、プレイにはクレジットが必要となり、クレジットの額に応じて5段階の難易度から選択できる。まだまだ成長途中なら一番額の低いものに挑戦すればいいし、自信があるなら高額をベットして一攫千金を狙う、という感じだ。

この探索ミッションは通常のミッションと比べてゲームシステム的に大きな違いがあるわけではないのだが、レアアイテムを求めてダンジョンに潜る、ハクスラ的な楽しみが強く感じられるものとなっている。最終ステージには強力なボスが待ち受けており、強敵に挑む楽しさもある。今回のプレイで挑戦してみたところ、どうやらボスを倒さずともクリアはできるようで、残念ながらボスの存在に気付かずクリアしてしまい、笑い話になってしまったが。

PvPは2つのルールでガチ対戦もワイワイ対戦も楽しめる

チュートリアルで基本操作を学んだり、スタッフと共にマルチプレイを体験したり、割とガチで探索ミッションに挑んだ後は、メディア対抗戦としてPvPが行われた。体験会は2日間あり、Gamerが参加した日にはインプレス(GameWatch)さんとイード(インサイド)さんが参加。ちなみにGamerはイクセルが運営しているため、偶然にも社名が「イ」から始まる者同士の負けられない戦いでもあったのだ!(後付)

さて、本作のPvPだが、純粋に打ち合いで戦うモードと、サッカー風の一風変わったモードが存在する。今回はそのサッカー風である「エネミート」での試合となった。参加人数は4人対4人で、各媒体とも2人ずつの参加だったため、残り2人はKONAMIのスタッフが参加して人数調整することに。

エネミートは、フィールド中央に落ちてくる「キムコウボール」と呼ばれる敵を相手陣地のゴールに放り込み、得られた得点を競うというもの。プレイヤーの移動でもゆっくりと転がせるが、銃で攻撃すると球状になり、勢いをつけて前方に飛ばせるようになっている。

また、キムコウボールは大きさによって点数が異なるほか、まれに出現するゴールデンキムコウボールでは高得点が獲得できる。ただ、このピカピカのゴールデンなやつは持ち上げや投げでしか運べないため、出現したら取り合いが白熱すること必至だ。

ゴールに向かうルートは3つあるが、いずれにも柵が存在するため、まずはこれを壊すことも重要。相手プレイヤーを攻撃して倒すこともできるので、ルートの確保、プレイヤーの妨害、そして得点稼ぎと、メンバー内での役割分担や作戦が勝利のカギとなる。

装備研究に余念がないロック。クールでクレバーだ。
装備研究に余念がないロック。クールでクレバーだ。

筆者はジェントルマンを使い、まず真っ先に柵の破壊を狙った。それ以降は、倒した相手プレイヤーもゴールに放り込めるためそれを狙ったのだが、リスポーン(復活)までの時間が思いのほか短く、持っていたプレイヤーが爆発して自分もダメージを受けたりと、あまり活躍の場がなかった。

リザルトで得点が0と表示されたときは肩身が狭かったが、ハラキリを使っていた編集部のロックがゴールデンキムコウボールを相手ゴールにたたき込んだようで、1戦目は無事に勝利となった。

2戦目は柵を破壊したあと、人の少ない場所でゴールを狙おうと奮闘し、若干の得点に成功。その後もゴールデンキムコウボールを狙う集団に向かって、敵を引き付けてダメージを与えるジェントルマンのスキルを発動するなど、妨害でも工夫を凝らしてみた。チーム内順位的には2連続で最下位だったが、敵チームに参加していた本作のディレクターをして、ジェントルマンのスキルの使い方に驚いていたので、一定の戦果は上げていたと思いたい。

2試合目は残り点数が1000点差(通常のキムコウボールで4000点ほど)のところ、味方が敵ゴールに得点を決める寸前でタイムアップ。惜しくも敗北し、メディア対抗戦は2位という結果になった。ただ、2位の景品として読者プレゼント用のソフトをいただけることになったので、今後のプレゼント企画を楽しみにしていてほしい。

なお、ゲームソフトについては本日よりダウンロード版の予約が開始となっている。手軽にコープの楽しさが味わえる本作に興味がある人は、ぜひチェックしてみてほしい。

そのほか、ゲーム本編以外にも、ユニクロとのコラボTシャツといったグッズ展開も行われている。ユニクロの「ザ ゲームクラシックピクセルズ」シリーズとして展開しており、普段着としても使えるデザインになっているので、こちらもお見逃しなく。

CONTRA ROGUE CORPS

KONAMI

PS4パッケージ

  • 発売日:2019年9月26日
  • 17歳以上対象
CONTRA ROGUE CORPS

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PS4ダウンロード

  • 発売日:2019年9月26日
  • 17歳以上対象

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  • 発売日:2019年9月26日
  • 17歳以上対象
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CONTRA ROGUE CORPS

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  • 発売日:2019年9月26日
  • 17歳以上対象

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  • 発売日:2019年9月26日
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アクションシューティング
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PS4XboxOneSwitchPC
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シリーズ
魂斗羅
ジャンル
アクションシューティング
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