アトラスは8月30日、東京・六本木ミッドタウンのビルボードライブ東京にて、PS4用ソフト「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」(以下、「P5R」)の10月31日発売に先駆け、関係者と一般ユーザーを招待しての「完成披露プレミア」を開催した。
完成披露プレミアの舞台となる会場は、100年以上の歴史を持ち、世界で最も信頼される音楽ブランド“ビルボード”の名を冠する、世界標準のクラブ&レストラン「ビルボードライブ東京」。“ロイヤル”の名に相応しい会場では、「P5R」のバトル体験版の試遊と共に、ビルボードライブ東京のステージを存分に活かしたボーカリスト・Lynさんによるミニライブが行われたので、その模様をお届けしよう。
ビルボードライブ東京の入り口や、その中も、すっかり「P5R」の特別仕様になっており、「P5R」の店舗予約特典が並べられていたり、これまでのアートなどもたくさん飾られており、ファンにとってはまさに宝の山ともいうべき豪華な内装に。だが、この日の当選者はたった30名という、狭き門。なんとその当選確率は100倍以上だったというから、驚きだ。選ばれた30名だけが、この特別な空間に入れたことになる。
バトル体験版の試遊レポートをお届け!
今回の体験版では、メメントスの第3層となる「節制奪われし路」を遊ぶことが出来た。いきなりメメントスの内部から開始になるためストーリー側の詳細はわからないが、メメントスに表示されていた日付は6月30日で、その時点でパーティにいたキャラクターは新島真までだったので、侵入条件や仲間キャラクターなどは「P5」での6月30日の状態とまったく変わらない。もちろん、新キャラクターである芳澤かすみの姿もなかったが、体験版用に調整されたものなのか、かすみの加入はもっと後になるのかは現時点で不明だ。
また、同じく新キャラクターのジョゼだが、ジョゼはメメントスの内部にしか登場しないキャラクターのようだ(今後はわからないが…)。メメントスで新階層に入る度にジョゼが現れるか現れないかの判定が行われ、出現する場合は新階層に切り替わると共にジョゼが現れるカットシーンが入る。ジョゼは移動しているので、モルガナカーで後を追いかけていけば、ジョゼのショップを利用できる。
新階層にいくたびに判定が行われるため、必ずしも上階層から下る必要はなく、下層階から上階層にあがってきた時にもジョゼの出現判定は行われる。どうしてもジョゼに会いたいときは、階段のところで何度も階層を切り替えると良い。
ジョゼは「〇〇の結晶」というアイテムを持っていたら、それをワンランク上の「〇〇の指輪」というアイテムに変えてくれるようだ。試遊版では「虚飾の結晶」を持っていて、それを「虚飾の指輪」に変えてくれた。どうやらこのアクセサリは、装備するとガル系の魔法を使えるようになるようだ。アクセサリのグレードが上がっていくにつれて、使える魔法のランクも上がっていくかもしれないが、そこまでは不明。
なお、このアクセサリのバージョンアップは、ジョゼに出会った時点で「〇〇の結晶」系のアイテムを持っていると強制的に行われるようだ。
また、ジョゼのところでは「アイテム交換」と「認知変換」が可能。アイテム交換は、メメントス内に落ちている花を集めていくとジョゼのところで任意のアイテムと交換できる。この花はメメントスを出ると0本にリセットされてしまうので、必ずメメントスを出る前にアイテムに変えておきたい。ちなみに交換アイテムにはパーティの回復薬などの他、ペルソナの速度をあげる、といった効果のあるものもあった。今作ではペルソナをこのようにアイテムでカスタマイズしていけるようだ。
認知変換は、メメントス内に置かれているスタンプ台でスタンプを回収し、集めたスタンプの個数を消費することで、「経験値アップ」「アイテム数アップ」「獲得金額アップ」といった効果をメメントス内に発生させることが出来る。スタンプ台は階段のところには必ずあったが、8層までしかない「節制奪われし路」にあるスタンプ台は、全部で10個だった。つまり残りの2個は階段があるマップ以外のどこかに発生しているということになる。
今回はスタンプ台を探しながら階段も探し、そのついでに花も回収してジョゼのところに持っていきながら最深部を目指す、という形になりそうだ。
さて、肝心のバトルだが、これまでの弱点をついた時の「WEAK」以外に「TECHNICAL」なるものが出現することがあった。この「TECHNICAL」の発動条件がよくわからなかったのが無念だが、銃攻撃や通常攻撃で出ていたように感じたので、魔法ではない物理系の攻撃のときに発生する何かなのかもしれない。
バトル中、ターンが回ってきたキャラクターに不意にカットインがはいって、そのあとパーティ内の誰かと視線をあわせることがあった。この時にタッチパッドを押すと、協力技が出る。この協力技は、どうやら全員の組み合わせが用意されているようなので、お気に入りのキャラクター同士での協力技が出るまで何回も試してみてほしい。この協力技の演出もかなり凝っているので、お気に入りのキャラクター同士に限らず、全組み合わせを見てみたくなる。
その他、ジョーカーがつけていたペルソナに「ケット・シー」という新たなペルソナがあった他、ペルソナに「特性」なるものがついていたり、またバトルは全体的にスピーディになり、バトル画面への切り替えも早く、そしてバトルリザルトはスキップができるようになった。
他、「ダッシュ」が新たに使えるようになり、より高速での移動が可能となっており、これまで少しストレスになっていた部分がすっきりスマート化されているように感じた。
完成披露プレミアは、アトラスの開発メンバーも登場!
配信より一足早く会場限定のみで始まった完成披露プレミアは、アトラスの取締役・コンシューマ局局長の平岡直人氏の挨拶から始まった。
平岡氏は、「P5」の発売からもう3年も経ったことを振り返りながら、これも支えてくださった皆様のおかげ、と深々と謝辞を述べた。発売まであと2ヶ月、皆さんの期待を裏切らないものにしたいと社員一丸となり頑張っていること、そして発売日まであと少しだけお待ちください、と語った。
次に登壇したのは、アトラスより「P5R」の開発スタッフ、プロデューサーの和田和久氏、キャラクターデザインの副島成記氏、サウンドコンポーザーの目黒将司氏の3名。
目黒氏は、「P5R」の新曲が全て入ったサウンドトラックが同梱されている限定版をぜひよろしくお願いします、と述べ、副島氏は本当にたくさんの方々のおかげでロイヤルを開発する機会を得たこと、作り手として本当に喜ばしいことを会場に集った面々に粛々と語り、そして和田氏によれば、つい先程「P5R」のマスターロムをセガに提出したという嬉しい報告があった。もちろんここからさらにセガのチェック、SIE(ソニー・インタラクティブエンタテイメント)のチェックなどさまざまな工程を経て製品になるまでにはあと2ヶ月かかるのだが、何にしてもファンとしては無事にあと2か月後には遊べそうということで、一安心だろう。
そして和田氏もここまで応援してきてくれたファンや関係者に深く御礼を述べたあと、せっかくの場なので、と「P5R」のオープニングムービーをフルバージョンで上映してくれるサプライズが。全世界で初めて見ることになる「P5R」のオープニングムービーに、この日会場に招待されたファンもじっくりとスクリーンに見入っていた。
そのあとは、ソニー・インタラクティブエンタテイメントジャパンアジア プレジデントの盛田厚氏、セガホールディングズ代表取締役社長の岡村秀樹氏が、それぞれ順に登壇。盛田氏は「『ペルソナ』というIPは、個人的にも、そしてプレイステーションにとってもとても重要なIPである」と語り、これからも共に歩んでいきたい、とジョークをもりだくさんに交えて語った。
岡村氏は「アトラスがセガグループに加わったのは今からもう6年前」と当時のことを振り返りつつ、アトラスが出す独特で特異でクオリティの高い作品は、グループに大きく貢献してくれた、と語った。そして「ペルソナ」はもはや日本を代表するRPGのひとつとして間違いなくエントリーできる作品になったであろうこと、「ペルソナ」シリーズをさらに盛り上げ、新しい進化や仲間を増やしていくことに全力を尽くしたいと思っている、と語った。そしてセガグループとしてはこれから下半期に入るにあたって様々な渾身の作品を用意しているものの、その先陣を切るのが「P5R」であること、だからこそ「P5R」で良いスタートを切りたい、とも述べた。
Lynさんのミニライブからスタートした公開生放送の模様をお届け!
続いて、ステージにファンにはお馴染みのLynさんが登場し、「P5R」のオープニング曲を初披露。今回は限られた数のユーザーしか招待されていなかったが、それでも会場に集った幸運なファンはLynさんの歌に酔いしれ、そしてLynさんも会場のファンや生放送のカメラにむかって、ソウルフルな歌声をビルボードライブ東京内に響かせた。
今日は生の楽器と共にもう一曲、ということで、「P5」のオープニング曲の「Wake Up, Get Up, Get Out There」。パーカッションとアコースティックギター、ピアノが生演奏で、普段とはまったく違うジャズテイストなアレンジに仕上がっていた。
Lynさんのライブの後は、主人公役の福山潤さんからのビデオメッセージが! 福山さんによれば、「P5R」ではシステム周りにも大分変更があり、ボイス収録でも新しいセリフのやり方などがあったそうだが、福山さんによれば「僕はほぼ息だけで切り抜ける収録だった」という笑い話も飛び出した。また、まだ公開されていない情報のなかにも「P5R」の見どころはまだまだあると、福山さん。シナリオは従来遊んでくれていたファンも、新規の方も満足してもらえるものになっている、と自信を覗かせた。
また、かすみ役の雨宮天さんからのビデオメッセージもあり、雨宮さんはそもそも「ペルソナ」の舞台に友人に誘われて行ったことをきっかけに「ペルソナ」シリーズのことを知って、音楽のオシャレさなどにとても驚いたという。自身が演じるかすみについては、校内で有名な美少女でお茶目な性格で、食べることが大好きなキャラクターだそうだ。そしてかすみの収録をするときには、すごく深くディレクションをしてもらえることにとても驚いたという。また、自身のペルソナとなる「サンドリヨン」の収録も頑張ったという雨宮さん。かすみはまだまだ謎の多いキャラクターだが、発売を楽しみに待とう。
そしてステージでは実際に「P5R」を実機プレイすることになり、ステージには、司会の松澤千晶さんの他、プロデューサーの和田氏と電撃PlayStation編集長のおしょうさんが登壇。おしょうさんが実機をプレイをし、和田氏は解説するという運びに。
今回から使えるようになったダッシュで、移動が大分スムーズになったことにおしょうさんが触れると、和田氏が竜司のコープアビリティの「瞬殺」はダッシュ中しか使えなくなったことを補足。なお「瞬殺」すると経験値が入らなくなったため、プレイヤー間では「瞬殺は取らない方がいい」とまで言われていたのだが、今作では経験値やお金がきちんとはいるようになっているという嬉しい調整がされているとのこと。だが、「瞬殺」はレベルに10以上差がないとつかえないため、今回の試遊の設定では発動させることは不可能だった。
また、筆者が試遊のときは一応ヘッドフォンはしていたものの音があまり聞き取れずに気付かなかったのだが、先制に成功した時のバトル音楽が新曲へと変わっていた(先制時以外は、これまでのバトルBGMと同じものがかかる)。スタンプ台は各フロアに決まった個数があるそうだ。また、メメントスの構造や広さにも変更をいれているとのこと。
そしてステージでは、再びLynさんのライブが。「P5R」から先制攻撃のときの曲で「TakeOn」、もちろん今回が初披露の曲だ。初披露の曲ながら、ノリのいい曲に会場のボルテージも上がり、集ったファン全員が赤いサイリウムを一生懸命振っていた。
後半の2曲目は、あまり演奏されていない曲だけど、アコースティックにはぴったり、というLynさん。一体どの曲をやるのだろうと思っていたが、驚きの「Beneath the Mask -rain-」という選曲。確かにアコースティックな構成かつ、このビルボードライブ東京というステージには非常にマッチングする選曲だ。原曲のしっとりとした雰囲気は残しつつも、原曲よりもさらにアダルトなアレンジとなっていた。
ここで、ついに主人公の紹介動画が公開となり、それと共にLynさんの元には予告状が。なんと、2019年4月に開催された「ペルソナライブ」通称「ペルライ」のBlu-ray&ライブCDが発売されることが決定したという。発売日などは続報を待ってほしい。
再びアコースティックバージョンで、生演奏では初となる「P5」のエンディング曲である「星と僕らと」。こちらも原曲よりも更に涙を誘うメロディアスなアレンジで、しんみりと聞き入ってしまった。ライブが終わると、会場からは、ファン関係者共に、大きな拍手がLynさんに贈られた。
「P5S」の最新情報は10月24日に公開!
ステージはこれにておしまい…というところで、突如会場に謎のティザームービーが。その内容は、なんと10月24日に「ペルソナ5スクランブル ザ・ファントムストライカーズ」(以下、「P5S」)の新情報が解禁されるというもの。
なお、「P5S」のティザームービーで使われていた曲は「P5」のリアレンジバージョンで、「P5S」でも実際に使われており、アレンジはコーエーテクモゲームスで行われているとのことだ。
最後に、Lynさんは会場のファンや関係者に向けて、「このビルボードライブ東京で生で歌わせてもらい、生でこうして聴いていただけて本当に嬉しかったです。また生でお会いしましょう」と、そして和田氏は「今日は素敵な場所でこういった催しができたことを本当にありがたく思っています。これもすべてはみなさんのおかげです。僕はこれからも新しいことに挑戦して、みなさんによいものを届けられるように頑張りますので、よろしくお願いします」と、この日のステージを締めくくった。
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