Luminous Productionsは、ゲーム開発者向けイベント「CEDEC 2019」にて、次世代リアルタイムゲームグラフィックスの技術であるパストレーシングを使用した最新技術デモンストレーション「BackStage」を初公開した。

美しさの最先端へ――パストレーシングにいち早く対応した「Luminous Engine」が実現する未来のリアルタイムゲームグラフィックス

この技術デモは、Luminous Productionsの自社ゲーム開発エンジン「Luminous Engine」の次世代ゲーム向け機能強化の一環として発表されました。

NVIDIAのMorgan McGuire氏がSIGGRAPH 2019の講演で「2035年にはゲームグラフィックスに採用され始める」と予想した「パストレーシング」の技術を早くも「Luminous Engine」に導入。

NVIDIA Corporationの協力のもと、未来のリアルタイムゲームグラフィックス技術を駆使して本技術デモは制作されています。

この機能は自社ゲーム開発エンジン「Luminous Engine」のひとつの機能として、今後「Luminous Engine」で開発される次世代ゲームで利用されます。

技術デモ「BackStage」では、世界最高品質水準のリアルタイムレンダリングCGを実現。

これまでのリアルタイムレンダリングCG技術では困難な技術のひとつであった、パストレーシングでの動作を可能にさせることによって、今まさに舞台に上がろうと鏡の前でメークアップする女優の姿が、その感情までも鏡に反射するように、リアルで表現豊かに、そして何よりもこれまでのリアルタイムレンダリングCGでは表現できなかったクオリティで美しく表現されています。

また本技術デモは、NVIDIAのコンシューマ向け製品であるRTX 2080 Tiを使用して動作しています。

パストレーシングとは

次世代ゲームグラフィック技術であるレイトレーシングの一つの手法。パストレーシングは、すべての照明効果をレイトレーシングの単一のアルゴリズムで統一する方法で、シーンを通じて光線(パス)をトレースする。

公式サイト ニュースページ
http://www.luminous-productions.com/ja/news/03/

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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