スクウェア・エニックスより、PS4/Nintendo Switch/iOS/Android向けに2020年1月23日発売予定の「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター(以下、FFCC リマスター)」。東京ゲームショウ2019へも出展し、マルチプレイの試遊やステージイベントが行われる。
ここでは、一足先に体験できた本作のプレイレポートをお届けしよう。今回プレイに使用したのはPS4版となり、そのほかのハードとは画面や操作が若干異なるので注意してほしい。
瘴気に包まれたダンジョンから「ミルラの雫」を手に入れよう
本作の世界は猛毒の瘴気に包まれていて、それから人々を守ってくれるのがクリスタルの輝きだ。その輝きを保つためには年に一度「ミルラの雫」を手に入れなくてはならない。プレイヤーの目的は、さまざまな仕掛けやモンスターのうごめくダンジョンを攻略し、ミルラの雫を持ち帰ること。最大4人の仲間と力を合わせ、最奥に潜む強力なボスモンスターを倒そう。
ダンジョン内でポイントとなるのは、ミルラの雫をためる器「クリスタルケージ」というアイテムだ。ダンジョン内は瘴気に蝕まれていて、そのままでは体力にダメージを受けてしまう。クリスタルケージの周囲のみ瘴気が払われるので持ち運びながら移動し、敵が出てきたら一旦その場に置いて戦い、また持ち運んで移動する……といった繰り返しになる。クリスタルケージの効果が及ぶ範囲は丸くラインで表示されるので、その範囲から出ないように注意しよう。
画面右上にはミニマップ、左上にはキャラクターアイコンが表示され、体力はハートで表示される。同じ位置にコマンドが表示されるので、L1/R1ボタンで選択して行動を選ぼう。基本は「たたかう」を選び、○ボタンを押せばモンスターを攻撃できる。ボタンを長押しするとターゲットリングが現れ、装備している武器ごとに固有の「必殺技」を放てる。武器や種族によって射程距離も変わってくるので、自分にとって使いやすいものを探すとよさそうだ。装備できる武器の種類や、敵の攻撃から身を守る「まもる」のコマンドも種族によって異なるので、プレイの際は気を付けておこう。
モンスターを倒すと、魔法が使えるようになる球状の「魔石」がドロップする。とくに序盤は体力を回復する「ケアル」や、戦闘不能を解除する「レイズ」は確実に拾っておきたい。このほか「サンダー」「ブリザド」といった攻撃系の魔石もあり、これもターゲットリングを表示させて魔法を使いたい位置まで移動させ、ボタンを離すと発動する。
さらに戦闘不能からすぐに復帰できる「フェニックスの尾」をはじめ、さまざまなアイテムも手に入る。魔石やアイテムは一度拾っても再度フィールドに置けるので、例えばレイズを2つ拾ってしまったら1つは別のプレイヤーに渡したほうがいいだろう。魔石はダンジョンをクリアすると消失するが、回数制限などはないのでどんどん使ってしまっていい。
このほか、ダンジョンの仕掛けを解くためのキーアイテムもドロップする。例えば、指定された位置までアイテムを運び、うまく設置すれば道を塞いでいた障害物が取り除かれる……といった具合だ。こちらもうっかり拾い忘れないように注意しよう。
こうしてダンジョンの最奥にたどり着くと、待っているのはボスモンスターとのバトルだ。通常のモンスターとは比較にならないほど体力が多く、攻撃も強力なので、しっかりプレイヤー同士で協力しよう。
今回挑戦したダンジョン「リバーベル街道」のボスは、シリーズファンにはお馴染みの「ジャイアントクラブ」。大きなハサミを繰り出す攻撃と、吐き出す泡に当たらないよう注意しながら立ち回りたいところ。さらに、ボスはフィールドを縦横無尽に動き回るため、クリスタルケージの効果範囲の外へ移動することも多い。バトル中もクリスタルケージを持ち運びつつ、瘴気のダメージを受けないよう周囲をしっかり確認しよう。
ここで試したいのが、プレイヤー同士で行う「合体魔法」だ。魔法を放つ際に表示させたターゲットリングを重ねると、ボタンを押し続けたプレイヤーにはさらにリング状のコマンドが現れる。ここで動く針を指定された範囲内で止められれば、派手なエフェクトと共に合体魔法を放てるという仕組みだ。シングルモードの場合はモーグリが助けてくれるので、1人で遊びたいプレイヤーも安心してほしい。
ターゲットリングを動かしている間はキャラクターの動きも止まるので、モンスターの動きを見極めながら操作する必要がある。やや難易度は高まるが、うまく決まると爽快感や達成感を味わえるので、プレイヤー同士で息を合わせながら積極的に狙っていこう。
無事にボスを倒せるとミルラの雫を手に入れられるが、1回ではクリスタルケージはいっぱいにならない。世界の真実に迫るさまざまなイベントを経てダンジョンを冒険……これを何度か繰り返し、ケージがいっぱいになると1年間が終了する。ここまでが主なプレイの流れだ。
合体魔法が決まった瞬間は思わずガッツポーズ!
ストーリー序盤に訪れることになるダンジョン「リバーベル街道」は、その名の通り川に沿った街道だ。水のきらめきがとても美しく表現されていて、これはぜひ家庭用ゲーム機の大画面で楽しみたいと思ったポイントだ。約16年前のイメージを損なうことなく、それでいて現代らしく再現された風景は見事で、とくにミルラの雫を手に入れるイベントシーンは見惚れてしまった。
なお、今回はPS4、Nintendo Switch、スマートフォンの4台でマルチプレイを行った。誰がどの魔法を持つか、回復をどう分担するか、クリスタルケージを誰が持つかをその場でワイワイと話し合いながら進めていくのは非常に楽しい。やや緊張しながら挑んだボスではひたすら回復を受けつつ時間をかけて削っていき、「今なら合体魔法いけるかも!」といった掛け声からどうにか狙いを定め、うまく発動できた時に全員が「おおー!」と声を上げる。この一体感はとても心地よいもので、思わず「よし!」とガッツポーズをしてしまったほどだ。
本作は東京ゲームショウ2019で、協力してダンジョンをクリアする4人のオンラインマルチプレイが体験できる。気になった方はぜひこちらへ参加し、話し合いながらクリアを目指してほしい。
※本作は2003年に発売した『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』に、新たな要素を追加および一部改変したリマスター作品です。
※インターネットに接続することで利用できるサービスは、ゲームの発売から期間が経過すると終了する場合がございます。
※オンラインマルチプレイの利用には、インターネットへの接続および、Nintendo Switch版ではニンテンドーアカウントの作成(無料)と「Nintendo Switch Online」への加入(有料)、 PlayStation4版ではPlayStation™ Networkのご利用(無料)とPlayStation Plusへの加入(有料)が必要です。
※オンラインマルチプレイのマッチングは、同じリージョン(地域)のソフトを使用しているプレイヤー間で行われます。※通信状況によってオンラインマルチプレイにタイムラグが発生する場合がございます。
※画面は開発中のものです。
※家庭用ゲーム機(Nintendo Switch / PlayStation®4)とスマートフォン(iOS / Android)の画面構成・デザイン、解像度には差異があります。
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CHARACTER DESIGN: Toshiyuki Itahana
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