さらなる高みを目指して！「アイドルマスター ミリオンライブ！」6thライブツアーSSA公演DAY2レポート2020年5月23日・24日開催の7thライブはシリーズ初の屋外ライブに

さいたまスーパーアリーナで2日間に渡って行われた「UNI-ON@IR!!!! SPECIAL」。その最終日にして、ツアーファイナルとなる本公演の幕開けは、前日に続いて「Brand New Theater!」で飾られた。

笑顔に溢れたステージが披露されたところで、事務員の青羽美咲による進行のもと、最初に登場したのは“4 Luxury”。セクシーな大人の魅力溢れる「RED ZONE」では、モニターに映し出された炎のごとく、燃え上がるように情熱的なパフォーマンスが披露された。

トップバッターで登場しての意気込みなどが挨拶とともに伝えられた後は、前向きな気持ちを大人ならではの等身大で歌い上げる「晴れ色」を披露。さらに、Charlotte・Charlotteとのコラボによる「プライヴェイト・ロードショウ（playback, Weekday）」では、可愛らしい楽曲をこの2ユニットならではのアプローチで表現した。

そしてもちろん、4 Luxuryが締めくくりとして披露されたのは「花ざかりWeekend✿」。4人による可愛らしくも美しいパフォーマンスが披露される中、最後にはスターエレメンツとEScapeも登場し、まさに豪華絢爛なステージが繰り広げられた。

“夜想令嬢 -GRAC&E NOCTURNE-”のパフォーマンスは、エドガーとクリスティーナ（クリス）の出会いから始まるミュージカル形式で始まり、「昏き星、遠い月」の楽曲にのせたストーリーが紡がれる。悲しさの漂うストーリー展開の中で、アイドルたちの演技や歌唱も徐々に熱を帯びていく。

その流れから披露されたのは「Everlasting」。その歌詞はまさに「昏き星、遠い月」のストーリーに連なるものになっており、最後はエドガーとクリス、2人の旅路の果てが描かれ、ミュージカルの幕は閉じられた。そして、その後のカーテンコールには会場から割れんばかりの拍手が寄せられた。

ここで、1組目のゲストユニットとして、種田さん、渡部さん、高橋さん、阿部さん、南さんが登場し、“劇場サスペンス”を表現した楽曲「ラスト・アクトレス」が披露される。この5人による披露はミリシタ感謝祭以来ということもあり、会場のプロデューサーも大きな歓声で応えていた。

※掲載時に誤った記載があったため、訂正いたしました。申し訳ございません。

次に登場した“Charlotte・Charlotte”は、ミステリアスな曲調の中にもキュートな魅力が詰め込まれた「ミラージュ・ミラー」を最初に披露。続く「魔法をかけて！（Princess Magic ver）」では、お姫様のユニットらしい2人の魅力を存分に表現しつつ、前日に続いてタップダンサーによるパフォーマンスもあった。

そして最後に披露されたのは、もちろん「だってあなたはプリンセス」。曲の冒頭では夜想令嬢 -GRAC&E NOCTURNE-によるエスコートもありつつ、2人の世界観を可愛らしく、そして仲良く表現していた。

“EScape”は、登場とともに「I.D. ～EScape from Utopia～」をアンドロイドとしての表現で披露し、ユニットの空気感を作り出す。クール系美少女ユニットとして3人が順番に挨拶したところで、続いて披露されたのは「Melty Fantasia」。アンドロイドを意識した振り付けもありつつ、感情の込められた歌唱が会場に響き渡った。

そして、アンドロイドの3人が完全に停止する瞬間に、それまでの記憶を呼び起こすかのように歌われたのが「LOST」。本来はEScapeとしての楽曲ではないが、別れを想起させる今回のシーンとリンクし楽曲でその歌唱も熱を帯びたものに。そして最後は、ビジュアルを再現した姿で締めくくった。

2組目のゲストユニットとして披露されたのは、末柄さん、高橋さん、山口さん、香里さん、野村さんによる「White Vows」。爽やかさの感じられるウェディングソングを、柔らかく優しい歌声とともに届けた。

続いて登場したのは“STAR ELEMENTS”の3人。正統派な楽曲「Episode. Tiara」を三者三様の魅力あふれるステージで魅せると、続く「私はアイドル♡」は、ユニットならではのアイドルらしさを可愛らしく表現。曲の最後にはピコピコプラネッツも登場し、ステージを盛り上げた。

そしてSTAR ELEMENTSとして最後に披露したのは、これまでの空気を一変させるハードロックな「ギブミーメタファー」。アイドル同士の競争心を随所に感じられる、力強い歌唱とパフォーマンスとなっていた。

その空気感そのままに、「アイドルマスター ミリオンライブ！ シアターデイズ（以下、ミリシタ）」でも最近登場したばかりの「赤い世界が消える頃」がSTAR ELEMENTSと夜想令嬢 -GRAC&E NOCTURNE-のコラボによって披露される。ホラーテイストの楽曲を、雰囲気たっぷりに表現していた。

3組目のゲストユニットとして披露されたのは、“アイドルヒーローズ ジェネシス”より、南さん、香里さん、愛美さん、小笠原さんによる「Justice OR Voice」。冒頭から最後まで激しいロックナンバーを、まさにジェネシスとネメシスのぶつかり合いのようなパワフルなパフォーマンスで表現していた。

最後のユニットとして登場したのは“ピコピコプラネッツ”。暗転したステージ上でも発光する独特な衣装で登場すると、「ピコピコIIKO! インベーダー」では会場と一体になって盛り上がる。

歌詞にもあった「幼年期のみんな～」という掛け声をはじめとした子ども向け番組のような挨拶も交えつつ、ピコピコ音ととも、ミリオン星人の4人による体操のレクチャーが始まる。その後に披露された「スマイル体操（ピコピコ体操バージョン）」では、茜ちゃん人形や4 Luxury、Charlotte・Charlotteもステージ上に登場し、サビ部分では会場が一体感に包まれる。

そして、ピコピコプラネッツ最後の曲は「Get lol! Get lol! SONG」。カエルをモチーフにした、子供向け番組にピッタリの楽曲になっており、最後まで笑顔あふれるステージを披露する。

さらに、ピコピコプラネッツとEScapeの組み合わせで歌ったのは、まさかの「フェスタ・イルミネーション」。ともに衣装に発光するギミックが盛り込まれていて、暗闇の中で光る様子はまさにイルミネーション。そして、オリジナルを歌う諏訪さんが“フェスタの終演！（※元の歌詞は開演）”と締めくくると、そのままステージ上に全てのアイドルが揃い、「DIAMOND DAYS」が披露された。その後は各ユニットからパフォーマンスに関する感想が良せられると、「UNION!!」の一体感あるパフォーマンスでステージは一旦締めくくられた。

本公演のハイライト映像後には高木社長が登場し、さらなる演出に挑戦した「39モード」の開発情報など「ミリシタ」に関する最新情報、本公演のディレイビューイングや振り返り展示会の開催、そして「UNI-ON@IR!!!!」全公演のBlu-ray化も発表。その最後には、ミリオンスターズ単独による、屋外会場の富士急コニファーフォレストでの7thライブが2019年5月23日・24日に開催されることが明らかになった。

アンコールの幕開けを飾ったのは、ルミエール・パピヨンの衣装に着替えたアイドルたちによる「Flyer!!!」。その後はツアーを振り返るコメントが各キャストから寄せられ、「Thank You!」で4時間に及ぶライブは終了となった。

(C)窪岡俊之 (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.