アプリボットが10月25日に配信予定のスマートフォン向けRPG「ブレイドエクスロード」を配信に先駆けてレビュー。豪華スタッフによる開発で注目を集める本作の内容に迫る。
「ブレイドエクスロード」は、アプリボットが配信予定のiOS/Android向けRPG。世界を創造した光と闇の剣を巡り、運命に翻弄されながらも戦う少年と仲間たちの冒険を描いた作品だ。
王道のファンタジーRPGを真っ向から描くのは、豪華スタッフ。監督は、「ラストクラウディア」や「ブレイブ フロンティア」「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」といったタイトルを手掛けた早貸久敏氏。クリエイティブディレクターは「Legend of The Cryptids」を手掛けた竹田彰吾氏。アートディレクターは「クロノ・トリガー」や「ファイナルファンタジーVII」シリーズを手掛けた中谷幸夫氏。シナリオディレクターには「スターオーシャン4 -THE LAST HOPE-」を手掛けた巌光生氏…と、RPGファンであれば注目するなというのが無理というもの。
もちろん現時点で既に注目が集まっており、事前登録者数は50万人を突破。そして、正式リリース日も2019年10月25日に迫っている。今回は話題作である本作を、配信に先駆けてプレイする機会に恵まれたので、そこでわかった本作の内容をご紹介したい。
栄光と裏切り。絶望の底から若き騎士の冒険が始まる。
本作の主人公は、「白竜騎士団」に所属する若き騎士ライド・ベルフォード。本作の世界には「冥獣」と呼ばれる異形の怪物が存在しており、この「冥獣」と戦う存在が騎士たちだ。
物語は、王国の脅威として立ちはだかった冥獣「ザイラーグ」の討伐から幕を開ける。4つの騎士団の協力によって見事ザイラーグの討伐は成功。とどめを刺したのは、主人公であるライド。栄光輝くスタートだ。
しかし、ライドや白竜騎士団を待ち受けていたのは裏切りだった。黒獅子騎士団団長クオ=ヴァディスの陰謀により白竜騎士団は反逆者の汚名を着せられることに。仲間だと思っていた黒獅子騎士団の思惑は何なのか?何もわからぬまま、ライドは王国を追われることになってしまう。まさしく絶望の底と言える状況。この状況から、本格的な物語がスタートする。
3Dビジュアルで丁寧に演出!引き込まれるストーリー
本作のゲームの流れは、スマホRPGとしてスタンダードな形式だ。マップからクエスト一覧を開き、挑戦するクエストを選択。クエストはストーリーパートとバトルパートで構成されており、バトルパートに登場する全ての敵を倒せばクエストクリアとなる。
キャラクターの2Dイラストを用いたノベルゲーム的な演出によってストーリーを描く作品も多い中、本作は3Dビジュアルによる映画的表現を採用している。クエスト内で描かれるストーリーも、先に紹介した冒頭ストーリーも、表現はいずれも3Dビジュアルだ。丁寧に演出されており、ビジュアル自体がストーリーに引き込む力強さを持っている。
ビジュアルに加えて、「クオ=ヴァディスの意図は何なのか?」「窮地に陥ったライドは状況をどう打開するのか?」といった物語的要素が求心力を与えているため、プレイ開始後、自然と本作の世界に引き込まれていた。本作のストーリーなら、「RPGをプレイするのはストーリーを楽しみたいから」という人でも満足できるのではないだろうか。
位置取りの戦略性とスキルでたたみかける爽快感が魅力!バトルシステム
本作のバトルは、スマホRPGに求められるお手軽さと、アクションRPG的な爽快感、そして戦略的な奥深さのバランスがとれたものに仕上がっている。
バトルパートでプレイヤーが操作するのは主人公であるライドのみ、仲間はそれぞれ自律的に行動してくれる。操作の基本は、画面のスワイプによる移動。スワイプした方向へバトルフィールドを自由に移動できる。敵がライドの攻撃範囲に入れば、自動的に攻撃。また、敵が一定以上離れている場合は、画面をタップするだけで一気に敵との距離を詰め、さらに攻撃まで仕掛けてくれる。
移動で重要なのは、「位置取り」。「位置取り」には2つの要素があり、ひとつめは「どの敵と戦うか?」。ふたつめは「どの方向から戦うか?」だ。
「どの敵と戦うか?」は、たとえば攻撃力の高い敵など、厄介な敵を先に潰しておく…といった戦術的な要素。優先して戦いたい敵へとライドを向かわせるのが基本だ。もちろん、敵が堅かったり、体力が高かったりといった場合にはライドのみでは倒せない。なので、移動と併せて作戦変更を駆使して戦うことになる。作戦変更によって、仲間を分散させたり、ひとつの敵に集中させたりといったことが可能だ。
戦う敵を決めた後で意識しなければならないのが「どの方向から戦うか?」。本作には「方向」の概念が取り入れられており、敵の側面や背面から攻撃した方が基本的には有利だ。なので、敵に近づいた後も、敵の向きに合わせてライドの向きを調整する必要がある。アクションゲーム的なプレイフィールを受ける要素だ。
移動と通常攻撃をベースとした立ち回りは、一見オーソドックスに思えるが、戦術的な楽しさを感じられるものだった。だが、RPGならやっぱり、ド派手な攻撃による爽快感が欲しい。もちろん本作にもド派手要素が用意されている。それが「バトルスキル」「ソウルバースト」「ブレイク」といった要素だ。
「バトルスキル」は通常攻撃よりも強力な攻撃が行える要素。「リキャスト」と呼ばれるクールタイムを経ることによって発動可能になり、画面上のアイコンをタップすることで発動できる。一般的なRPGにおける「スキル」と同様のものと言えるが、本作が独特なのは様々な方法で「リキャスト」(スキルを使用するまでの時間)をコントロールできる点だ。
「リキャスト」をコントロールする方法のひとつが「ソウルバースト」。「バトルスキル」の仕様や被ダメージによってソウルバーストゲージが増加。ゲージが満タンの状況で主人公のアイコンをタップすると発動できる。発動すると一定時間「リキャスト」速度が通常時の3倍になるため、「バトルスキル」をガンガン繰り出すことが可能だ。
もうひとつは「ブレイク」。ボスに攻撃を行うとボスのブレイクゲージが増加し、ゲージが満タンになるとボスは「ブレイク」状態となる。「ブレイク」状態になった瞬間、「リキャスト」が回復。このため「バトルスキル」を連発するチャンスが訪れる。さらに、「ブレイク」中はすべての攻撃が必ずクリティカル扱いになるので、ボスのHPを一気に削り取ることが可能だ。これは気持ちイイ!
筆者が本作で一番爽快だと感じたのは、「ブレイク」「ソウルバースト」そして「ブレイブスキル」の3つを複合して使うことだ。「ブレイブスキル」というのはブレイブゲージ消費で発動できる仲間キャラ用のスキルのこと。この3つを複合して使用すると、「ブレイク」中、延々と「ブレイブスキル」を繰り出すことができる。
基本的には「ブレイク」で「リキャスト」回復→「バトルスキル」連発→「ソウルバースト」で「リキャスト」速度アップ→「バトルスキル」連発…といった形で立ち回り、「リキャスト」が間に合わず「ブレイブスキル」が出せない場合には「ブレイブスキル」を使うという形。スキル連発で画面に次々現れるダメージ数値。しかも全部クリティカル。強力だったハズのボスのHPがあっという間にゼロに近づく…。「ずっと俺のターン!」と叫び出したいくらい爽快だ!
ちなみに、スマホ向けRPGでほとんど必須となったオート機能は、本作でももちろん用意されている。このオート機能がまた賢い。敵を攻撃する際の方向調整や「ソウルバースト」の自動発動までこなしてくれる優れモノなのだ。なので、周回時はオート機能に安心して任せられそう。ただ、強力なボスとのバトルは是非オートを使わず手動でプレイして欲しい。強力なボスを「ブレイク」「ソウルバースト」「ブレイブスキル」の複合で倒すことこそ、本作のバトルの醍醐味だと思う!
プレイする価値あり!RPGの楽しさを確実に有した作品
今回のプレイでは、「ナイツオーダー」や「騎士団」といったマルチプレイ要素は解放されていなかったため、筆者が楽しんだのはメインとなるストーリーの序盤のみ。しかし、それでも十分すぎるほど楽しむことができた。引き込む力の強いストーリーと、戦略性と爽快感を持ったバトルはRPGとしての楽しさを確実に有している。RPGファンなら、プレイする価値のある一作だ。
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