BlueStacksとT-GAIAは、本日11月21日に「BlueStacks×T-GAIA 資本業務提携及び『Game.tv』新サービス合同記者発表会」を実施した。

本日行われた記者発表会では、最新技術でゲーム業界に関わってきたソフトウェア企業BlueStacksと、携帯電話販売代理店である住友商事グループのT-GAIAが資本業務提携を発表。併せて世界初となるモバイルeスポーツプラットフォーム「Game.tv」の日本展開が発表された。

まずは、BlueStacksおよびGame.tv 代表取締役社長のローゼン・シャルマ氏、T-GAIA 代表取締役社長の金治伸隆氏が登壇し挨拶。金治氏は「Game.tv」のキーワードとして「決済」と「5G」を掲げる。金治氏は、今後5Gが普及し始めた時にキラーコンテンツとなるのはゲームだと考えており、特に通信速度の向上によってモバイルゲームのeスポーツが活性化することが見込まれるそうだ。

左から金治伸隆氏、ローゼン・シャルマ氏。

続いてローゼン・シャルマ氏より新サービス「Game.tv」が紹介された。本サービスは、モバイルゲームをPCでプレイできる「BlueStacks」とは独立したサービスになる。AIボットである「Tourney」が既存のコミュニティにプラグインされ、大会運営をアシスト。大会運営に伴う手間やコストを大幅に削減し、一般ユーザーでも大規模なコミュニティ大会が実現可能になるという。

「Game.tv」は、既に20以上の国で150を超える大会の開催実績があるそうだ。日本でも既に幾つかの大会を開催しており、例として「どうぶつタワーバトル」の「獣王杯」や「オートチェス」の「Auto Chess Japan League」など、幾つかのコミュニティで既に活用されている事例が紹介された。

具体的な使用方法についてだが、本サービスはゲーム関連のコミュニティが多く存在するDiscordやTwitterと連携し、既存のコミュニティからシームレスに大会を運営することができる。「Game.tv」のウェブアプリにDiscord・Twitterアカウントでログインし、大会作成後はワンタッチでSNSへ投稿。また、DiscordにはAIボット「Tourney」を直接プラグインすることも可能だ。

プロフィール画面には既に開催中の大会などが表示される。大会は国ごとのフィルターの他、ゲーム毎でのフィルタリングも可能だ。

新しく大会を開催する際は、幾つかのテンプレートを使うことで誰でも簡単に作成することができる。自分で全てをカスタマイズする“uHost”に加え、AIが半自動的に大会を開催・運営してくれる“AIアシスト”の2つの方法がある。大会を作成すると、SNSと連携して自動でお知らせが告知される。既存のコミュニティの中で連携されるので、新しくコミュニティを作る必要がないのが本サービスの特徴だ。

また「Game.tv」には、“GELOスコア”という独自のスコアシステムも存在。大会に参加する他、大会を開催することによってもスコアは上下するという。このスコアが高くなればなるほど、スポンサーが付きやすくなる。

今後の取組として、「Game.tv」の正式リリース記念キャンペーンが開催されることが発表された。「Game.tv」で大会を開催したコミュニティ50組に対し、Amazonギフトコード5,000円分がスポンサーされる。

また、モバイルゲーム「どうぶつタワーバトル」と、ゲーム実況者の加藤純一さんのコラボレーションとして、「加藤純一タワーバトル 信者衛門杯 powered by Game.tv」の開催も発表。この大会では通常降ってくる「どうぶつ」が加藤純一さんになるというスペシャルなタワーバトルが楽しめる。上位プレイヤーには賞品もおくられる予定だ。

発表会には加藤純一さんと、「どうぶつタワーバトル」の開発者であるYuta Yabuzaki氏も登壇。
「加藤純一タワーバトル」のデモプレイが行われた。

「Game.tv」の目的は、これまでeスポーツとは無縁だと思っていたユーザーに対し気軽に大会に参加できる機会を作り出すことだ。ゲーム大会の裾野を広げることでeスポーツ市場の拡大を狙う。

Game.tv
https://www.game.tv/ja

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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