仲間との絆を体感!ロードレース育成シミュレーション「弱虫ペダル レゾナンス・ペダイズム」レビュー

プレイレビュー
0コメント 田中一広

enishとGホールディングスからリリースされたスマートフォン向け育成シミュレーション「弱虫ペダル レゾナンス・ペダイズム」をレビュー。アニメ「弱虫ペダル」の世界観を活かした本作の魅力を紹介する。

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「弱虫ペダル レゾナンス・ペダイズム」は、enishとGホールディングスからiOS/Android向けにリリースされた、育成シミュレーションゲーム。題材となっているのは自転車競技のひとつ、ロードレースの世界を描いたアニメ作品「弱虫ペダル」だ。

本作はこの原作が持つ魅力を存分に味わえる作品となっている。では「弱虫ペダル」の魅力とは何か? それはもちろん、ロードレースの勝敗を巡るアツいドラマだろう。負けられないライバルや自分との闘い、そして欠点の克服…。

だが同作最大の特徴は、仲間同士の絆にあると筆者は思う。ロードレースは個人技であるとともに集団競技でもある。だから個人の物語のみならず、仲間との絆が強くフォーカスされるのだ。本作もこうした、「仲間との絆」に強くフォーカスしている。

なお、今回レビューにあたってプレイしたのはリリース前に提供された開発中のバージョン。このため、リリース版とは部分的に差異があるかもしれないことを記載しておく。

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トレーナーとして選手を育成!仲間との絆が選手を強くする

本作においてプレイヤーは、選手たちの「トレーナー」を担当し、選手たちの育成を行っていく。ストーリーは本作オリジナルとなっており、選手たちが学校の枠を超えてトレーニング施設に集結。「合宿トレーニング」というかたちでトレーニングを行うこととなる。

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「トレーナー」という立場なので、プレイヤーが行うことは基本的にはトレーニングメニューの指定。この時、誰とトレーニングさせるかも選択できる。

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誰とトレーニングさせるかによって、上昇するパラメータが変動。なので、純粋に上昇パラメータで選んでもいいが、原作の関係を踏まえて決めるのもおもしろい。たとえば原作の主人公である小野田坂道は、先輩である巻島裕介と……といった具合だ。

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メニューを選ぶと、トレーニングが実行される。メニューによっては、レース形式で行われることも。レースでは、デフォルメされた3Dキャラクターたちが実際にコースを走り、勝敗を競う。レースそのものは基本的にオートで進行し、展開をスキップすることも可能だ。

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ただ、各選手がスキルを発動した際のカットインが非常に魅力的なので、スキップするのがもったいなく感じてしまう。迫力あるイラストとともに、原作を思わせるセリフが挿入される上、敵チームの選手と2人同時のカットインとなるのがアツい! 小野田坂道×真波山岳だとか、今泉俊輔×御堂筋 翔みたいな因縁を持つキャラクター同士がカットインすると、「負けてなるものか!」と手に汗握ってしまう。

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ちなみにレースそのものはオート進行なのだが、レース開始前に選手の走行順を決めることができる。コースには平地や坂路といった地形が設定されており、選手側にはどのような地形を得意とするかというパラメーターのほか、レース中の役割を表すロールや、スキルといった要素が存在。レースに勝つためには、レースに応じたチーム編成を行ったうえで、最適な走行順を決める必要がある。

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こうやってトレーニングを繰り返し選手を育成していくことになるが、やみくもにトレーニングを繰り返せばいいわけではない。当然選手には体力があるからだ。体力を使いきらぬよう、適度に休日を取る必要もある。選手の体調管理も、トレーナーの仕事というわけだ。

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トレーニングが終わると、選手としての育成が完了! 次に待っているのは、エンドコンテンツである「ロードレース」だ。自分が育成した選手によってチームを編成し、強敵とのレースに挑むこととなる。PvPも用意されているので、一筋縄ではいかず、やり込み甲斐バツグン。自分の推し選手を集めたドリームチームで挑むの楽しいだろうし、強力な選手だけを集めた最強チーム作りに挑戦するのも歯ごたえがありそうだ。

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トレーナーとして!直接的に間接的に推しキャラクターとやり取りできる楽しさ

本作はロードレースをテーマにした育成シミュレーションゲームとしても面白いのだが、魅力の中心は、「弱虫ペダル」のキャラクターたちとのふれあいだろう。この点で本作は、2通りのアプローチを用意している。

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1つめのアプローチは、トレーナーという立場としての直接コミュニケーション。プレイヤーは作中のオリジナルキャラクターであるトレーナーとして、原作キャラクターたちと触れ合うことができる。自然な形で、原作キャラクターたちの輪に入れるのは嬉しい。

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2つめのアプローチは、原作キャラクター同士のコミュニケーションを間接的に見守るというもの。先ほど紹介したトレーニング時の組み合わせや、レース中のカットインはもちろん、トレーニングメニュー選択時に「休日」を選ぶと、キャラクター同士の掛け合いイベントが再生。「あのキャラとあのキャラがレース以外の状況で居合わせたら、どんな会話をするんだ?」というファン心を満たしてくれる。

ちなみに、単純に原作キャラクター2人が会話するだけでなく、そこにトレーナーであるプレイヤーも居合わせるというかたちで描かれているため、臨場感を損なうことがないのも魅力的だ。

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原作愛を感じた!キャラクターを組み合わせる楽しさ

個人的に本作で最も原作愛を感じた部分は、「キャラクターを組み合わせる」楽しさが増幅するよう作り込んでいる点。最初に書いた通り、原作である「弱虫ペダル」は、仲間との絆やライバルとの因縁といった、キャラクター同士の関係性が魅力となっている。

だからこそ、ゲーム化によって世界観に介入できるようになるのなら、キャラクター同士のさまざまな関係性を楽しみたい。この点で本作は、トレーニング時の組み合わせ、レース時のチーム編成、レース中のライバルとのカットイン……などで、最大限楽しく演出されていると感じられた。

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原作「弱虫ペダル」のファンであれば、きっと満足できるはずなので、是非ダウンロードしてプレイしてみてほしい。なお、本作は育成シミュレーションゲームとしても良くできているが、原作要素が強いだけに、プレイするなら原作の鑑賞をオススメする。

個人的に原作「弱虫ペダル」は自転車マンガの歴史に名を遺す傑作だと思っているので、本作とともに鑑賞する価値は十分過ぎるほどだ。是非アプリとともに原作漫画やアニメを鑑賞し、そのアツさを体感してほしい!

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ホラーに特化してゲームを作るインディゲーム作家。インディゲームデベロッパー株式会社ワーを一人でやってます。クリエイターとしてゲームライターとして講師として、そしてもちろんいちゲーマーとしてゲームとともに生きています。

※画面は開発中のものです。

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