声優の岩澤俊樹さんによる連載コラム「岩澤俊樹のゲーム1フレ勝負!」。第24回は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントより発売中のPS4用ソフト「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア」をプレイします。

目次
  1. 「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア」
  2. 充実の「キャンペーン」モード
  3. そこは、戦場。
  4. 岩澤俊樹さんプロフィール

皆様こんにちは! 岩澤俊樹です。そして遅れ馳せながら明けましておめでとうございます! 今年も様々なタイトルを僕なりの視点でご紹介していければと思っておりますので、「岩澤俊樹のゲーム1フレ勝負!」をよろしくお願い致します!

引っ越し等、私生活が少々バタついておりましてご無沙汰になってしまいました。楽しみにして下さっている方々(居ましたら)申し訳ありません……。ようやく自宅にインターネットも開通し、落ち着いた日々を取り戻したと思っていたらもう2020年。結局忙しい日々を送っております。

しかし、忙しくてもゲームはやります。寧ろやりたいゲームが多すぎて忙しくなっている説。今回ご紹介するのは、その中でも個人的にずっとやってみたかったこのタイトル!

「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア」

「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア」は、「モダン・ウォーフェア」シリーズの世界観を、最新技術を駆使して今一度描き直し“全く新しいモダン・ウォーフェア”として制作されたファーストパーソンシューティング(FPS)。

ダイナミックかつ感性に訴えかけるストーリーが展開する「キャンペーンモード」では、近年の国際情勢を背景に、戦争の現実を真正面から見据えた奥の深いハードなストーリーが展開。オンラインで究極の戦闘体験が待つ「マルチプレイヤー」では、2対2で戦う新モード“GUNFIGHT”から100人もの同時プレイに対応した壮大な大規模バトル“Ground War”、お馴染みの6対6から10対10の対戦形式など、プレイヤーが好みの対戦形式が楽しめる。

久々の「初心者の自分がどこまで上手くなれるのか」シリーズ(2回目)!1回目はレーシングでしたが、記念すべき2回目はFPS(ファーストパーソンシューティング)。何を隠そう私岩澤、滅茶苦茶苦手なんですよ。FPS。

今までプレイしたことはあるのですが、戦略のセオリーもわからない、エイム(照準)は合わないとダメダメっぷりを発揮してチームメイトに迷惑をかける日々を送っていました。でもゲームとしてはすごく好きなんです。FPS。

一度ちゃんと練習してみたいと思っていたところに、名作がリブートされるということで「これはいい機会だ!」と思い、今回ご紹介させていただく運びとなりました。しかも充実の一人用のモードもあるとか。これは楽しみ! 僕と同じFPS初心者の方でも楽しめるのか、少しでも参考になればと思います。それでは早速プレイしていきましょう!

充実の「キャンペーン」モード

初めに、お詫び申し上げます。当初はオンラインマルチプレイをメインに書こうと思っていたのですが、一人用モードの「キャンペーン」の出来が素晴らしすぎたので、こちらをメインにお伝えしていくことに急遽相成りました。マルチプレイについて知りたかった方、すみません……。でもホントお勧めなので少しの間お付き合いくださいませ。

まず難易度を選んでゲームスタート。いつもならノーマル(レギュラー)を選ぶことが殆どですが、自信がなかったのでイージー(ルーキー)に(苦笑)。

いざ戦場へ! 操作については徐々に覚えていくことができますが、プロローグで次から次へ登場人物や地名、組織名などが出てくるのでシリーズ初プレイの方はここで戸惑うかもしれません。

しかしこれも、ストーリーを進めていくうちに少しずつ理解出来るようになるのでご安心を。1度クリアしたステージも繰り返しプレイ出来ますし、「シネマティック」からムービーを見直せるので、いつでもシナリオをおさらいすることが出来ます。

大まかなストーリーとしては、二人の主人公、CIA所属の「アレックス」と英国陸軍所属の「カイル」が仲間と協力し、様々な戦地に赴き、紛争の黒幕に迫り、阻止するというもの。ネタバレを避けるため本当におおまかですが(笑)。

しかし最初はそのくらいの認識で大丈夫です! 中盤以降、魅力的なキャラクターに感情移入すること請け合い。個人的にはプライス大尉が好きですね! 渋い……!!

それでは彼らと共に「戦争」を終わらせに行くとしますかね……!

そこは、戦場。

僕が思うこの「キャンペーン」モードの一番の魅力、それは「戦場」を感じられるということ。張り詰めた緊張感、絶望、そこから生還する喜び、人の様々な感情。その全てが心を揺さぶってきます。それはどこから来るのだろうと考えたときに思い浮かぶ要素が、3つありました。

まず1つ目が「圧倒的グラフィック」。PS4 Pro ENHANCEDに対応していて、PS4 Proでプレイするとさらに緻密な表現を体感することが出来るのですが、通常のPS4でも十分すぎるくらい綺麗でした。(でもやっぱりProでやりたかった……。)ムービーでは実写と見間違うほどのシーンも。

そして2つ目「リアルタイム」。完全なリアルタイム、というわけではありませんが、戦況は目まぐるしく変わっていきます。仲間から指示を受け、迅速に進まなくてはならないシーンがとても多く、「自分のペースで行動できない」という“不自由さ”が「戦場」を感じさせるのかもしれません。

もちろん仲間達は指示してくるだけでなく、共に戦ってくれます。戦場を駆け抜ける姿、立ち回りなどがとてもリアルで、しかも優秀です。ゲームあるあるでよく聞く「仲間が全然戦ってくれない」ということは全く無く、寧ろ僕より強かったです(笑)。

そんな「頼もしい仲間と一緒に戦っている」という感覚も、「戦場」を表現する一つの方法なのかなと個人的に思いました。

そして3つ目、「臨場感」。これは1つ目の「グラフィック」と、2つ目の「リアルタイム」が合わさって成立しているのかなと。このグラフィックだからこそ描けるキャラクターの動きや表情、そして声優の方々の名演技。そこに「リアルタイム」が加わり、それを「一人称視点」で見ることで、まるで自分がそのキャラクターと同じ空間に入り込んだような感覚になります。よりその感覚が強くなるので、個人的にはセリフ字幕無しでプレイする事をお勧めします(1周目は有りの方が良いと思いますが)。

装備している武器の種類や残弾数なども構えないと表示されない、視点を合わせないとそのキャラの名前が表示されず敵か味方かとっさに判断がつかない等、画面上の情報はとても少ないのですが、この“不便さ”から感じる臨場感、どこかで……。

そうだ! VRだ! そうです、VRで某ホラーサバイバルゲームをプレイしたあの感じにとても似ていました。特にお化けやゾンビなどが出てくるわけではありませんが、いつどこから襲われるかわからない恐怖、緊張感。

情報が表示されないことで、いい意味で「ゲームっぽさ」が軽減され、より没入感が増します。「VRのような感覚を通常のモニターでプレイするゲームで表現している」というところが、個人的にこの「キャンペーン」モードの1番推したいポイントですね。

ここで突然プレイフィールの話になりますが、もちろん“不便”なだけでは有りません。操作そのものは難しくないですし、チェックポイントが多数設定されていて、たとえゲームオーバーになってもロード無しですぐやり直す事が出来ます。トライ・アンド・エラーのストレスは全くありませんでした。

難易度「ルーキー」なら、僕のようなFPS初心者でもクリアすることが出来きます。逆に最高難易度「ベテラン」は「もはや生存不可能」と言われるほど。さらに表示情報が少なく、よりリアルな戦闘を体感できる「リアリティ」など5段階で設定出来るので、幅広い層が楽しめる作りになっています。是非、皆様にもこの「戦場」の空気を体感して頂きたいです!

急ぎ足でご紹介しましたが、少しでも「キャンペーン」モードの魅力が伝われば幸いです。シリーズ未経験の自分としてはとても新鮮な体験でした。もちろんFPSの醍醐味といえばオンラインによるマルチプレイ。こちらも様々な対戦形式や協力プレイ等もあり、遊び尽くせないほどのボリュームです。

ちゃんとこちらも遊びましたよ!? 結果はまぁ……あまり奮いませんでしたけど(涙)。でも相手を一人も倒せず終わることはなく、ちょっとは役に立ってましたよ……多分。

しかし、上手く行かないなりに考え、成長していく感覚はいくつになっても楽しいものですね! キャンペーンが一息ついたので、これからFPS上級者の友人に本格的に鍛えてもらいに行きたいと思います! それでは皆様、「戦場」でお会いいたしましょう!

岩澤俊樹さんプロフィール

アイムエンタープライズ所属
生月日:10月17日
趣味:ゲーム、音楽鑑賞、散歩
主な出演作品:【TVアニメ】ようこそ実力至上主義の教室へ(高円寺六助) 、問題児たちが異世界から来るそうですよ?(ヴェーザー)、【吹き替え】謀りの後宮(李重俊)、【ゲーム】GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-(ダレル)、ファンタシースターオンライン2 es(ダンテ、セイメイキカミ)など。「GUILTY GEAR Xrd REV 2 -BATTLE MANIA-」でMCとしても活躍。

※画面は開発中のものです。

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