「Caligula -カリギュラ-」シリーズなどで知られるゲームクリエイターの山中拓也氏による、ゲームインタビュー企画「山中拓也のGamer交遊録」。第3回は作編曲家として活動し、PENGUIN RESEARCHのベーシストとしても知られる堀江晶太さんにゲームへの熱い想いを語ってもらいました。前編ではこれまでに遊んできたゲームに触れています。

堀江晶太さんプロフィール

PENGUIN RESEARCH BASS/COMPOSER
5月31日生まれ/AB型/岐阜県出身

作編曲家として早くより活動。ゲームミュージックとバンドサウンドとDTMに貴重な青春の全てを捧げた為、ロックを中心とした派生系ジャンルが得意。近年はアニメ主題歌やアーティスト楽曲等を多く手掛ける。

また2017年5月に記録的な楽曲数のミリオン再生を達成しているボーカロイド・プロデューサー、「kemu」である事を公表した。

インタビュー:山中拓也
文・構成:近藤智

好きなジャンルはRPG。ゲームとの出会いは旅先での「マリオカート」から

山中:堀江くんは僕の知る限りゲーム好きであり、ゲームミュージック好きの男だと思っています。まずは堀江くんのゲームとの出会いを教えていただこうかと……ちなみに、僕が初めてゲームを知ったのはファミコンの「聖闘士星矢」です。

堀江:僕が「これがゲームか!」と思ったのは、スーパーファミコン(SFC)の「マリオカート」ですね。でも家で遊んだんじゃなくて……小学2年生くらいに、旅行でホテルに泊まったんですよ。昔の大きなホテルって温泉から出たら休憩するようなスペースにソファーが並んでいて、そこにSFCが置いてあるゲームコーナーがあったんです。10分とか20分プレイするごとにお金がかかって、いわゆるゲーセンみたいなものじゃないんですが。

山中:そうそう、置いてある!

堀江:そこで遊んだのが、初めてゲームのコントローラーを握った瞬間ですね。

山中:えっ、じゃあそれまで家にゲーム機がなかったの?

堀江:やった記憶がないですね。そのSFCで遊んだのが、初めてゲームに触った時だと思います。お風呂上がりのほんの10分程度で何も分からない状態だけど、ずっとマシンを走らせていました。

山中:そこで「こんな楽しいものが!」と。

堀江:「なんだこれは?!」ですよね。「これがゲームか!」と初めて思った時は、そんな感じでした。意外と僕はゲームのスタートが遅くて、しっかり遊んだのはプレイステーション(PS)初期とか、SFCの終わりくらいなんですよ。

初めてゲームで感動したのはSFCの「スーパーマリオRPG」ですね。そして人生で初めて、自分の意思でコントローラーを握ったゲームです。

山中:今29歳だっけ。じゃあ、世代としてPSが一番熱かったのかな。

堀江:そうですね、PSとかPS2とか。

山中:僕のイメージする堀江くんは、とにかくRPGが好きな人なんだけど……。

堀江:RPG大好きですね! 本当にRPGしかやらない時期もありました。今もですけど。

山中:僕もそうだから、そこにシンパシーを感じています。「スーパーマリオRPG」もRPGだしね。じゃあ、PSで初めて触ったRPGは?

堀江:「ファイナルファンタジーVII(FF7)」です。初のRPGは「FF7」で、未だに自分の中でスペシャルです。何故か「FF7」と一緒に「I.Q」も買ってもらったんですよ。キューブを動かして消していくみたいなパズルゲームで……これもめっちゃプレイしましたね。

山中:ちょうど、この記事が公開されるのも「ファイナルファンタジーVII リメイク」の話題で盛り上がっている時期ですよね。

堀江:今、ゲームと聞いたら一番に浮かびますよ。

山中:バトルシステムもかなり変わったよね。

堀江:あまり詳しい情報は入れていないんですが、ティザームービーを見るとアクションみたいですけど、コマンド入力もできるみたいですよね。ATB(アクティブタイムバトル)の要素も感じられる。

山中:最新作の「ファイナルファンタジーXV(FF15)」を経て、そういう形にしたような感じですよね。僕らは昔のRPGに思い入れが深いけど、思い出補正を除くと操作が大変だったじゃないですか。この「FF7」のコマンドバトルにしても。いざプレイしてみるとこんなさわり心地だっけってびっくりすることも……。

堀江:システムもシンプルといえばシンプルだけど、大変ですよね。エンカウントも急だし、時間もどんどん経過していくし、クセの強さもあったというか。

山中:だから、最新のシステムにアップデートするのは当然の話だと思います。思い返せば、この頃のRPGって豊作でしたよね。

「ファイナルファンタジーVII リメイク」
https://www.jp.square-enix.com/ffvii_remake/

堀江:自分の中のマイフェイバリットRPGの1位は「ゼノギアス」で、その並びで「FF7」も「ファイナルファンタジーX(FF10)」も大好きなんです。

「ゼノギアス」商品ページより
https://www.jp.square-enix.com/game/detail/xenogears/

山中:結構王道というか、メジャーなRPGだね。僕が好きだったのは「女神異聞録ペルソナ」とか「ワイルドアームズ」とか「サモンナイト」とか、AAAから少し外れた作品なんだけど、この辺りは触ったの?

堀江:その辺りは僕じゃなくて、友人や親戚のプレイを見ていました。自分で遊んだのは「スターオーシャン」シリーズとか「アークザラッド」とか、有名なメーカーさんの出していたシリーズが多いですね。マイナーなゲームは意外と触ってないかもしれません。

あとは「ドラゴンクエスト」とか「テイルズ オブ」シリーズとか。当時はこうしたシリーズが発売したら、クリスマスとかに買ってもらっていました。

山中:僕は1年に1回、誕生日で買ってもらうゲームを間違えたら大変だったんだけど……そこで「ザ・キング・オブ・ファイターズ 京」っていうアドベンチャーを買うようなタイプだったから、周りの誰とも共有できなかった。僕が大好きな「ジルオール」とかも。王道タイトルは友達に借りてプレイしてました。

堀江:山中さんがオススメしてくれた「serial experiments lain」もありますね。まだ少ししか遊べてないんですけど、すごいゲームだなって思いました。

山中:あとは、これも聞いておきたいんだけど、堀江くんは音楽を作る方じゃないですか。ゲームミュージックというものへの意識は、自然とあったんですか?

堀江:プレイした当時はそれも含めてゲームが好きだったんですけど、僕はもともと子供の頃の夢がゲーム作曲家なんですよ。小学校から中学校までゲームで育って、RPGに救われてきたし、RPGに大事なものを教えてもらったという気持ちもあったんです。

当時FF6~8とかは本物のオケじゃないけど、そうした音源を使ったアンサンブルがすごく好きで「こっちに行きたい!」と思っていました。最初は「僕もFFの曲を作るんだ!」「ゲーム作曲家になるんだ!」って言っていたくらいなんで。それくらい、ゲーム音楽の存在は非常に大きいんです。

山中:堀江くんはゲーム音楽に関わる仕事もしているじゃないですか。もともと色々な種類の音楽を仕事としてやっているけど、やっぱりゲームの仕事はとくに楽しいですか?

堀江:当たり前ですけど、仕事としてはどれも全部楽しいのですが……やっぱりゲーム音楽はスペシャルですよね。このために東京に来たんだし、この仕事がしたくて音楽をやってきたんだから。僕が大好きだったゲームの世界を担う一員というか、その世界を構成する人になれるのは誇らしく思います。そこは感無量ですね。今はまだ詳しいお話ができない仕事も多いんですけど……。

山中:そうなんだ、それは今後の発表をお楽しみにというところですね。僕も期待しています。

ゲームでは主人公でいたい!重視するのは「冒険をしている空気感」

山中:堀江くんが「これを遊ぼう!」とゲームを選ぶ上で、重要視している部分ってどんなところですか? RPGだけでもたくさんあるから、全部遊ぶってわけにはいかないじゃないですか。

堀江:まず空気感が1つで、これは今、自分が没頭したい世界観に近いかどうかです。ワクワクしたければワクワクできる風景が映っているムービーとかスクリーンショットが公式サイトに並んでいるかとか。シリアスでダークな空気を求めているなら、そうした空気が情報から伝わってくるもの、というのがファーストインプレッションですね。

RPGに関して言えば登場人物、キャラクターを魅力的だなと思えるか。もちろんそこですべて分かるわけじゃないですけど「この人のこと好きになれるかも」とピンとくるかですね。

山中:そのキャラクターのことを知りたいか、みたいな感じだね。

堀江:そう、気になる人かなって。あとは、RPGで重視するのは「冒険している気にさせてくれるかどうか」ですね。システムは後回しで、ちょっとくらい操作性が煩雑でも地味でもいいんです。冒険しているという感覚を、プレイしている自分もキャラクターと共有できるのか。ここに一番比重を置いています。別にアクションゲームでもシュミレーションゲームでも冒険するものはあるんですけど、実感できるかどうかなんですよ。だから、自然とRPGにいくのかなと。

山中:まさにRPGだね。そこに入り込んで、自分がそこでお芝居できるかどうかみたいな。

堀江:そうですね。改めて「“ゲームをする”って何だろう?」と考えると……今はたくさんの種類のゲームがあるじゃないですか。例えば僕のバンドのメンバーにもゲームが好きな人がいますけど、彼が好きなのは人と一緒に遊ぶとか、勝負するゲームなんですよ。「モンスターハンター」シリーズとかが好きで、すごく強い。自分以外の人間と勝負をするとか、負けたからもっと強くなろうとか、そういうタイプなんです。

でも僕はそうじゃなくて、相手はいらないんです。僕が生きている現実世界じゃない場所に行きたいんですよ。この世界で生きるのって、本当に大変じゃないですか。せめて1日でも2日でも、ここではない世界で生きていたい。僕がゲームに求めるのは、違う世界にいてもいいのか、許してくれるのかというところなんです。

山中:そうなんだよね。だから、オンラインゲームもすごく面白いんですけど……自分より上手い人っているじゃない。そうすると「ああ、この世界に自分はいらないな」と思っちゃうんだよね。「自分じゃなくても、この人が世界を救ってくれるだろう」って。

堀江:そうそう、わかる! 僕もオンラインゲームは好きなんですけど、やっぱりそこでもストーリー重視なんですよ。なので、ストーリーに上級者が介入して、助けてくれるのはちょっと感覚が違って。「いや、もっと苦戦させてくれよ!」っていう。

山中:うんうん。その中でのスペシャルな存在じゃいられないっていうのが……。反射神経のいい人とか、自分より上手い人がいるとモチベーションを保つのが難しいんだよね。

堀江:“ゲームの主人公”でいたいんですよね。現実も自分が主人公だと思うんですけど、なかなかそう思わせてくれない瞬間が多すぎる。そういう意味でRPGではないんですけど、僕は「エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー」が大好きなんです。とくに好きなのは、ちゃんと自分をヒーローにしてくれるところで。

山中:このゲームの上手いところは、敵側が「すごい奴が来たぞ!」とか発言して、恐れてくれるんですよね。

堀江:一般的な軍のパイロットだったのが、いつしか強くなりすぎてしまって……敵側も「うわー、怖い!」って逃げるようになる。自分自身が普通ではなくなっていって、周囲に恐怖を与えるくらいのヒーローになっていく様をきちんと描いてくれるんですよね。だから遊んでいる瞬間の自分は“主人公”になっていて、自分じゃないと作れない世界がある。その演出が上手いんですよ。

山中:ちょうど最近、親交のある「エースコンバット」のプロデューサーと話したんですが、気を付けているのはそこだって仰ってましたよ。「自分がヒーローになる」というところ。

堀江:まさに“エース感”ですよね。とくに「エースコンバット5」は、自分がエースになっていく様がすごく上手いと思います。これのすごいところはRPGじゃないからマップ移動とかがなくて、すべてが戦闘中に進んでいくんですよ。戦闘と戦闘の間にムービーも入るんですが、基本的に無線の字幕しかないんですよね。

山中:しかも、自分の視界は戦闘機の窓から見える景色だけという。

堀江:自分のキャラクターも分からないし、話している相手の顔も見えない。でも操作中に出てくる無線の会話だけで、自分がどう思われているのか全部分かるし、相手への感情も伝わってくるし、少ない情報量で物語を想像させてくれる。そこに自分がちゃんと入っていけるバランスが素晴らしいんです。

山中:理想的だよね。今のゲームは、例えば3Dのオープンワールドを作るとなったら、すべてを描かないといけないじゃないですか。でも予算やリソースには制限があるから、どうしても作り込みが難しい部分が出てくるのもやむを得ない。「エースコンバット」は視界をコクピットの中に絞って、完全に再現しているのが強いところだよね。発想としては舞台演劇というか、ワンシチュエーションのお芝居のような。

堀江:限定されたシチュエーションの中で、ストーリーや冒険感をしっかり描いていますよね。名作です。

山中:そこで説得力を高めているのが、実際のパイロットに取材をしたり、飛行機をよく調べたりというところかなと。

堀江:リアリティがないと、人の心って動きませんよね。

山中:それこそゲームって、現実で空を飛べない人間を飛ばしてあげるような装置だと思っているんですよ。

堀江:まさに、PS4のCMには空を飛べるものとかありましたよね。子供の頃の感覚を全部再現してくれていて、いいプロモーションだなって思いましたよ。

山中:PS4のCMまで細かく覚えている人、そんなに多くないと思うよ(笑)。本当にゲームが好きすぎるよね。2019年のも良かった、ハイセンスで。

堀江:今も夢を与えようとしてくれているのがよく伝わってきますね。ゲームはこうじゃなきゃなって思います。

山中:僕たちが夢中になっていた時代と、今のゲームの遊び方って違うじゃないですか。一億総発信時代のおかげで、いいこともあるけど純粋にゲームを楽しめない部分もでてきてしまって。世の中にあまり受け入れられてないゲームを楽しむ後ろ暗さというか、そんなことを感じているような気がするんですよ。

堀江:自分の意思でゲームを手に取って遊ぶ前に、たくさんの情報が入ってきますからね。「やめたほうがいいよ」とか言われちゃって、その隙間をかいくぐって手に取るようになっているから、それを良いか悪いかというと……僕は少なくとも「世の中で面白くないといわれたけど、自分はすごく楽しかった」という経験はすごくあるし。

山中:自分にとって好きな世界であれば、それでいいと思うんですよね。

思い出の1本は「ブレイヴフェンサー 武蔵伝」

山中:今までの人生で熱中したゲームをお聞きしたいんですが……なかでも「これは自分しか遊んでないんじゃ?!」みたいなタイトルってありますか?

堀江:結構メジャーなところを通っているので、すぐ思いつかないんですが……「レーシングラグーン」って分かります? 僕は大好きなんですけど、なかなか賛否両論なところがあるゲームで。

山中:少しカルト的な人気があるよね。「サガ フロンティア2」に体験版がついていたから、それで遊んだ記憶がある。

堀江:独特なセリフ回しだなとは思ったけど、プレイ当時はすごく没入したんです。後から聞いたら「えっ、よくプレイしたね?!」とか言われるんですけど、楽しかったんですよ。当時は前情報も入れず、何も知らないまま触ったんですけど、レースのゲームかと思ったらまさかのRPGで。

あと「ブレイヴフェンサー 武蔵伝」は何周もしましたね。総プレイ時間は相当だと思います。一番好きなRPGとかと比べても、プレイ時間はこっちのほうが多いかもしれないですね。

山中:僕もやったなー。

堀江:これも冒険している感じがすごくて、ストーリーも分かりやすいし、ユーモアもあるし、謎解き要素もあるし、アクション性もちょうどいい。プレイ中に時間が経過していって、雨が降って天候が変わるとか、主人公のキャラクターのお腹が空くとか、睡眠を取らないといけないとか、ちょっと珍しい要素がありました。

思い出補正かもしれないですけど、あの瞬間は「ブレイヴフェンサー 武蔵伝」の世界で生活をしていたと思います。あとからシステムを考えると、ホームとなる街や村から洞窟に行って、お使いして帰ってくるだけなんですよね。でも当時はまったくそう思わなくて「次はどこに行くんだろう?!」と、すごく冒険をしていました。

RPGでは一本道というか行ったきりというか、ストーリーを進めていって、後半に飛空艇なりを手に入れて戻ってくる……みたいな、放浪するのが好きなんです。でも「ブレイヴフェンサー 武蔵伝」はそうじゃないのに、すごく冒険している気分になれるし、一人で寂しくなったり不安になったりすることもあるし、街に戻ってくると落ち着くホーム感もある。こうしたバランスが絶妙で、だからハマっちゃうし、ずっとこの世界にいたいと思うんです

山中:あの頃の、頭身の低めのキャラクターのアクションってたまらないものがありますよね。「デュープリズム」とか「ロックマンDASH」とか「テイルコンチェルト」とか名作揃いで。

堀江:アクション性も程良いんですよね。難しい判定もありますけど、工夫すれば十分できましたし。

山中:そうそう。僕はその頃、小学生ぐらいだったと思うんですけど十分考えてクリアできるレベルだった。ちょっと久しぶりにやってみたいな……「ブレイヴフェンサー 武蔵伝」。

究極の選択!DQ&FFヒロイン談議

山中:この企画の恒例行事になっているものがあって……「ドラゴンクエストV」はプレイした?

堀江:やりましたよ。

山中:ビアンカとフローラどっち?!

堀江:ビアンカです。

山中:そうか……。

堀江:えっ、フローラなんですか?!

山中:フローラです! 彼女は狭い町に閉じ込められているお金持ちの娘で、決められた相手と結婚するのが運命のような少女ですよ。そんな子が外から来た人間にときめいて飛び出そうとする……自分が扉を開いてあげたような感覚が、ドラマチックでいいんですよ。

堀江;そのシチュエーションは、分かる気がします。僕はなんでビアンカだったんだっけ……そう考えると難しいな。

山中:これが、道徳と倫理観に囚われたビアンカ派の姿……!

堀江:そういうのは気にしてなくて、純粋にビアンカのほうが、見た目が好みだったんだと思う(笑)。

山中:これも何度か話しているんですけど、ビアンカの金髪のほうが息子のビジュアルがカッコ良いですからね。

堀江:これまではどうだったんですか?

山中:声優の田中美海ちゃんはデボラっていう回答で……

堀江:デボラはずるいですよ!

山中:ルール違反。

堀江:僕はファーストインプレッションがビアンカで、そこに深い意味はなかったと思います。

山中:少年の頃は“人と違う”みたいなところで、カッコつけていたのかもしれない。「スターオーシャン セカンドストーリー」でもアシュトンじゃなくて、オペラとエルネストを選んで。

堀江:1回目のプレイでアシュトンにいかなかったんですか?!

山中:カッコつけていたんだと思う。

堀江:それはカッコつけていますね(笑)。だって、普通にプレイしていたらアシュトンじゃないですか。

山中:僕がプレイした時はもう攻略情報が出ていて、友達から攻略本ごと借りたんですよ。

堀江:確かに、キャラ性能だけ見れば強いですけど……ストーリーという意味ではなかなか選べませんよ。

山中:当時の男子小学生って、女の子のキャラクターを選ぶのがカッコ悪いみたいな風潮があったじゃない。そこで逆に女の子を選ぶのがカッコ良いと思ったんだよ。

堀江:あー、僕も「FF7」のパーティは女性キャラクターを使っていましたよ。ユフィとか。

山中:僕も同じ。ヴィンセントを選ぶのは2周目じゃないとカッコ悪いと思っていたから。

堀江:ヴィンセントは見た目がもうカッコ良いですよね。でも銃がピンとこなくて……殴ってほしかった(笑)。

山中:これも聞いているんだけど、エアリス・ティファ・ユフィなら誰に一番ときめいた?

堀江:バレットは入らないんですか?

山中:ゴールドソーサーのイベントじゃないので、バレットは入れていません!

堀江:僕はユフィですね。

山中:一緒だ!

堀江:マジですか、珍しいですね。初めてかも、そういう人に会ったの。ゴールドソーサーのデートも、どうしてもユフィにしたかったんですけど、できなくて。

山中:ちなみに「ファイナルファンタジーIX(FF9)」だとフライヤで。

堀江:フライヤは素敵な女性ですよ。ストーリーを見ても信念が通っていますし。しかしユフィか……一般的にはどこに行くんですかね?

山中:どうなんでしょう、ティファのような気もする……。

堀江:エアリスは時間が経てば経つほど、思うことが増えていくんですよ。その当時はなんとなく見ていましたが、今思うとすごく人間味があるし、エアリスなりの葛藤もあって。

山中:「FF7 リメイク」では、僕たちの感覚も変わってしまうかもしれませんよね。

堀江:そうですね、キャラクターの奥にあったものが出てきそうな気がします。でもユフィはきっと、僕たちがすでに知っている以上のものは出てこないようなイメージですね。ユフィはとにかく、メニュー画面の顔がいいんですよ。

山中:当時の僕らに、野村哲也さんの絵はカッコ良すぎたんだよね。ぶち抜いていた感じがある。じゃあ「FF10」では誰が好きでした?

「ファイナルファンタジーX HD リマスター」
https://www.jp.square-enix.com/ffx_x-2HD/

堀江:そこは女性キャラクターって感じじゃなくて、アーロンでしたね。月並みですけど「これはお前の物語だ」っていう名言は、自分の中にすごく説得力のある言葉として残っていて。

山中:確かに「FF10」は、あまり女性キャラクターを見ていなかった気がしますね。

堀江:男性キャラクターを「カッケエ!」って思っていましたね。ユウナは……幸せになってほしいし、リュックはリュックでいてほしいし、ルールーは元気でやっていてほしいし。

山中:今の時期にこんな「FF10」を熱く語る場ってそうないですね(笑)。プレイしたって人に出会うと、すごく感想を聞きたくなるんですよ。

堀江:僕は、あまりゲームをしない人に勧めるのは「FF10」ですね。「FF7」はもうずいぶん前のゲームだから操作もちょっと難しいし、ストーリーが明確で分かりやすいほうがいいかなと思うので。

後編は2月8日に公開予定!

山中 拓也

ゲームの企画、脚本、プロデュース、ディレクションなどで活動中。代表作はアニメ化も果たした「Caligula -カリギュラ-」シリーズで、直近の仕事は機動戦士ガンダム40周年プロジェクト「SDガンダムワールド 三国創傑伝」の脚本。元カウンセラー志望で心理士資格を取得している。

山中拓也のGamer交遊録

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