声優の三澤紗千香さんと駒形友梨さんが、さまざまなゲームの実況プレイに挑戦するボイスガレッジチャンネルの生放送番組「三澤紗千香・駒形友梨のさちゆりゲーム実況部~Press Any Button!~」。番組にとって初となるイベントが、2019年11月3日に東京証券会館にて開催された。ここでは、昼公演の模様をレポートする。

目次
  1. 「スーパーボンバーマンR」の対戦では、あちこちから悲鳴が上がる
  2. 「地球防衛軍5」のプレイではまさかの全滅も!?

「スーパーボンバーマンR」の対戦では、あちこちから悲鳴が上がる

「三澤紗千香・駒形友梨のさちゆりゲーム実況部~Press Any Button!~ 1st STAGE」と題した今回のイベント。そのステージが始まると、パーソナリティを務める三澤紗千香さんと駒形友梨さん、続いて今回のゲストとなる角元明日香さんと末柄里恵さんが登壇。会場となった当日の東京証券会館は満員の大入りとなっており、「ただゲームをやっているだけの番組なのに、こんなに人が来てくれるとは」と、三澤さんは大勢のリスナーが集まってくれた喜びをあらわにする。

また角元さんと末柄さんは共にゲストとして番組に出演を果たしており、三澤さん、駒形さん、角元さんが同じスペースクラフトに所属、駒形さん、角元さん、末柄さんの3人は、「アイドルマスター ミリオンライブ!」で共演していることもあり、すでにオープニングから和気藹々とした雰囲気に。

ステージ前の楽屋の待ち時間では、駒形さんが末柄さんに対して、会話中に「かわいい」を度々挟んできていたという、末柄さんへの深い愛情をもっていることで知られる駒形さんらしいエピソードも判明。当の末柄さんは「当て逃げのような感覚で(唐突に)言ってくるので、私はどうしたらいいか……」と困惑していることを明かし、会場の爆笑を誘っていた。

その後は、早速ゲームをプレイしていくことに。最初に選ばれたタイトルは、コナミデジタルエンタテインメントから発売中のPS4/Nintendo Switch/Xbox One/PC用ソフト「スーパーボンバーマンR」。三澤さんはゴエモンボンバー、駒形さんは黄ボン、角元さんはシーザーボンバー、末柄さんはエグゼビア・ウッズボンバーをチョイスしてそれぞれプレイしていった。

長い歴史を誇る「ボンバーマン」シリーズだが、子供の頃にスーパーファミコンでのプレイ経験があるという末柄さん以外の三人は、今回が初プレイということもあり、操作に苦戦気味の様子。最初は全員が敵同士となる「バトルロワイヤル」のルールで、もっともシンプルでステージギミックもない「クラシック」を選んでの対戦が繰り広げられたのだが、試合開始直後に必ず3人のうちの誰かが自爆などで倒れ、その後もあっという間に決着がつくスピーディ(?)な戦いが展開される。その中でも、唯一の経験者である末柄さんは、連続で一位を獲得するなど安定したプレイを見せる。

3戦目のあたりからは、角元さんや駒形さんもコツを掴み始め、何度か一位を獲得するようになるも、「ラビリンス」にステージを変更して行われた第2回戦では、スイッチを踏むとステージが変化するギミックに全員が四苦八苦。駒形さんがブロックの上の足場に登ったあと、周囲のブロックが破壊されて一歩も動けない状態になったり、はじめて発生したサドンデスルールによって、三澤さんが上から降ってくるブロックに押しつぶされたり、拾うとデメリットが付与されるドクロを押し付けあったりと、あちこちで悲鳴が上がる、クラシック以上に賑やかな戦いが展開されることに。

ここまでくると、倒されたあとステージ外から爆弾を投げ、いずれかの敵を倒すと入れ替わりに復活できる「みそボン」の操作に全員が慣れ初めていたこともあり、生き残ったプレイヤーが次々と目まぐるしく入れ替わる一進一退の戦いが繰り広げられるも、最終的には末柄さんが接戦を制して3勝を先取し、経験者の強さを見せつける。

さらにその後には、三澤さん・駒形さん、角元さん・末柄さんの2チームに分かれてのチームバトルが行われることに。初戦は角元さん・末柄さんのコンビが従来通りの安定したプレイで勝利を収めるも、2戦目はフルファイアを取り火力が最大になっていた末柄さんが、序盤に爆風で角元さんを巻き込んでしまうミスも発生し、三澤さん・駒形さんチームが勝利し1対1のイーブンへと持ち込むことに成功する。

この展開に、「ゲストには負けられない!」と二人はレギュラーとしての意気込みをみせ、駒形さんが角元さんを倒し、あと一歩のところにまでは追い詰めるも、最後は各所で巻き起こる激しい爆風の中を末柄さんが一人生き残り、角元さん・末柄さんのゲストチームが見事な勝利を飾っていた。

その後に行われたのは、事前に募集したおたよりに書かれた質問にキャスト陣が答えていくコーナー。とあるリスナーは、番組オリジナルグッズとして販売されていた升を小物入れとして活用しているそうで、キャスト陣にその新しい使い道がないかという質問が寄せられる。

キャスト陣からは「お酒(を入れて飲む)以外にあるの?」と戸惑いの声が上がりつつも、升は水に強い作りになっていることから、観葉植物や毬藻を入れて育てるという、お酒を飲めない人でも楽しめる使い道が提案されていた。

また「ゲームをプレイする時、声を出しますか?」という質問には、「ポケットモンスター」をプレイする際、モンスターボールを投げる時に「ABABAB……」と願いを込めながら連打しているという三澤さん、バトル系のゲームを多くプレイするため、自然と感情を顕にしてしまう駒形さんなど、キャスト陣の多くが思わず声を出すタイプであると回答。

中でも末柄さんは、行き詰まってくるとテンションがおかしくなるそうで、声だけではなく上半身も同時に動かして発狂しはじめるという、トーク中の落ち着いた様子からは想像がしにくい、意外な一面が秘められていることを明かしていた。

「地球防衛軍5」のプレイではまさかの全滅も!?

後半のゲームプレイコーナーでは、昼公演と夜公演で異なるゲームがチョイスされ、昼公演では「地球防衛軍5」が選ばれた(夜公演では「クラッシュ・バンディクー レーシング ブッとびニトロ!」をプレイ)。4人のうち、三澤さんと角元さんは今回が初めてのプレイということで、駒形さん・角元さんチームと、三澤さん・末柄さんチームに分かれて、2人協力プレイでミッションに挑むことに。

先に挑戦したのは、共にもっともオーソドックスな兵科であるレンジャーを選択した駒形さん・角元さんチーム。駒形さんは、ちょうど現在進行形で「地球防衛軍5」を難易度ハードでプレイしている最中という現役プレイヤーだということもあり、スナイパーライフルをメインに、手慣れた動作で、津波のように押し寄せてくる巨大アリ達を次々と撃破していく。

一方、「スーパーボンバーマンR」では、初プレイながら末柄さんに迫る戦績で高いゲームセンスを披露していた角元さんだったが、PS4でのシューター系のゲームプレイの経験はあまりなかったようで、敵に照準をあわせるエイミングの操作に大苦戦。とくに戦闘中、視点を上に上げすぎて、いきなり空を見るような動作を何度もしてしまい、隣に座っていた同じ初心者であるはずの三澤さんから操作のレクチャーを受けるという一幕も。

そんな角元さんが大量のアリに囲まれ、大量の酸を浴びたり、捕食されて空高く投げられてしまうなど、「地球防衛軍」世界の洗礼を浴びる一方、駒形さんは襲われている角元さんを囮に、冷静にスナイパーライフルで遠くから巨大アリを仕留めていくという、ある意味連携のとれた(?)プレイで無事ステージクリアに成功していた。

一方、三澤さん・末柄さんチームは、「攻撃力は高いけど打たれ弱い」という特徴に三澤さんが自身を重ねあわせたことから、飛行可能な兵科であるウイングダイバーを選択し、先程よりも大幅に難易度の高いミッションに挑戦することに。

ミッション開始直後、すぐに戦場をさまよっている友軍のNPCたちを指揮下に入れていく、経験者らしいプレイを披露する末柄さん。一方、真っ先に前線に単身で突撃した三澤さんは、友軍の空爆に巻き込まれて倒されてしまい、早速末柄さんが救助に向かうことに。

2足歩行する巨大なカエルのような姿をした敵である「コロニスト」のビジュアルを目の当たりにした三澤さんや角元さんから悲鳴が上がりつつも、末柄さんは三澤さんを復活させることに成功。しかし、その際に完全に友軍から孤立してしまい、救助のために体力が減っていたこともあり、そのまま大量の敵に包囲され、復活した三澤さんともども、あっという間に倒されてミッションは失敗に終わってしまう。

さすがにミッションの難易度が高すぎたということで、簡単なミッションへと変更して行われた2回目の挑戦では、先程まで苦渋を舐めさせられたコロニストがいなくなったことで、一転して強気になる三澤さん。巨大な蜘蛛型の敵を発見した際には、「マジ芥川龍之介」という、なかなか伝わりにくい知的なリアクション(芥川龍之介の代表作は「蜘蛛の糸」)も披露して、一瞬周囲を戸惑わせる一幕も。

しかし、その後はレンジャーよりも操作難易度が高いウイングダイバーを初プレイとは思えない動きで自在に操作し、そのゲームセンスの高さを披露する。途中、エネルギーが切れたところをアリに捕食され、放り投げられたあとには、ウイングダイバーの尻を映したカメラアングルで盛り上がるという余裕も見せつつ、経験者である末柄さんと共に、危なげなくミッションのクリアに成功していた。

その後のコーナーでは、まだ夜公演が控えているということでお酒はお預けとなり、代わりにお茶とお茶請けをつまみながらトークが繰り広げられることに。

今回用意されたのは、「雪さらし 唐がらし梅茶」、「蓮茶」、「カフェオレ柿チョコ」、「笹団子」といったユニークなお菓子&お茶たちで、どれもキャスト陣の間で大好評。またトークの最中には、角元さんが笹団子を包んでいた笹を使って、いつの間にか作り上げていた船を披露して会場を沸かせる。

また手先がかなり器用な角元さんは、駒形さんと一緒にいったプライベートの旅行でも、笹を使った船を作って川に流す遊びをしたり、三澤さんとお酒を飲みに行った際にも、箸を入れていた袋を使っていろいろなものを作っていたというエピソードも明かされていた。

最後には、今回の会場で販売されたグッズの紹介や、出演した4人がファンに向けて挨拶。自身が大好きなゲームをプレイすることでファンの人にも楽しんでもらえる喜びや、今後の番組・イベント開催に向けての意気込みが語られつつ、ステージは締めくくられた。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー

関連ワード
  • 取材