「Tokyo 7th シスターズ」過去編、未来編の感動が蘇る―5月27日発売「t7s オリジナルサウンドトラック 3.0」の収録内容を紹介

iOS/Android用アプリ「Tokyo 7th シスターズ」（以下、ナナシス）のオリジナルサウンドトラック第3弾「t7s オリジナルサウンドトラック 3.0 -The Things She Treasured-」が、5月27日に発売される。収録されるのは過去編「EPISODE 0.7 -Melt in the Snow-」と、未来編「EPISODE 5.0 -Fall in Love-」を彩った楽曲たちだ。

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CD2枚組の大ボリューム、ブックレットの茂木伸太郎氏×岡ナオキ氏対談も過去最長
Disc1 -EPISODE 0.7- 切なくも温かい“愛の物語”を彩った音楽を収録
Disc2 -EPISODE 5.0- 黄金の季節、悩める少女たちに寄り添った楽曲たち
“大切なもの”を胸に、少女たちの物語の結末を見届けよう
商品情報

CD2枚組の大ボリューム、ブックレットの茂木伸太郎氏×岡ナオキ氏対談も過去最長

「t7s オリジナルサウンドトラック 3.0 -The Things She Treasured-」は、CD2枚組の商品となっている。

Disc1はナナシス本編の3年前、2031年の冬を舞台に、伝説のアイドルユニット「セブンスシスターズ」が解散するまでの最後の物語が明かされる過去編「EPISODE 0.7 -Melt in the Snow-」の楽曲を収録。Disc2には本編から9年後の2043年秋を舞台に、新ユニット「SEASON OF LOVE」と二代目マネージャーとなった芹沢モモカのドラマが描かれる未来編「EPISODE 5.0 -Fall in Love-」の楽曲が収録されている。なお、収録曲はすべて各エピソードのために描き下ろされた新曲だ。

ブックレットにはナナシスの総監督・総合音楽プロデューサーを務める茂木伸太郎氏と、音楽を手掛ける岡ナオキ氏の対談を掲載。過去の音楽対談の文量を遥かに超えるボリュームになっているとのこと。

Disc1 -EPISODE 0.7- 切なくも温かい“愛の物語”を彩った音楽を収録

Disc1の楽曲が使用された「EPISODE 0.7 -Melt in the Snow-」で描かれたのは、セブンスシスターズのメンバーたちの絆、そしてメンバーのひとりである羽生田ミトとその祖母・イトを巡る“愛の物語”。

アイドル文化の頂点で活躍し、過去最大規模となるクリスマスライブを目前に控えたセブンスシスターズの6人。しかしそれは、彼女たちの活動にたくさんの大人たちの思惑が絡み、かつてのような自由が許されなくなってきたことも意味していた。ミトや、リーダーの七咲ニコル、そのほかのメンバーたちがそれぞれに理想と現実の狭間で揺れる中、彼女たちの心をかき乱す、ある出来事が起きる。彼女たちは、自分たちの行く末を大きく左右する、ある決断を迫られるのだった。

Disc1から、特に印象的な楽曲を5曲紹介しよう。Track01「Melt in the Snow」は、予告編トレイラーにも使用されたこのエピソードのメインテーマ。ピアノとストリングスの叙情的な旋律が、この物語が切なくも温かい、ずっと胸に残るようなものになることを予感させる。Track08「鳥かごのレストラン」は、セブンスシスターズにとって唯一の頼れる大人・サダモトから同名の寓話が語られるシーンで流れる。後編でこの話の真実が分かると、いっそう印象に残る楽曲だ。

Track16「この世の果て」は、クリスマスライブ直前のとあるシーンを彩る楽曲。Track17「降雪 -Theme of Love-」が流れるライブ後のシーンと合わせて、このエピソードでも特に感情を揺さぶられる展開となっているため、曲を聴くだけでも熱いものが込み上げてくる。

Track20「光」は七咲ニコル（CV：水瀬いのり）が歌う、EPISODE 0.7のエンディングテーマ。昨年10月31日に配信限定でリリースされているが、CDへの収録は今回が初となる。“夏の思い出”を連想させる曲調と歌詞に、ニコルの、ミトへの想いの強さを感じさせる一曲だ。

Disc1 -EPISODE 0.7- 収録曲

01. Melt in the Snow
02. 傍観者たちの宴
03. 鴉のさえずり
04. 憩い
05. とまどいながら
06. イト
07. 掌の砂
08. 鳥かごのレストラン
09. 這いよる現実
10. 原罪と贖罪
11. 一縷
12. 哀-アイ-の中で
13. こたえ
14. イト-愛-
15. わたしが生きた証
16. この世の果て
17. 降雪 -Theme of Love-
18. 解夏
19. 愛と知る
20. 光 / 七咲ニコル（CV:水瀬いのり）

Disc2 -EPISODE 5.0- 黄金の季節、悩める少女たちに寄り添った楽曲たち

Disc2の楽曲が使用された「EPISODE 5.0 -Fall in Love-」は、高校生となった有栖シラユキ、星柿マノン、大学生となったターシャ・ロマノフスキー、晴海シンジュの4人からなる新ユニット「SEASON OF LOVE」（以下、SOL）と、六咲コニーの後を継いで2代目マネージャーとなった芹沢モモカが中心となる“未来に恋する物語”。

2034年時点では小学生だったSOLの4人にも、たくさんの後輩ができた。彼女たちは、幼い頃の先輩アイドルたちとの思い出を胸に、未来へ向けて新たな一歩を踏み出す。木々が鮮やかに色づく秋の季節を舞台に、後悔や葛藤を振り切って輝く少女たちの成長が、美しく描かれた。

Disc2も、聴けばゲームの感動が、情景と共に蘇ってくる楽曲が揃っている。Track01「Fall in Love」は、このエピソードのオープニングで流れる楽曲。SOLの4人がライブ前、ステージ裏で互いを励まし合う、微笑ましい姿のバックに流れる優しいメロディからは、このエピソードが希望に満ちたものになることが予見され、期待に胸が膨らむ。

Track11「遠い日の夏陰」は、モモカがある人物に宛てて過去に書いた手紙を読み上げるシーンの曲。オルゴール調の物悲しい旋律からも、この手紙が届くことはなかったと察せられる、切ない一曲だ。Track13「愛しい日々」も過去を振り返るシーンの曲だが、ターシャがもう戻らない日々の思い出を、“前向きな力”に変えようとしていることが伺える点で、Track11とは対照的なものとなっている。

Track16「初恋」は、とあるロマンティックな場面で流れる一曲。ここでのやりとりが世間的に言う“恋心”を伴うものだとは、作中では言及されていない。しかし後々、本人がそのように振り返ることがあるかもしれないという、想像を掻き立てられるタイトルだ。

Track20「黄金の海」とTrack21「夢のはじまり」はいずれの曲も、この物語はこの瞬間のためにあったのだと感じられるような、深い感動が込み上げてくるシーンで使用されている。新たな“夢のはじまり”にたどり着いた少女たちの、輝かしい未来を願うばかりだ。

Disc2 -EPISODE 5.0- 収録曲

01. Fall in Love
02. 新しい季節
03. 輝く世界
04. easy come easy go
05. ACTION!!
06. 日常風景
07. 不安
08. 黄金並木
09. 出逢い
10. 怪しさ全開
11. 遠い日の夏陰
12. 出せなかった手紙
13. 愛しい日々
14. 帰らない魔法
15. たいせつなもの
16. 初恋
17. 告白
18. いつか恋するきみに
19. 成就
20. 黄金の海
21. 夢のはじまり

“大切なもの”を胸に、少女たちの物語の結末を見届けよう

サントラのタイトルにある“The Things She Treasured”は、日本語に訳すと“彼女が大切にしたもの”となる。“彼女”が誰で、“大切にしたもの”が何を指すのかは、EPISODE 0.7、EPISODE 5.0の結末と、ジャケットに描かれた人物の満面の笑顔を思えば、見えてくるのではないだろうか。

ナナシスは現在、EPISODEシリーズ完結編「EPISODE 6.0」と、70分の完全新作アニメの公開を控えている。これから描かれる物語に大きく関わってくるであろうEPISODE 0.7とEPISODE 5.0のストーリーをあなたが振り返る上で、「t7s オリジナルサウンドトラック 3.0 -The Things She Treasured-」は、大きな役割を果たしてくれるだろう。ナナシスファンはぜひ手に入れて、これまでのエピソードの感動を、然るべき時が来るまで大切に胸に仕舞っていてほしい。

なお、当商品をアニメイト、ゲーマーズ、とらのあな、Amazon、タワーレコード、セブンネットショッピングで購入すると、それぞれオリジナルの店舗別特典が数量限定で手に入る。現在、実店舗に足を運ぶのは難しいかもしれないが、これらの特典はオンラインショップでの購入でも入手可能なので、気になる方は要チェックだ。