スパイク・チュンソフトは、本日9月26日に東京ゲームショウ2020 オンラインの公式番組内で「『サイバーパンク2077』 Night City Wire 日本特別放送」を配信した。
本番組は、2020年11月19日発売予定のオープンワールドRPG「サイバーパンク2077」の最新情報を公開する生放送番組。海外で配信されている「Night City Wire」最新情報に加え、日本語版のゲームプレイ映像を交えて本作の魅力が紹介された。
まずは本作のゲーム概要が説明。本作は「ウィッチャー」シリーズでお馴染みのCD PROJEKT REDが手掛ける新作オープンワールドRPG。PS4/Xbox One/PC向けに発売されるタイトルだが、PS5/Xbox Series X版に最適化されたバージョンも登場。現行機版を購入すると次世代機版を無償で手に入れることができる。また、パッケージ版とダウンロード版が存在するが、パッケージ版には様々な購入特典が付属する。
主人公は、V(ヴィー)というキャラクター。プレイヤーは近未来都市「ナイトシティ」で過剰な監視社会の外でアウトローとして生きている。本作では、主人公の性別や外見をカスタマイズすることが可能だが、中でも特徴的なのが「ライフパス」というシステム。裏社会を生きる「ストリートキッド」、ファミリーと共に世界を旅する「ノーマッド」、大企業に勤めるエージェントである「コーポレート」という3つの背景設定を選択することで、キャラクターの出自が変化。物語も異なる顔を見せる。さらに男性と女性でも、ストーリーが一部変化し、6周分の物語が楽しめるようになっている。
また、もう一人の主人公ともいえるジョニー・シルヴァーハンドも紹介。彼は、この世界の2020年頃に音楽の力で世界を変えようとしていたキャラクターだが、2077年の世界でも当時と同じ姿で登場する。実は彼はデジタルゴーストと呼ばれるデータで、とある出来事により主人公の頭の中に納まってしまうという。彼とどう付き合っていくのか、という部分が本作のメインストーリーになっている。
ストーリー中、プレイヤーは様々な選択を迫られることになる。そして選んだ選択肢によって結末が変化するマルチエンディング方式が採用されている。番組内では、とあるギャングと取引をする際の映像が公開。今にも戦闘が発生しそうな緊迫した雰囲気の中、代金を支払うチップにウィルスを仕込んでギャングを混乱させるという一幕になっていた。
今回はこのような結果を迎えたが、本作では事前にチップのウィルスを解除しておくことも、自分のポケットマネーで支払うことも、はたまた最初から銃撃戦に持ち込んでブツを強奪することも可能だという。実際にゲーム内では場面ごとに細かく選択肢が表示されており、様々な分岐があるようだ。
続いては「ブレインダンス」と呼ばれる未来の技術が紹介された。これは他人の記憶にダイブし、その人物が見ていた光景から様々な情報を入手するというもので、我々の世界のVRのようなものになるという。五感全てでその映像を体験することができて、2077年ではエンターテイメント映像作品として普及しているという。
今回紹介された映像は、コンビニ強盗をして強盗が殺されるところまでをワンパッケージにした「“裏”ブレインダンス」のようなものとなり、本来であれば感度などが調整されているものがされておらず、人が死ぬ感覚まで全てをVが体験して驚くというものになっていた。
物語の部隊となる「ナイトシティ」は、立体的な構造になっており、ビルが建ち並ぶ街からスラムのような場所も存在する。近未来的な印象を多く受けるが、全てを見慣れないものにしてしまうとただのSFになってしまうので、見慣れたものに未来的な技術を織り交ぜて“サイバーパンク”を表現するという工夫がなされているようだ。実際のカリフォルニアの街を参考にしつつ、「ブレードランナー」や「AKIRA」、「攻殻機動隊」など様々な作品からインスパイアを受けているという裏話も飛び出した。
今回の生放送では、主にキャラクターやゲームシステムが紹介されてきたが、本日9月26日19時からは「Game Live Japan 2020」にて武器や戦闘にスポットを当てた放送も実施されるそうだ。また「ナイトシティ」でやってみたいことをお題にTwitterで呟くと日本未発売のグッズが当たるキャンペーンも開催される。こちらもあわせてチェックしておこう。
アーカイブ
https://youtu.be/Xl4ASr6WSmE
CD PROJEKT(R), Cyberpunk(R), Cyberpunk 2077(R) are registered trademarks of CD PROJEKT S.A. (C) 2018 CD PROJEKT S.A. All rights reserved. All other copyrights and trademarks are the property of their respective owners.
※画面は開発中のものです。
コメントを投稿する
この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー