評判に偽りなし!スリリングな剣劇アクションと育成の楽しさが味わえる「浪人:ザ・ラスト・サムライ」

プレイレビュー
0コメント 田中一広

Dreamotionがリリースしたスマートフォン向けアクションRPG「浪人:ザ・ラスト・サムライ」をレビュー。小粒ではあるが、ユーザーから高い評価を獲得している同作の魅力に迫る。

「浪人:ザ・ラスト・サムライ」は、水墨画を思わせるビジュアルが特徴の、和風剣劇アクションRPG。浪人というタイトルの通り、主人公は主君を失った侍。プレイヤーはこの侍を操作し、主君の仇を討つべく、敵とのバトルを繰り広げていく。

弾きと一閃を駆使して戦うバトルシステム

「小粒」と表現した通り、本作は非常にシンプルにまとめられている。ゲームモードは「戦闘」のみ。ソロプレイで、CPU操る敵をひたすら倒し、ステージをクリアしていく…という構成。主君の復讐劇という背景ストーリーはあるもののストーリー性はそれほど強くなく、敵とのバトルを繰り返すのがゲームのメインだ。

ステージは「幕」と「章」から構成されている。「幕」は複数の「章」から成り立っていて、登場するすべての敵をクリアすると、次の「章」へ進む。フィールドは障害物のない広場になっており、探索要素はない。純粋に敵とのバトルを楽しむという趣向だ。その「幕」の最後の「章」には強力なボスが登場。ボスを倒せば次の「章」へ進める…という形になっている。

操作の基本は、「防御」と「攻撃」。画面左側下に配置された仮想パッドが、「移動」と「防御」を兼ねており、スワイプすることで「移動」、タッチすることで「防御」が行える。また、画面右側下に配置された「攻撃」ボタンをタップすることで、「攻撃」が可能。「攻撃」ボタンを連続でタップすると連続攻撃が繰り出せる。

敵に攻撃をヒットさせると、敵の「体力」が減少。ゼロにすることで敵を倒すことができる。もちろん、主人公の「体力」がゼロになればゲームオーバーだ。ただ、敵も主人公も近距離攻撃については防御すればノーダメージ。なので、確実に敵の攻撃を防御しながら、敵の隙を突く…という立ち回りが求められる。

もちろん、防御に何のリスクもないわけじゃない。防御をすると「体幹」ゲージが蓄積、満タンになると一定時間行動不能になってしまう。主人公の「体幹」ゲージが貯まるのをいかに避けるか?同時に、敵の「体幹」ゲージをいかに貯めるか?そのために重要なアクションが「弾き」と「一閃」だ。

「弾き」は、敵の攻撃が当たる直前に「防御」することで発動するアクション。発動すると、敵の「体幹ゲージ」が一気に蓄積する。また、敵の強攻撃が当たる直前に「攻撃」することで繰り出せるのが「一閃」。発動すると、敵の強攻撃を回避すると同時に、敵に大ダメージを与えることができる。

このほかに、「奥義ゲージ」を貯めることで発動できる「奥義」というアクションが存在しているが、立ち回りの中心となるのは「弾き」と「一閃」だろう。敵の攻撃が当たる一瞬を伺う「弾き」「一閃」は非常にスリリング。真剣で命のやりとりをしているんだという感覚をしっかり味わわせてくれる。

戦術の楽しさが味わえるバトル中育成とRPG的な楽しさを持った金貨による育成

一瞬のタイミングが重要なアクションバトルが本作のメインであることに間違いはない。ただ、RPGの醍醐味である育成要素も、本作のゲーム性に魅力を与えている。本作に用意された育成要素は大きく分けて2種類。アクションバトル中に行われるレベルアップと、金貨を使ったレベルアップだ。

アクションバトル中、敵を倒すことで経験値を蓄積し、主人公がレベルアップする。レベルアップ時に主人公の強化が可能。強化は、3種類強化要素がランダムで表示され、その中からひとつを選ぶという形だ。現在の戦況に合わせて強化要素を獲得していくという点で、この育成システムはデッキ構築型ゲームのような戦術性を持っている。ボス戦で必要となる強化要素を予めゲットしておいたり、現時点での弱点を補強したり…と、臨機応変に育成していく点が非常に楽しい。

アクションバトルは毎回レベル1からのスタートとなり、レベルアップの結果を次回に持ち越すことはできない。これに対して、金貨を使ったレベルアップでは、永続的にキャラクターの能力を向上できる。金貨を消費することで装備の強化や、主人公の能力値を向上させる「修練」が可能。RPGの育成の王道ともいえる、徐々に主人公を強くしていく楽しさが味わえる。

個人的にはこの2種類の育成と、アクションとのバランスが絶妙だと感じた。育成要素の影響が弱ければ育成の意味がないし、育成要素の影響が強ければ、カンタンに敵を倒せるようになってしまい、一瞬のタイミングを伺うスリルがなくなってしまう。この点本作のバランスは、プレイを積み重ねている内に、先のステージへと進めるようになった…と感じられる塩梅になっている。先のステージへ進めるようになった際、育成のおかげとも思えるし、自分の腕が上がったためとも思える、そんな塩梅なのだ。だから、育成の楽しさと、アクションのスリルと、先のステージへ到達する達成感をしっかり味わえる。

評判に偽りなし!一度プレイする価値のある作品

本作はいわゆる話題作ではない。ただ、App StoreやGoogle Playといったストアでの評価は非常に高い。本原稿を執筆している1月16日時点で、どちらのストアでも5点中4.6点をマークしている。実際にプレイしてみて、高得点の意味が分かった。ソロプレイのアクションに特化していて、モードはそれほど多くないが、アクションと育成の楽しさは本物だ。これまで本作をノーマークだった人も、是非一度、プレイして欲しい。それだけの価値がある作品だ。

App Store
https://apps.apple.com/jp/app/id1534821475?mt=8
Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.dreamotion.ronin

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