2021年1月23~24日に、オンラインeスポーツ大会「電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995~2001 TANITA CUP 2021」が、タニタの主催で開催されました。「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム」を20年以上やり込んできたガチ勢の筆者(プレイヤーネーム:チャバネ)も、一部参加したのでレポート記事をお届けします。

「電脳戦機バーチャロン」シリーズは1995年に第1作目がリリースされて、25年以上もの月日が経ちましたが……。

今回の大会では、3タイトル合計で約450名もの出場者が結集! 後援:板橋区、特別協力:株式会社セガ、そして多くの企業が協力! 驚くほど大規模なイベントとなりました。

バーチャロンシリーズの人気の息の長さもあるでしょうし、ツインスティックプロジェクトの実施などにより界隈を盛り上げてきたタニタの貢献も非常に大きいでしょう。

タニタの社長である谷田千里氏は大のバーチャロン好きで、「電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995~2001」の発売に合わせて専用コントローラー「ツインスティック」のクラウドファンディングを実施。見事にプロジェクトは成功して「ツインスティック」が生み出され、その後タニタの主催によって今大会が開催された……という流れになります。

決勝トーナメントの開催日である24日の大会構成としては、以下の4つです。

・タニタやセガ、メディア関係者などによるエキシビションマッチ
・「電脳戦機バーチャロン(OMG)」の決勝トーナメント
・「電脳戦機バーチャロン フォース(フォース)」の決勝トーナメント
・「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム Ver.5.66(オラタン)
の決勝トーナメント

まずはエキシビションマッチ(オラタン)について。1戦目はwebメディア「ねとらぼ」のVtuberマシーナリーとも子氏(ドルドレイ)、番組制作・配信代行のYOUDEALの西田さくり氏(グリスボッグ)の対戦でした。

勝利した場合には自分の推しキャラへの投票を求めるなど、破天荒な動画で場を暖めるとも子氏。対するさくり氏は筆者と同じくバーチャロンの古参プレイヤーで、ユーザー大会の主催・運営を担当して界隈を盛り上げてきた陰の立役者です。

マシントラブル(キャラ選択ミス)などのアクシデントもありつつも、最終的にはプレイ経験の差もあってさくり氏の勝利となりました。

2戦目はGamerのライターであり、プレイヤー:チャバネでもある筆者(フェイ・イェン・ザ・ナイト)と、大会MCのス丸氏(ライデン)の対決です。ス丸氏といえばオラタンプレイヤーの最高峰の一人であり、確かな理論に裏付けされたプレイはライデンの完成型ともいえます。対する筆者は機体相性で有利なフェイを使っており、ス丸氏との普段の勝敗は拮抗しています。

しかしこの日は疲れがあって本調子でなかったス丸氏に対して、筆者は「数日前からの禁酒」「試合直前にその場走りをして心拍数を上げる」などエキシビションらしからぬガチ準備を実行。コンディションの差もあり、筆者の勝利となりました。

3戦目はバーチャロンシリーズの生みの親である“Dr.ワタリ”ことプロデューサーの亙重郎氏(テムジン)と、タニタの社長・谷田千里氏(バル・バドス)の対戦でした。谷田千里氏と亙氏のこれまでの総合戦績は谷田氏が勝ち越しているという事前情報もあり、リベンジの意味合いもあって注目度の高い1戦。

試合では亙氏のブルースライダー(通称サーフィンラム)に対して、谷田氏がしゃがみ近接で回避するなど見せ場を作りました。しかし最終的には亙氏が制作者の意地を見せつけて勝利。3年越しのリベンジを果たしました。

続いては「電脳戦機バーチャロン(OMG)」の決勝トーナメントです。バーチャロンシリーズの第1作目であるOMGは、発売から25年以上経った今でもコアなユーザーにより研究が続けられています。前日の予選トーナメントから、筆者がかつて同じゲームセンターでプレイしたゲーマーの名前も散見されて、懐かしい気分で観戦させて頂きました。

筆者としては特に印象的なプレイヤーは、“むっちりを越えた存在”氏、通称むっちりドルカス氏でした。オラタンのバーティカルターンのように、ダッシュを続けながら方向を変更する特殊な技術を駆使して、縦横無尽に走り続けていました。作品の発売から長い年月が経ってから発見された技術だそうで、あくなき研究の成果だといえるでしょう。

角度変更するダッシュを最初に観た時は、ビックリして「オラタンやん!」って呟きました。

むっちりドルカス氏は圧倒的な強さで、1ラウンドも落とさず決勝戦に進出。一方で決勝戦の相手であるKGT氏(テムジン)は、後継作のオラタンで筆者と同じゲームセンターでプレイしていた人物で、オラタンと同様にOMGでも堅実かつ的確なプレイをしています。

決勝戦ではKGT氏がファランクスを安全地帯で回避するなど奮闘して、むっちりドルカス氏から1ラウンドを奪うことに成功。しかし2ラウンド目からはむっちりドルカス氏が戦い方を切り替え、開始直後の奇襲などで圧倒。プレイの幅の広さを見せつけたむっちりドルカス氏の優勝となりました。

次に行われたのは電脳戦機バーチャロン フォースの決勝トーナメント。フォースはOMGやオラタンと違って、2on2形式で戦う点が特徴的です。単純な操作テクニックだけでなく、相方との連携や敵2体の動向を意識しつつ戦う必要があり、根強いファンが多くいるタイトルです。

筆者はフォースのプレイ経験が乏しいですが、そんな自分にとって特に印象に残ったチームは、「テツオEvolution」チームのガーゴイル氏(テツオ)とのすけ氏(テツオ)という、ダブルテツオのチームでした。テツオは下半身が戦車のようになっている機体で、回避性能に難があるものの極めて高い火力を持っています。実況解説のアレックス氏から「実に戦車」というパワーワードも飛び出すほどの、高火力の砲撃で押していく戦いぶりはまさに圧巻。

実に戦車……ッ!

途中で亙氏が解説したスペシネフシリーズ(戦、罪、終)の、正しい読み方についても印象深かったです。間違った読み方が定着してしまうのもゲーマー界隈ではよくある話です(ちなみに正しい読み方は戦=せん、罪=ざい、終=つい、とのことです)。

トーナメントについては、チーム「サーフィング勇者様(スミ:ライデン512A、チル:テムジン747A」がウィナーズリーグを勝ち上がって決勝戦に進出。ルーザーズ―リーグからは先述のダブルテツオチーム「テツオEvolution」が決勝戦に残りました。「テツオEvolution」はウィナーズリーグで一度「サーフィング勇者様」に敗れているため、リベンジマッチという形に。

決勝戦ではダブルテツオの圧倒的な弾幕に対して、「サーフィング勇者様」のスミ氏、チル氏は見事な回避と要所でのダブルアタックにより対抗。だがガーゴイル選手のレスキューダッシュを利用した緊急回避などもあり、「テツオEvolution」の優勝となりました。

決勝戦でも実に戦車……ッ!

最後に行われたのは「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム Ver.5.66(オラタン)」の決勝トーナメントです。オラタンはバーチャロンシリーズの第2作目で、空中ダッシュやバーティカルターンによりフィールドを動き回る爽快感と奥深いゲーム性が人気を博しており、今回の大会でも200名近い出場者が集まりました。筆者も優勝を狙って練習に励んだものの、仕事の都合で予選辞退に。すみませんでした……。

決勝トーナメントの個人的な注目選手はよしたけ氏(テムジン)です。筆者はよしたけ氏と毎日ランクマッチで連戦しており、フェイ・イェンの弱点を的確に突いてくる抜きん出た実力を体感していました。近距離でプレッシャーを掛けつつも辛抱強く回避を続けて、チャンスがくれば最速の即出し前スラRWを差し込むスタイルは、今回の大会でも大いに機能していました。

また、よしたけ氏はどこのプレイヤーなのか情報が少なく、「古参プレイヤーが正体を隠してプレイしているのでは?」「最近になって参戦した若手かも?」などコミュニティ内で噂を呼んでいた“未知の強豪”という状態でした。未知の強豪が大会で活躍するってワクワクしますよね。

ランクマではフェイへの悪意を凝縮したような戦いぶりを見せるよしたけ氏。(いい意味で)

決勝トーナメントでは優勝候補と目されたプレイヤーの敗退などの波乱や、BA氏と鈴蘭やくも氏(通称ソヨカゼ氏)のサイファー同キャラ戦でのドロー対決など盛り上がる展開に。そんな中、よしたけ氏は順調にウィナーズリーグを勝ち上がりました。

バーチャロンの風物詩・ドロー。

一方でルーザーズリーグからは、元々はテムジン使いですが今回はライデンで出場しているおろしそば氏が決勝に進出。おろしそば氏は斜め高速レーザーを積極的に狙うなど型破りのプレイスタイルが持ち味で、その予想困難な攻撃は相手のペースを乱します。

決勝戦は積極的に踏み込んでくるよしたけ氏に対して、おろしそば氏が的確なしゃがみレーザーで迎撃して1試合先取。続く最終試合はよしたけ氏が神速のガードでダッシュ近接を防いだり、おろしそば氏がしゃがみCW近接を決めるなど、見応えのある死闘になりました。しかし最後はおろしそば氏の空中横ダッシュレーザーを読んでいたよしたけ氏が、ブルースライダ-(通称サーフィンラム)を決めて優勝となりました。

勝負の決め手となったブルースライダー。

OMG、フォース、オラタンの大会を通じて感じたのは、「戦い方を柔軟に切り替えることの重要さ」でした。今回の大会は同じ相手と数回対戦することもあるので、敵の出方に応じて戦術を変えられたプレイヤーが勝利を手にしていた印象でした。

そして最後に大会の締めの挨拶では、谷田千里氏による「既存プレイヤー1人につき、新規ユーザーを5人増やすのがノルマ」という話が印象的でした。コミュニティを継続的に盛り上げるために欠かせない部分ですし、筆者も1プレイヤーとしてぜひ頑張っていきたいと思います。

「TANITA CUP 2021」のレポートは以上になりますが、最後に改めてタニタの皆様にお礼を言わせてください。タニタの担当者様は長野で開かれたユーザー主催の大会も訪問するなど、非常に高い熱量を持って「電脳戦機バーチャロン」シリーズの後押しをしてくださりました。おかげさまでコミュニティも盛り上がり、TANITA CUPの前も連日対戦で賑わっていました。筆者も1プレイヤーとして本当に感謝しています。

そして協力会社の皆様、運営関係者の皆様、大会参加者や観戦者の皆様もありがとうございました!

「またたいせんしましょう!」

電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995~2001 TANITA CUP 2021大会 特設サイト
https://www.tanita.co.jp/page/esports/virtualon_01/

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