カプコンが、「バイオハザード」シリーズ25周年タイトルとしてリリースを予定しているオンライン対戦アクションゲーム「バイオハザード RE:バース」のプレイインプレッションをお届けする。

カプコンを代表するサバイバルホラーゲーム「バイオハザード」。その25周年を記念して作られたオンライン専用タイトルが、「バイオハザード RE:バース」だ。今のところ単体の作品としてリリースされるわけではなく、5月に発売されるシリーズ最新作「バイオハザード ヴィレッジ」のパッケージ版購入者向けに、無償で提供される予定である。

リリースに先駆けて、1月28日から31日にかけてクローズドベータが実施された。幸いそちらに参加することができたので、今回はそのプレイインプレッションをお届けする。

まず始めに、ゲームの簡単な概要をご紹介しておこう。本作は4人から最大6人までのプレイヤーが参加し、5分間のデスマッチで得点を争うオンライン対戦ゲームである。基本的に登場するのはプレイヤーが操るキャラクターのみだ。

今回のクローズドベータでは、ステージは「R.P.D.(ラクーン市警察署)」のみとなっており、そこでそれぞれのプレイヤーが選んだキャラクターが持つ武器や能力を活かしながら、他のプレイヤーをキルして得点を競い合っていくのである。

つまり、ゲーム内容自体は可能な限りシンプルになっており、その分プレイに集中できるようになっているのだ。これだけだと、単純にオールドスクールなスタイルのシューティングゲームといったようにも思えるのだが、そこに「バイオハザード」しかできない味付けがされていることころが本作の最大の魅力となっている。

個性豊かなスキルを持った6人のキャラクターたち

本作では最初にキャラクターを選んでから、マッチングを開始するという仕組みになっている。選択できるのは、クリス・レッドフィールド、ジル・バレンタイン、レオン・S・ケネディ、クレア・レッドフィールド、エイダ・ウォン、ハンクの6名で、いずれも「バイオハザード」シリーズではおなじみのキャラクターたちだ。

ひとつだけ断っておくと、本作ではストーリー性は皆無であるため、過去作でどんな活躍をしたのかといった要素はほぼ関係ない。そのため、逆にシリーズを遊んだことがない人でも十分に楽しめるようになっている。

メニューから「Survivor」を選択することで、プレイヤーが選べるキャラクターの能力が確認できる。

それぞれのキャラクターは、バランスタイプやサバイバル能力が高めなど細かなパラメーターの違いがあるが、それ以外にも異なる特徴を持っている。まず所有している武器だが、種類は違うものの無限に使える基本武器(ハンドガン)はどのキャラクターも共通している。それとは別に、弾丸数に限りがある固有武器が使用できる。こちらはアサルトライフルやショットガン、サブマシンガンにクロスボウという感じで、キャラクターごとにスタイルも大きく異なる武器が設定されている。

ちなみに固有武器に関しては、すべての弾を撃ち尽くしたあとでも、弾丸自体はマップ上で拾い集めることで補充していくことが可能だ。

エイダ・ウォンの固有武器は、銃器ではなくクロスボウだ。

武器とは別に、キャラクターごとに用意されているのがスキルだ。こちらは、パッシブスキルとアクティブスキルの2種類がある。

パッシブスキルは、各キャラクターにはじめから備わっている能力だ。たとえばレオン・S・ケネディなら、体力低下時に一定値まで自動回復する。また、クレア・レッドフィールドのように、回避行動をすることでハンドガンが自動でリロードされるというものもある。

もうひとつのアクティブスキルは、ここぞというときに使える必殺技のようなものだと思えばいいだろう。こちらはかなりバラエティに富んでおり、戦術性を高めるものになっている。

たとえばジル・バレンタインは、敵が踏むと爆発する地雷を設置していくことができる。ちょっと変わったスキルを持つのがハンクで、透明になる光学迷彩で姿を消し相手に忍び寄って暗殺することができるといった感じだ。

光学迷彩でライバルに近づき攻撃ができる、ハンクのアクティブスキル。

アクティブスキルは、ひとつのキャラクターにふたつ用意されている。それぞれL1とR1で発動できるのだが、これは1度の戦闘で1回だけ使えるというものではなくクールタイムを挟めば何度でも利用が可能だ。

バトル中に敵のアクティブスキルでやられると、「隣の芝生は青く見える」ではないが、そちらのほうが強いんじゃないのか? と思えてしまう。しかし、実際にはプレイヤー自身の技量によるもののほうが大きく、いずれも一長一短だ。そのため、まずは自分に合っているキャラクターはどれなのかいろいろと試してみたくなる。

ちなみに筆者のお気に入りは、クレア・レッドフィールドだ。彼女のアクティブスキルには「改造オルタネーター」というものがあり、敵がいる前方に投げつけることで感電させて動けなくすることができる。その間に銃で仕留めることができるのだ。

B.O.W.に変異してライバルに復讐しよう

ライバルに倒されたらそれで終わりではないというところも、このゲームの特徴である。敵に倒されて死ぬと、その場でB.O.W.(有機生命体兵器)に変異する。この状態で、今倒されたライバルに逆襲することができるのだ。

ステージ中にはあちらこちらにウィルスが配置されている。人間状態のときにこれらを拾い集めることで、B.O.W.になったときに変異するキャラクターも異なったものになる。ウィルスは最大で2個まで取ることができるのだが、何も取らない状態で死ぬと動きものろく攻撃力も低い「Fat Molded」に変身してしまう。

ウィルスの獲得数が多いと、人間状態であっても武器の攻撃力と照準能力が高くなるというメリットがある。そのため、できるだけ取得していくようにしたい。

しかし、最大2個ウィルスを取った状態ではNemesisやSuper Tyrantといった、超強力なB.O.W.に生まれ変わり暴れ回ることができるのだ。ゲームのプレイ時間は5分間だが、終盤に近づいていくほどウィルスが置かれている数が増えていく。そのため、終了間際はNemesisやSuper Tyrantなどが戦い合うという、まさに地獄絵図のような状態になる。

ちなみに通常のプレイヤーキャラクター同様、このB.O.W.状態でもアクティブスキルに該当するふたつのスキルが利用可能だ。たとえばNemesisの場合、ロケットランチャーを出してぶっ放すことができる。

また、ウィルスをひとつ以上取ったときに変異できるB.O.W.では、ライバルをスキルで倒すと特別な演出が表示される。自分がやられたときはくやしさでいっぱいになるが、逆にこのスキル演出が出てライバルを倒したときはたまらない爽快感が味わえる。

このB.O.W.の状態でダメージを受け、体力が0になると消滅する。その後、ランダムなポイントから人間状態でリスポーンし、再び戦闘に参加することができる。

ウィルスをひとつ以上取得して変異したB.O.W.では、キル時に特別な演出が出る。
キルコンボとリベンジで高得点ゲットを目指せ

本作は単純に敵を倒した数で勝敗が決まるわけではなく、基本的にはポイントを競い合っていくゲームだ。そのため、ポイントを獲得する手順もいくつか用意されている。基本的には、人間状態でキルをしたほうがより高いポイントを獲得できる。連続でライバルをキルすると「キルコンボ」になり、より高いポイントが獲得できるのだ。ちなみに、倒した相手のキルコンボ数が多いほど、キルしたときに得られる得点も多くなる。

だが、このキルコンボが成立しているときに自分がキルされてしまうと、中断される。自分をキルしたライバルの頭上には、ドクロマークが表示されており、その相手を倒すことでリベンジとなり、特別ボーナスが獲得できるほかキルコンボも取り戻すことができるのだ。

炎のアイコンが付いているライバルはキルコンボ中を表している。それを倒すことでも、特別ボーナスが獲得することが可能だ。さらに、ランキングベスト3の頭上には王冠のアイコンが表示されており、それらのプレイヤーをキルすることでも特別ボーナスが獲得できる。

ちなみに、得点は累計されていくだけではない。人間の状態であってもB.O.W.でも、死んでしまえば減点されてしまう。結構倒しているのにあまり得点が稼げていないなというときは、死んでいる数も多いというわけだ。

このように、本作はただ敵を倒すというだけではなく基本的には点取りゲームとなっている。いかに効率よく倒すことができるか、ということも戦術的には重要な要素となるのだ。

ゲーム終了後、TOP3のメンバーが表示される。今回はどんなに頑張っても3位までしか取れなかったが、それでも十分に嬉しい。
得点の内訳も見られるため、反省点などもよくわかる。
まさにシンプル・イズ・ベストだが、今後の展開にも期待してしまう

今回のクローズドベータのバージョンでは、バトル以外の余計な要素は一切排除されていた。たとえば、ゲーム中に獲得したポイントなどは累計されることもなく、その場だけのものとなっている。当然のことながら、ランキングボードや獲得したポイントに応じた報酬などといったものも一切ない。

また、ほかのオンラインゲームのように、ひとつのルームに集まったプレイヤー同士で延々と新しいゲームが続いていくという仕組みではなく、1ゲーム単位で個別にマッチングが行われる。いわばライバルたちとの出会いも刹那的であるのだが、オンラインゲームにありがちな変な粘着も生まれにくく、これはこれでいいのではないかという感じがした。

ついつい、こうした要素があったらいいなとか、プレイヤー同士が協力するようなモードもあったらいいんじゃないかなといった妄想を描いてしまうが、それもこれも本作の出来が素晴らしい証拠かもしれない。実際に5月にリリースされるときはゲーム自体もさらに進化している可能性があるが、いずれにせよぜひ遊んでみて欲しいタイトルであることには違いない。

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