日本一ソフトウェアは、2021年5月27日に発売を予定しているPS4/Nintendo Switch用ソフト「探偵撲滅」について、探偵たちによる捜査シミュレーションパートの情報を公開した。
捜査シミュレーションパート
「捜査シミュレーションパート」では、探偵たちの位置がマップ上に駒のアイコンで表示される。探偵たちは各自の思惑に沿って行動し、各々自由に事件の捜査を進めるが、信頼を得た探偵には「行動介入」を行い、任意の行動を指示することができる。
各探偵の持つ「移動」「推理」「検証」「連携」「調査」の能力値は異なるため、得意分野を活かし、捜査を円滑に進めよう。
クリア条件とゲームオーバー
特殊な場合を除き、各マップには時間(ターン)制限がある。規定のターンが経過した時点でマップの目標を達成できない場合や、罠などの障害によって探偵が死亡した場合、ゲームオーバーとなってしまう。時間制限の中で探偵達に指示を出して、謎をすべて解き明かそう。
マップの見方
マップには探偵たちが解くべき謎「ミステリーポイント」や証拠品がありそうな怪しい場所「エビデンス・スクエア」、犯人が残した危険な罠「デッド・へリング」などが配置されている。
探偵によっては、近くの謎を調査せずに遠くの謎へ向かっていったり、罠に向かって死んでしまったりするので、探偵の行動に介入することで、プレイヤーが望むように捜査を進めよう。
ミステリーポイント(MP)
探偵たちが解明すべき謎。各MPに設定された解明値を探偵たちの「推理」ですべて削り切ることで、マップ上から消え、証拠品を入手できる。
エビデンススクエア(ES)
証拠品が隠されたエリア。探偵たちの「調査」によって、証拠品を入手できる。ただし、入手した証拠品の活用には、「検証」が必要だ。
ワードポイント(WP)
「調査」を行うことで、新たな「語録」を入手可能。入手した語録は「語録辞典」で確認可能で、ゲーム中の世界をより知ることができる。
デッド・ヘリング(DH)
罠などがある危険な場所。各ターンの終了時、エリア内にいた探偵は死んでしまう。MP同様、「推理」によってマップ上から消すことができる。
捜査方法はプレイヤー次第
「捜査シミュレーションパート」中は、各行動に応じて、探偵たちのさまざまな会話が発生。同じ行動でも、探偵ごとにリアクションは異なる。
中には、特殊な条件下のみで発生する会話も存在するなど、同じ事件の捜査でも、プレイヤーごとに戦略も、得られる情報も異なっていくだろう。
移動
各探偵の「移動力」に応じて、マップ上の探偵を移動させることができる。また、移動後の行動ができなくなる代わりに、「移動力」に関係なく、マップ内のどこにでも移動可能な「全体移動」も使用可能だ。
推理
各探偵の「推理力」に応じて、 隣接するMP、DHの解明値を削ることが可能。捜査の進展や他の探偵を救うことに繋がる。ただし、中には「推理」不可能な、ロック状態のものも存在する。
調査
探偵の周囲にある怪しい場所を「調査」しよう。調査できる範囲は各探偵の「調査力」に応じて変動し、調査範囲内の証拠品および語録を入手可能だ。
検証
入手済みの証拠品の「検証」を行う。検証可能な証拠品は探偵の「検証力」次第で、「検証」が完了すると、新たな捜査対象が現れ、捜査が進展する。
連携
「推理」を行う探偵に別の探偵を隣接させ、「連携」を選択すると、推理共鳴が発生する。対象の探偵の「推理力」に、連携を行う探偵の「連携力」の数値が加わった状態で「推理」できる。「推理」が苦手な探偵でも、「連携」ならば、捜査に貢献することができるはずだ。
捜査開始と先行捜査
「捜査開始」を選択すると、マップ上の全ての探偵が一斉に行動を行う。ただし「先行捜査」なら、介入済みの探偵のみ先に行動させることが可能なので、探偵の行動の順序を上手くコントロールしていこう。
キャラクター紹介
第1報では明らかにされていなかったキャラクターのプロフィールも公開。併せてチェックしておこう。
魔界探偵 CV:田所陽向
探偵序列:7位
特技:オカルトの調査
主な解決事件:狼男事件
「フッ、分かったぞ。
死後に電話させたんだな?
アフリカ大陸に伝わるヴードゥーの
死霊召喚の儀式を利用すれば、
確かに可能かもしれない」
序列7位「魔界探偵」。オカルト色の強い事件を専門とするベテランの探偵。未解決事件「吸血鬼事件」の解決を目指し、古今東西のあらゆるオカルト知識を身に着けている。
何か事件があると「オカルトの仕業だ」と断定しがちなものの、冷静となった際の推理力は、探偵同盟内でもトップクラス。
美食探偵 CV:中川亜紀子
探偵序列:9位
特技:超味覚
主な解決事件:ウミガメのスープ事件
「子供の頃から色んな毒を
試食してきたおかげで、
毒に耐性ができたというだけよん?
青酸カリとかは、
お口が痛くて食べられないしね」
序列9位「美食探偵」。常人離れした嗅覚と味覚で、時には人の感情すらも言い当ててしまう“超味覚”の持ち主。幼い頃からあらゆる味に挑戦してきたため、様々な毒への免疫を持ち、毒物すら美味しく食べられてしまう。
おっとりした性格の一方で、殺人によって、食の自由を奪うことを何より嫌い、人命救助と殺人犯の糾弾に関しては熱くなる一面も持つ。
被虐探偵 CV:本泉莉奈
探偵序列:14位
特技:名探偵体質
主な解決事件:六號館殺人事件
「そ、そんな大それた
チカラじゃないよ……。
むしろ、周囲を不幸に
してしまう最低な体質だと思う」
序列14位「被虐探偵」。イギリス人と日本人のハーフで、極端にネガティブな性格。幼い頃から、自分の身に危険が及ぶ現象や物体を引き寄せてしまう特異な体質を有しており、「名探偵体質」と称されている。
周囲から疫病神だと恐れられてきた生い立ちの影響で、うかつに他者と接触できない。しかし、常に命の危険に晒されながらも生きのびてきた危機察知能力は、危険な事件の捜査において大きな力となる。
文学探偵 CV:山下七海
探偵序列:15位
特技:視覚記憶
主な解決事件:十條家埋蔵金事件
「……『バカばっかり』と、
少女は蔑みの目を男たちに向ける」
序列15位「文学探偵」。若干11歳にして読書総量は1万冊を超え、読破済みの本の内容を一字一句違わず復唱可能な“視覚記憶”の持ち主。
幼い頃に両親を恩師によって殺害された影響で疑り深い性格となり、物事に感情移入することを避け、常に第三者視点から物事を観ようとしている。
科学探偵 CV:加藤英美里
探偵序列:20位
特技:探偵友具の開発
主な解決事件:VR殺人事件
「道具じゃないです!
友具《ゆうぐ》です!
僕の大切な友達を
道具扱いしないでください!」
序列20位「科学探偵」。先天性の脳性麻痺の影響で両足が動かせず、車椅子で生活する少年。しかしその頭脳は常人を凌駕しており、海外の大学の科学分野で博士号を取る等、探偵同盟きっての秀才。
「探偵同盟」の科学班とは協力関係にあり、自らの乗る車椅子を含む、オリジナルの捜査サポートツール「探偵七ツ友具《セブン・フレンズ》」を開発した。捜査では、愛用の「友具」を用いることで、並の探偵ではこなせない検証を務めることが出来る。
大和探偵 CV:櫻庭由加里
探偵序列:25位
特技:超身体能力
主な解決事件:南十字誘拐事件
「っっだとコラァ!
探偵が人情を忘れたら
終わりだろーが! 」
序列25位「大和探偵」。ストレートな物言いで喧嘩っ早いが、お人好しで涙もろい純情派探偵。幼い頃から山で父の猟の手伝いながら暮らしてきた影響で、常人離れした身体能力と野生の勘に秀でており、体力勝負で難事件を解決してきた。
その勘の鋭さは特筆に値するもので、実験として神経衰弱を行ったところ、一度も間違うことなく成功しており、もはや「異能」の領域だと言える。
武装探偵 CV:森嶋秀太
探偵序列:32位
特技:守護
主な解決事件:不死サイボーグ事件
「心配無用だ。我の身を包むは──
我が家系のみに言い伝わる
史上最硬の鎧なり!」
序列32位「武装探偵」。常に特殊な西洋甲冑に身を包み、その甲冑に備わった機能と身体能力で事件を解決する異色の探偵。頭脳労働は苦手だが、粘り強い捜査で事件を解決してきた。
過去の捜査で顔に傷を負っているそうで、素顔は決して見せたがらない。
老師探偵 CV:内野孝聡
探偵序列:番外
特技:建築デザイン
主な解決事件:一號館殺人事件
「その探偵としての光る資質……
10点をやるぞ、少年」
序列番外「老師探偵」。「探偵同盟」の創設にも携わったベテランの探偵。とある事件で判断を誤り、死者を多数出してしまったことを悔やみ、現役を引退。現在は裏方に回り、見込みのある若き探偵のスカウトや指導に努めている。
北條和都に秘められた探偵としての資質を見抜き、モルグ島で行われる八ツ裂き公事件対策会議への参加を推薦した。