Strictly Limited GamesとININ Gamesは、約30年間ものあいだ眠っていたアーケードアクションゲーム「時計じかけのアクワリオ」(英語名:Clockwork Aquario)をPS4/Nintendo Switch用ソフトとして2021年冬に発売すると発表した。
1992年に開発が開始された「時計じかけのアクワリオ」は、ゲームデベロッパー・ウエストン ビットエンタテインメント(以下、ウエストン)が開発した最後のアーケードゲームだ。色鮮やかで美しい2Dグラフィックのドット絵アートが特徴の1つで、セガ・システム18のアーケードハードの限界に挑戦すべくプロジェクトが開始。しかし当時は対戦格闘ゲームや3Dゲームがアーケードを席巻していたため、残念ながら開発は中止となってしまった。
ウエストンの共同設立者でもあった西澤龍一氏がデザインした本作は、「ワンダーボーイ」や「モンスターワールド」シリーズなど多くの歴史的なタイトルを多く手掛けたウエストンの幻の傑作ともいえる作品だ。約4年前、Strictly Limited Gamesは本作の行方を探し出し、ゲームを復活させることに着手。その後、ININ GAMESはデジタルリリースの契約を結び、より多くの人に本作を楽しんでもらえるよう、SEGAおよびライセンスを持つLATに協力を願い出たという。
本作は、PS4/Nintendo Switch向けにパッケージ版とダウンロード版が発売予定。予約は8月下旬頃に開始予定となっている。ゲームに関する詳しい情報は、近日中に発表予定。公式サイトよりメーリングリストに登録すれば、更なる情報を入手可能だ。
「時計じかけのアクワリオ」公式サイト
https://clockworkaquario.iningames.com/?lang=jp
西澤龍一氏 コメントこのゲームを復元するために尽力していただいた方々に、心から敬意と感謝の気持ちを伝えたいです。この作品はあの当時のドット絵職人が精魂をこめて描きあげた2Dアートの塊といっても過言ではないと思います。そんなところにも注目して楽しんでもらえたら嬉しいですね。