コーエーテクモゲームスが2021年2月24日に発売を予定しているPS4/Nintendo Switch/PC(Steam)用ソフト「ソフィーのアトリエ2 ~不思議な夢の錬金術士~」(PC(Steam)版は2022年2月25日発売予定)。その発表に併せてゲームの一部をプレイしてみてのインプレッションをお届けする。
「ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~」から始まり、「フィリスのアトリエ ~不思議な旅の錬金術士~」、「リディー&スールのアトリエ ~不思議な絵画の錬金術士~」と続いた「不思議」シリーズ。3部作を通じてシリーズとしての展開は一旦終わりを迎えたものの、「アトリエ」シリーズの25周年記念作品としてサプライズで発表されたのが、3作品の中でも特に人気の高い「ソフィーのアトリエ」の続編「ソフィーのアトリエ2 ~不思議な夢の錬金術士~」だ。
故郷キルヘン・ベルを離れ、旅を続けていたソフィーが体験した冒険のひとつを楽しめるという本作では、夢幻世界「エルデ=ヴィーゲ」で離ればなれになった相棒のプラフタを探し求めるソフィーの冒険譚と、巡り合う仲間たちとの絆と心の継承が描かれる。
その容姿や雰囲気は違えど、プラフタと同じ名前の少女や、ラミゼルという錬金術士の存在など、発表時点から気になる情報が盛りだくさんだが、それらは今後の情報や製品版に期待してもらうとして、今回は一足先に触ってみて感じた、ビジュアルやゲームシステムの魅力について紹介していければと思う。
一新された3Dモデルでより魅力的に映えるソフィーたち
まず目に入る部分として、本作で一新された3Dモデルが挙げられる。ガストブランドが培ってきた、キャラクターを魅力的に表現するビジュアルに対するこだわりは健在で、本作でもキャラクターデザインを担当するNOCOさん、ゆーげんさんのイラストのイメージを反映した、可愛らしいキャラクターたちの姿を楽しめる。
加えて、本作では豊かな表情の変化も魅力的。プレイできた範囲はわずかではあったものの、その間もソフィーたちはさまざまな表情を見せてくれた。イベントシーンを見るだけでもその一端を感じられるのではないだろうか。
また、近年のガストタイトルと比べると影の使い方は控えめで、イラストがそのまま3Dモデルになったかのような、よりキャラクター単体の印象が濃く映る画面になっている。その一方で、フィールドそのものは「不思議」シリーズらしいファンタジーの世界観を反映し、これまでのタイトルで培ってきた水や光の表現も進化している。
探索は「ライザ」の進化を継承、バトルへのシームレスな移行にも驚き!
フィールドについて言及した流れで探索についても触れていければと思うが、本作における探索は、「ライザのアトリエ」「ライザのアトリエ2」の「秘密」シリーズで採用された要素を継承している。フィールドマップは「ソフィーのアトリエ」と比べるとより広大で複雑なものになっていて、採取も何が取れるのかはもちろん、「不思議」シリーズのパネル調合ならではの、はめ込む錬金成分の形でひと目で確認できるようになっている。
「アトリエ」シリーズでは、探索は時間を要する要素の一つになっているが、このほかにも一度発見すると、そのマップ上の地点にジャンプできるようになる「転晶石」の存在などもあって、広大ながらも各地の移動はスピードアップできるため、ストレスなくプレイを楽しめるのではないだろうか。
そしてもう一つ、探索中に驚かされたのがバトルへの移行がシームレスになっていること。従来の「アトリエ」シリーズでは基本的にはエンカウント後、戦闘用のフィールドに切り替わるようになっていたが、本作では文字通りその場でバトルに移行する。百聞は一見にしかず、ということで動画などで流れをぜひチェックしてもらえればと思う。
ターン制に回帰したバトル
さて、本作のバトルは「アトリエ」シリーズでは主流だった、順番に行動を選択していくオーソドックスなターン制に回帰した上で、キャラクターの行動における新たな選択肢が加わった。今回はソフィー、プラフタ、ラミゼルの3人でのバトルを体験する中で分かった、いくつかの要素を紹介しよう。
まずバトルのUI周りだが、「秘密」シリーズを経て、かなりコンパクトな作りになった。スキルとアイテムの使用もそれぞれ別コマンドが用意されているが、どちらを選んでもタブによって切り替えられるようになっている。画面の印象以上に情報が整理され、今まで意識していなかった要素にも目が向くようになっている。
また、「アトリエ」シリーズでは仲間と協力して繰り出す攻撃も少なくないが、基本的にはパッシブで発生するものが多い印象だった。しかし本作では、プレイヤー側が能動的に協力攻撃を繰り出すことのできるシステム「ツインアクション」「デュアルトリガー」が用意されている。それぞれのシステムについて簡単に触れておこう。
本作では前衛3人、後衛3人を編成してバトルに挑めるようになっているが、「ツインアクション」は前衛の行動のバリエーションとして、後衛と交代しながらのアクションが可能。前衛・後衛それぞれのキャラクターでスキルかアイテムをひとつずつ選択することで、1ターンの間に連続行動がとれるのだ。
そして、「デュアルトリガー」はパーティメンバーの2人がタッグを組んで放つ必殺技だ。前衛・後衛問わず選択できるので、メンバーが揃うとそのバリエーションも充実していきそう。迫力のバトル演出にも注目だ。
画面だけで説明すると分かりづらい部分もあるかもしれないが、ターン制としてのバトルのスピード感は格段にアップしている。このあたりはトレーラー映像やTGSで少しだけお披露目となった実機のプレイ動画などで確認してもらえると良いだろう。
パネル調合の分かりやすさを再認識!
「アトリエ」シリーズといえばもちろん調合が重要になってくるが、「不思議」シリーズのパネル調合はとても完成度の高い仕組みだったこともあり、基本は従来のシステムを踏襲している。
調合パネルの同じ属性のマスに錬金成分のパネルを設置ことでボーナスが発生するのは従来どおりだが、錬金成分には★マークで表示されたリンク成分も用意されており、同じ属性のリンク成分を上下左右に隣接させると、リンクが形成されてさらなるボーナスが発生する。錬金成分は最初から回転できるようなので、難易度は全体的に易しめになっているように感じた。
ちなみに、本作では調合難易度が高い「リバースパネル」を選んで調合できるとのこと。盤面がやや複雑にはなる代わりにより高い効果を持ったアイテムを調合できるようなので、高みを目指したい人はこちらも挑戦してみると良いだろう。
「ソフィーのアトリエ2」は単なる“継承”ではない
以上が今回プレイしてみて体験した部分ではあるが、はっきりと口にできるのは、本作が「ソフィーのアトリエ」、そして「不思議」シリーズを単に継承したものではない、今のガストブランドだからこそ届けられるゲームになっているということだ。
そうしたシステムとしての進化を味わいつつも、作中で描かれるイベントからは確かに「ソフィーのアトリエ」に連なる息吹が感じられる。今後作中におけるさまざまな情報が届けられるとは思うが、ソフィーとプラフタに何が待ち受けているのか、そして“継承”が示すものは何なのかに期待しよう。
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※画面はPS4版で開発中のものです。
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