ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて1月21日よりオープンする「モンスターハンターワールド:アイスボーン XR WALK」。本アトラクションの先行体験レポートをお届けする。
2022年3月4日より実施される「ユニバーサル・クールジャパン 2022」は、日本が誇るエンターテイメントの世界を、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンならではの圧倒的なスケールとクオリティで展開する特別企画。このイベントの一環として1月21日より先行オープンするのが、「モンスターハンターワールド:アイスボーン XR WALK」だ。
なぜこのタイミングで「モンスターハンターワールド:アイスボーン」とのコラボなのか? と疑問に思う人も多いかと思うが、本アトラクションは元々2020年3月20日にオープンを予定していたもので、様々な諸事情により実施が延期されていた。そして今回、いよいよオープンを迎えるという経緯があるのだ。2015年の開催から始まり、2018年までは毎年開催されていたコラボレーションだけに、念願のオープンとなる。
ここでは最先端の技術を使い“マジ狩り”が可能になったアトラクションの体験レポートや、コラボフード、コラボグッズの詳細をお届けしていこう。
新次元アクション型VRエンターテイメント施設でリアルな“マジ狩り体験”!
これまでも体感型パノラマシアターやARなど、様々な趣向でリアルな狩猟体験を提供し続けてきたユニバーサル・スタジオ・ジャパンとのコラボアトラクション。
今回の「モンスターハンターワールド:アイスボーン XR WALK」は、パーク史上初となるVRアトラクション施設「XR WALK」で展開。仮想空間に再現された「モンスターハンターワールド:アイスボーン」の世界に入り込み、自分の足で歩き進みながら、全身を使ったリアルな狩猟体験が可能だ。
まずは、タッチパネルで自分の分身となるアバターを設定する。アバターの見た目や装備、使用する武器などを選択して、ゲームのキャラクタークリエイトさながらにカスタマイズができる。使用できる武器は、大剣、太刀、ハンマー、スラッシュアックス、ヘビィボウガンの5つ。武器によってアクションも変わるので、お気に入りの武器を選択しよう。
キャラクタークリエイトが完了すると、参加者は新米ハンターとなって、前線拠点「セリエナ」の集会エリアへ足を運ぶことになる。そこで出会うのは負傷したとあるハンター。キャンプの設営中にあるモンスターに襲われてしまい、仲間が危険な場所に取り残されているという。先輩ハンターや同期のハンターと共に、救出のための緊急クエストへ挑もう。
ここから先はVRギアを装着し、取り残されたハンターの捜索に乗り出す。今回のアトラクションの魅力は、「モンスターハンター」史上初となる360度広がるVRの仮想世界。どこを見渡しても完全にモンハンの世界で、深い没入感が味わえる。
要所要所では、ツタをよじ登って高台に上がったり、スリンガーを使って障害物を動かしたりといったゲームでお馴染みのギミックを、実際に身体を動かして体験することができる。フィールドには雷光虫やクモの巣、ハチミツなどのアイテムがあるので、手を触れることで実際に採集も可能だ。ハンターになった気分を存分に満喫しよう。
探索を続けていくと、今回のキービジュアルにもなっている“イヴェルカーナ”や、とあるモンスターに遭遇する場面も。ここではVR空間内で自身が本当に武器を振って、モンスターの狩猟を体験することができる。
筆者は、大剣を使用して狩猟に挑んだのだが、武器を大きく振って攻撃する通常攻撃以外にも、武器を水平に構えて敵の攻撃をガードしたり、大きな隙には巨大な大剣を振りかぶってタメ攻撃を繰り出したり、多彩なアクションが楽しめた。
もちろん目の前に立ちふさがる巨大モンスターの迫力も注目ポイント。モンスターが攻撃を繰り出す瞬間などは、VR映像と分かっていても思わず首をすくめてしまうほどだ。モンスターがアクションをすると実際に風圧が巻き起こり、VR映像だけではない臨場感が味わえた。
そんな強大な相手に挑むには仲間との連携が重要だ。本アトラクションは最大4人まで同時に参加することが可能となっており、ゲームのマルチプレイと同様の体験が楽しめる。VRギアにはヘッドセットとマイクが装備されているので、リアルタイムで会話をすることもできる。
今回は初めましての3人と一緒に楽しんだのだが、モンスターの頭上につららを発見したときは「落石狙おう!」という会話が生まれたり、モンスターを上手くダウンさせられた時などは「ナイス!」という掛け声が生まれたり、自然と会話が発生していたのが印象的だった。非日常の空間ということもあり、知らない人ともすぐに仲良く遊べるのは大きな魅力だった。
アトラクションが終了すると、QRコードを読み取る形で自身のハンター記録をスマートフォンなどからチェックすることができる。バトルスコアや探索スコア、また仲間のスコアや称号も確認できる。さらに、VR空間で自分が戦っている姿も画像として記録されており、ダウンロードも可能だ。リアル狩猟体験の思い出の一枚を残そう。
アトラクションを楽しんだ後もコラボフードやグッズで「モンスターハンター」の世界を体験!
一狩り終わった後は、ぜひ“食”で「モンスターハンター」の世界を体験してみてはいかがだろうか。今回展開されるコラボフードは、「プーギー・チュリトス」と「こんがり肉G」の二品。
「プーギー・チュリトス」は、その名の通りチュリトスをプーギーの尻尾に見立てたもの。デコレーションでクルンとした尻尾の先やリボンが再現されており、見た目も楽しい一品だ。フレーバーはピーチで、すっきりした甘さでパクパク食べられる。ワンハンドで楽しめるので、小腹が空いたときにぜひ味わってほしい。
もう一つのコラボフード「こんがり肉G」は、G級の名に違わない巨大な肉の塊だ。こちらはボリュームが凄まじく、食べ応えの化身といっても言い過ぎではないほど。アトラクションでたくさん身体を動かした後に食してほしい。スタミナが完全回復すること請け合いだ。
ショップでは、多数のコラボグッズも販売される。中でも注目なのが、「モンスターハンターワールド:アイスボーン」に登場するオトモ装備をまとったアイルーのぬいぐるみハット。USJ感を感じながらアイルーになりきることができる。
コラボ装備【蒼世ネコシリーズ】のフィギュアもぜひチェックしておこう。デスクなどに飾りやすいサイズ感で、記念の一品に最適だ。
その他、お土産にもってこいのアソートスナックやライスクラッカー、別売りのコスチュームと合わせて購入したい、オトモアイルーのぬいぐるみなど、ここだけのアイテムが目白押しとなっている。
今回のアトラクションは、VRとフリーウォーク型コンテンツの融合という、これまでのアトラクションの集大成ともいえる狩猟体験が味わえた。対峙するモンスターの圧倒的な威圧感や、ハンターが手にする武器の巨大さ、また協力プレイの面白さなどを全身で体験することができるまたとないチャンスだ。
「モンスターハンターワールド:アイスボーン XR WALK」は、1月21日から8月28日まで展開予定だ。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに足を運んだ際は、ぜひ参加して“マジ狩り体験”を楽しんでほしい。
「モンスターハンターワールド:アイスボーン XR WALK」公式サイト
https://www.usj.co.jp/web/ja/jp/events/universal-cool-japan-2022/monster-hunter