セガとColorful Palette、クリプトン・フューチャー・メディアは、2022年1月28日から1月30日にかけて、千葉・幕張メッセにて「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」のライブイベント「プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 1st - Link -」を開催した。ここでは、1月28日夜公演の模様をお届けする。
「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク(以下、プロセカ)」にとって初となる今回のライブでは、初音ミクから誘われた「プロセカ」に登場する5つのセカイで、各ユニットがパフォーマンスを届けてくれた。
冒頭に登場したのは、幼馴染みバンドユニットのLeo/needに初音ミクを加えた5人。心地よいバンドサウンドとともに披露された「needLe」で会場のボルテージを上げていくと、続く「フロムトーキョー」では、メンバーそれぞれの歌声とともにポップに盛り上げていく。本当に楽器を演奏していると錯覚するような、キャラクタ―たちの姿が印象に残った。
続いてはMORE MORE JUMP!が、初音ミクとともにアイドルユニットならではの息のあった振り付けと掛け合いが楽しい「アイドル新鋭隊」を披露。さらに初音ミクの代わりに登場した鏡音リンとパフォーマンスした「天使のクローバー」では、成長した彼女たちの力強いメッセージが感じられる、真っ直ぐなステージが届けられた。
Vivid BAD SQUADは、初音ミクとともにストリートユニットとしてのクールでスタイリッシュなパフォーマンスで「Ready Steady」を届けると、KAITOと一緒に披露した「シネマ」では、メンバーごとに見どころたっぷりの歌唱とともに、ステージを立体的に使ったダンスで会場を魅了した。
まさにアトラクションのショーパフォーマンスのような「セカイはまだ始まってすらいない」から披露したワンダーランズ×ショウタイム。ステージ上でも花火の演出などで盛り上げる。続く「potatoになっていく」ではステッキを手によりアクロバティックなショーを届けると、最後はえむからおなじみの「わんわん~、わんだほーい!」の挨拶で締めくくった。
最後に登場した25時、ナイトコードで。は、ハイテンポの独特な曲調に突き刺すような歌詞が印象的な「悔やむと書いてミライ」を歌い上げる。先日発売された2ndシングルでも印象的な楽曲「アイディスマイル」は、MEIKOとともに不思議とキャッチーなメロディーに乗せた歌声が心地よい。
5つのセカイを回ったところで一旦休憩、ということで各ユニットのセカイでのやり取りを垣間見る中で、ユニットごとのスタイルで後半のステージに向けた意気込みを感じることができた。
後半戦のトップバッターはMORE MORE JUMP!。おなじみの掛け声で会場の雰囲気を盛り上げていくと、楽曲のストーリーを反映させたかのように5人揃って初めて完成する流れるような振り付けとともに「メルティランドナイトメア」を披露。そこからはユニットの中でもライブ映えする中毒性の高い楽曲「ビバハピ」を、ゲームでは見ることのできないキュートなパフォーマンスで届けていった。
25時、ナイトコードで。からは、奏とまふゆ、初音ミクの3人が「カトラリー」、絵名と瑞希が「ベノム」をそれぞれ披露。どちらも3DMVがゲーム内に収録されていないため貴重なパフォーマンスとなったが、「カトラリー」は儚さを感じさせつつ聞き入るような歌声、「ベノム」は可愛い振り付けを織り込んだキャッチーなダンスが印象的だった。
ワンダーランズ×ショウタイムが鏡音レンとともに披露した「テレキャスタービーボーイ」は、曲間でエアギターを披露する一幕もあるなど、ライブ感あふれるパフォーマンスで盛り上げる。再び初音ミクが登場しての「ミラクルペイント」では、ショーのようなスケールの大きなステージングで魅了した。
Vivid BAD SQUADは、こはね、杏、巡音ルカの3人が「Just Be Friends」で小気味の良いテンポにのせた歌声を響かせつつ、会場のファンに向けて手を振る場面も。余韻に浸る間も無く、下からせり上がるように登場した彰人と冬弥による「フラジール」では、BAD DOGSとしての息のあったパフォーマンスが届けられた。
そしてLeo/needからは「ヒバナ -Reloaded-」「ドラマツルギー」の2曲が続けて披露される。バンドならではの空気感を感じさせる演奏など、一曲の中でのダイナミックなパフォーマンスはもちろんのこと、ステージ上で炎が舞い上がるなどの演出もあって、ステージを彩った。
そしてセカイの旅の最後にはバーチャル・シンガーが勢揃いで登場し、「千本桜」を届ける。さらに会場のファンが拍手を贈ると、各ユニットのメンバーを代表した1人ずつがそれに応えるかたちで姿を見せ、「セカイ」「ワーワーワールド」の2曲を披露。最後まで大盛りあがりの中で届けられたライブは、1周年のタイミングで制作された楽曲「群青讃歌」をお揃いの衣装で届けて締めくくられた。
「プロセカ」をプレイしている人であれば印象に残っている楽曲の数々を、バンドによる生演奏でユニットのパフォーマンスとともにフルコーラスで堪能できる機会となった今回の公演。合間のMCからも普段バーチャルライブで楽しんでいるような、キャラクターたちの生きている感覚を味わえて、まさに唯一無二のライブ体験が味わえた。ゲーム内にとどまらない、今後のさらなる展開にも期待したい。
なお、最終公演に関してはABEMAにて独占配信されており、2月3日(木)23:59まで視聴可能となっている。見逃したという人はこちらも活用してみてはいかがだろうか。
物販・協賛ブースの様子
セットリスト
01. needLe(作詞:作曲:DECO*27)/Leo/need&初音ミク
02. フロムトーキョー(作詞:夏代孝明、作曲:夏代孝明・渡辺拓也)/Leo/need&初音ミク
03. アイドル新鋭隊(作詞・作曲:Mitchie M)/MORE MORE JUMP!&初音ミク
04. 天使のクローバー(作詞・作曲:DIVELA)/MORE MORE JUMP!&鏡音リン
05. Ready Steady(作詞:q*Left、作曲:Giga)/Vivid BAD SQUAD&初音ミク
06. シネマ(作詞・作曲:Ayase)/Vivid BAD SQUAD&KAITO
07. セカイはまだ始まってすらいない(作詞・作曲:ピノキオピー)/ワンダーランズ×ショウタイム&初音ミク
08. potatoになっていく(作詞・作曲:Neru)/ワンダーランズ×ショウタイム&初音ミク
09. 悔やむと書いてミライ(作詞・作曲:まふまふ)/25時、ナイトコードで。&初音ミク
10. アイディスマイル(作詞・作曲:とあ)/25時、ナイトコードで。&MEIKO
11. メルティランドナイトメア(作詞・作曲:はるまきごはん)/MORE MORE JUMP!&初音ミク
12. ビバハピ(作詞・作曲:Mitchie M)/MORE MORE JUMP!&初音ミク
13. カトラリー(作詞・作曲:有機酸)/宵崎奏&朝比奈まふゆ&初音ミク
14. ベノム(作詞・作曲:かいりきベア)/東雲絵名&暁山瑞希
15. テレキャスタービーボーイ(作詞・作曲:すりぃ)/ワンダーランズ×ショウタイム&鏡音レン
16. ミラクルペイント(作詞・作曲:OSTER project)/ワンダーランズ×ショウタイム&初音ミク
17. Just Be Friends(作詞・作曲:Dixie Flatline)/小豆沢こはね&白石杏&巡音ルカ
18. フラジール(作詞・作曲:ぬゆり)/東雲彰人&青柳冬弥
19. ヒバナ -Reloaded-(作詞・作曲:DECO*27)/Leo/need&初音ミク
20. ドラマツルギー(作詞・作曲:Eve)/Leo/need&初音ミク
21. 千本桜(作詞・作曲:黒うさ)/初音ミク&鏡音リン&鏡音レン&巡音ルカ&MEIKO&KAITO
<アンコール>
22. セカイ(作詞:DECO*27、作曲:堀江晶太(kemu))/初音ミク&星乃一歌&天馬司&宵崎奏
23. ワーワーワールド(作詞:Mitchie M、作曲:Giga & Mitchie M)/初音ミク&花里みのり&小豆沢こはね
24. 群青讃歌(作詞・作曲:Eve)/初音ミク&星乃一歌&花里みのり&小豆沢こはね&天馬司&宵崎奏
「プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 1st - Link -」特設サイト
https://pjsekai.sega.jp/colorfullive/1st-link/index.html
最終公演をABEMAで独占配信
・販売期間
2022年1月13日(木)17:00~2月3日(木)20:00
・見逃し配信期間
2022年2月3日(木)23:59まで