本日3月27日に東京ビッグサイトで行われた「AnimeJapan 2022」にて、thatgamecompanyがiOS/Android/Nintendo Switch向けに配信している「Sky 星を紡ぐ子どもたち」のスペシャルイベントが実施された。
「Sky 星を紡ぐ子どもたち」は、「風ノ旅ビト」や「Flowery」のthatgamecompanyによる、心温まるソーシャルアドベンチャーゲーム。今回のイベントには、同社よりリード・オーディオ・デザイナー兼ジャパン・ブランド・リードの水谷立氏、ビジュアル・デベロップメント・リードの田邊裕一朗氏、ジャパン・コミュニティ・マネージャーの椎名貴恵氏が出演したほか、本作のファンを公言してきた声優・梶裕貴さんがスペシャルゲストとして登場した。
まずは、出演者による挨拶が行われた。梶さんが登壇することとなった理由について水谷氏は、梶さんのYouTubeチャンネルで「風ノ旅ビト」や本作をプレイしているのを見て、ぜひ本人と話がしたいと思ったから、と回答。thatgamecompanyのゲームは昔から好きでプレイしているという梶さんは、制作者やたくさんの星の子(ファン)たちの集まる貴重な場に呼んでもらえて光栄だと、嬉しさをあらわにした。
そして、thatgamecompanyのゲームを愛する梶さんが「Sky スペシャルサポーター」に任命。サポーターの証として、鮮やかな水色が印象的な“Skyパーカー”と任命証が贈られた。梶さんは、いちファンとして、もっと多くの人に魅力を伝えていきたいと意気込みを述べた。
トークセッションでは、梶さんよりthatgamecompany作品の魅力が語られた。「Flowery」を最初にプレイした際、言葉が一切なく、美しいグラフィックと音楽で物語が進んでいくゲームデザインに衝撃を受けたという梶さん。ゲーマーでなくても心で楽しめるとともに、言葉がないからこその自由がある作品とコメントした。
また、「Sky 星を紡ぐ子どもたち」を初めてプレイした際に、暴風域に入ってしまい絶望していたところを、名前も知らない人がエモートを使って導いてくれた思い出を振り返り、いつか自分もそういう立場になりたいと思いつつ、トラウマでなかなかチャレンジできない、と複雑な心境を吐露。同時に、言葉や国籍に関わらず繋がれる本作の魅力を改めて語った。
田邊氏は、プレイヤー同士のつながりや感情を演出するよう空間や場面をデザインしているとコメント。背景やキャラクターデザインは、感情体験を邪魔しないことを心掛けているそうだ。
「星の王子さま」とのコラボに関して梶さんは、(コラボ)イベントの時に限ってゲームをプレイする時間がなかなか取れなかったと振り返り、いつか帰ってきてほしいと願望を口にした。
コラボの理由については、「星の王子さま」が本作の開発チームに多大な影響を与えたから、と田邊氏。子どもの視点で大人を見ることや、友情・繋がりとは何かといった、伝えたいメッセージに共通点が多かったことから、真っ先にコラボ候補に挙がったとのこと。
また椎名氏は、チャリティイベントにおいて、ゲーム内アイテムの売上の一部を通して、環境問題に取り組む団体や国境なき医師団といったチャリティーパートナーへこれまで総額約200万ドル(日本円で約2億4,000万円)を寄付していることに触れ、コミュニティの優しさの賜物であると感謝を述べた。
新情報のコーナーでは、「Sky 星を紡ぐ子どもたち」のアニメーション映像化が発表。ゲームよりはるか昔の時代を舞台としており、本格的な映像作品として制作をしていくとのこと。ティザー映像はthatgamecompanyの公式YouTubeチャンネルでも公開されているので、ぜひチェックしよう。
また、ゲーム内イベントとして、夢見の町で上演される舞台を作り上げていく新シーズン「表現者たちの季節」も開催決定。自分のゲームプレイの一部を撮影し、他のプレイヤーたちの目の前で見せられるようになる新機能「シェアメモリー」も登場するという。さらに、イベント「花笑む日々」が3月28日から4月11日まで実施されることも明らかになった。
コーナーの最後には、今後の「Sky 星を紡ぐ子どもたち」に起こるかもしれない何かを示すヒントとなるイラストが公開。
また、大型コラボのヒントとなる(かもしれない)イメージも公開となった。続報に期待しよう。
水谷氏は、3周年に向けて「Sky 星を紡ぐ子どもたち」はもっと盛り上がっていくとコメント。梶さんは、本作で一緒に羽ばたいていけたらうれしいと述べ、ステージは幕を閉じた。