インティ・クリエイツが2022年7月28日に発売予定のNintendo Switch用ソフト「蒼き雷霆 ガンヴォルト 鎖環」。6月11日開催の「Happinet ゲームフェス!~2022夏の陣~inベルサール秋葉原」にて出展されたバージョンの試遊レポートをお届けする。

2016年に発売された前作「蒼き雷霆 ガンヴォルト 爪」から、6年ぶりとなる続編としてリリースされる本作。新たな主人公きりんと、シリーズおなじみのガンヴォルトを切り替えてステージを進めていくことになる。

すでに店頭体験会なども行われている本作ではあるが、今回出展されていたバージョンではシリーズの特徴の一つでもあるライブノベルも楽しめるようになっていた。時間は限られるためじっくり、というわけにはいかなかったが、アクションの合間に差し込まれるやり取りはやはり「ガンヴォルト」シリーズならではだと感じさせてくれた。試遊の範囲だけでも、画面を見るだけでシリーズファンならいろいろと想像を膨らませる部分があるのではないだろうか。

また、アクション部分では操作性はもちろんのこと、今作で仕様が変わったいくつかの要素があった。その中で個人的に一番の驚きだったのが、これまでダメージを受けるとリセットされていたクードスポイントが、ダメージを受けたり、リトライマーカーに触れてもリセットされなくなっているという点だ。すでに生放送などでは言及されていたが、実際にプレイしてみると、その恩恵は大きく、筆者の拙いプレイでもモルフォの歌を聴くことができた(※撮影した画面はすべてディレクターの津田さんによるプレイ)。

そして、本作の見所の一つとなるのが、新キャラクターのきりんのプレイフィールだろう。護符によって敵をマーキングして、その対象に一瞬で斬りかかる“雷霆煉鎖(ライテイレンサ)”は、複数の敵をマーキングすることで連続して繰り出すことが可能で、一気に敵をなぎ倒したときの気持ちよさは今回のプレイでも真っ先に感じた部分だ。また、護符自体が敵を弱体化させる効果を持っていて、耐久力の強い相手には複数の護符を重ねることで威力が強化されるなど、雷霆煉鎖そのもののバリエーションの豊かさも印象的だった。

ちなみに、敵をマーキング→雷霆煉鎖という流れは従来のプレイアブルキャラと同様にややテクニカルな操作が要求されるが、きりんは基本攻撃である斬撃も効果範囲が広いため、敵に近づいて斬撃を繰り出し続けるだけでも十分に先に進むことができる。より多くのクードスポイントを稼ぐためには雷霆煉鎖の活用が欠かせないが、クリアを目指すだけであれば基本攻撃を織り交ぜつつ、徐々に雷霆煉鎖の操作感に慣れていくのが良さそうだ。

一方、3作目の登場となるガンヴォルトに関しては、ダートリーダーによって敵をロックオンして、そこから雷撃で攻撃するという流れは変わらないものの、雷撃自体の威力が大幅に強化されており、画面上もより華やかなエフェクトで盛り上げてくれる。切り替えは鎖環ゲージが100%以上の時のみ、雷霆解放を行うことで可能になるということである程度の制約はあるものの、要所でぜひ使ってみたいと思わせる能力となっていた。

そのほかにも、ガンヴォルトの記憶から擬似的に力を借りるイマージュパルスも繰り出すことができ、全体的にはボタンの割り当てが多くなっている印象ではあるが、過去作でピーキーだった要素は全体的に緩和されていることもあり、触り心地としてはよりプレイしやすくなっている印象を受けた。逆に歯ごたえのあるプレイを楽しんできた従来のファンに対しても、クードスポイントを溜め続けることでモルフォの歌の再生時間が延びたり、特別な歌を聴くことができるなど別軸でのやりこみ要素が発生する。

今回はわずかな時間でのプレイとなったが、従来のシリーズと比べてもプレイの気持ちよさが抜き出ていて、発売がますます待ち遠しくなった。繰り返しになるが、「蒼き雷霆 ガンヴォルト 鎖環」はNintendo Switch向けに2022年7月28日に発売予定、現在予約受付中だ。

蒼き雷霆 ガンヴォルト 鎖環

インティ・クリエイツ

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  • 発売日:2022年7月28日
  • 12歳以上対象

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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