2022年6月28日に配信が開始された、GaYaのiOS/Android向けアプリ「競馬伝説PRIDE」をレビューします。
目次
宝塚記念でのタイトルホルダーの完勝で春のG1戦線が締めくくられ、夏競馬がスタート。その夏競馬の訪れとともにリリースされたのが、スマートフォン向け競馬シミュレーションゲーム「競馬伝説PRIDE」です。
競馬ゲームは歴史のあるタイトルが多く、「競馬伝説」もその一つです。初代作は、日本初のPCネットワーク対戦型競馬ゲームとして1997年に登場。2006年にPC向けにリリースされた「競馬伝説Live!」は、現在もサービスを継続している老舗タイトルです。
そして今回、同シリーズの最新作として登場したのが「競馬伝説PRIDE」。一言で言えば、調教や配合、血統といった難しい要素は一切ない、非常に遊びやすいタイトルです。今回は、本作を以下のポイント3つに絞って紹介します。
ついさっき競馬場を走っていた競走馬がゲームでも登場!
昨今の競馬ブームに乗って、筆者も(歴が浅いながら)競馬をやるのですが、ついさっき競馬場を走っていた馬が「競馬伝説PRIDE」に登場するのは驚かされました。現役馬が多数登場し、自分の力で強化・育成できるのは、現在の競馬ファンにとってうれしいポイントです。
もちろん、過去のレジェンドホースも多数登場するので、競馬歴の長いファンも懐かしの名馬に再び出会えます。また、現役馬とレジェンドホースたちがしのぎを削る“IF”を楽しめるのも本作の特長です。
本作に登場する競走馬の総数は500頭以上。過去の名馬に思い入れがある人はもちろん、最近競馬を始めていろいろな馬を知った人ほど、現役馬の登場にはテンションが上がるのではないでしょうか。
難しい要素を排し、お手軽にレースが楽しめるゲームシステム
競馬ゲームというと、レース以外にも調教や配合、血統といった要素が多数盛り込まれているのが常。それが楽しい反面、高いハードルにもなっています。
その点、「競馬伝説PRIDE」のゲームの流れは実にシンプル。大きく分けると、
- 馬を厩舎に預ける
- レースに出走する
- レースでの経験値やアイテムで馬の能力を上げる
の3つだけなのです。
馬を厩舎に預ける
厩舎には「2/3歳馬」「古馬」「フリー枠」といった分類がなされ、そこに距離や芝・ダートに適した馬を預けて=セットしていきます。他のスマホゲームで例えるならパーティ編成のようなものです。
セットするのは合計で24頭。この編成は突き詰めようとすればいくらでも突き詰められるやり込みポイントでもあるのですが、最初は「メニュー」から選べる「お任せ厩舎」でまったく問題ありません。
レースに出走する
厩舎に馬を預けたら、いよいよレースへ。本作のメインとなるのは、過去の名馬も登場するCPU対戦モード「ダービーロード」。プレイヤーは年間48週のレースプログラムを戦いながら馬を育て、G1レースでの勝利を目指します。
レースの勝敗を左右する要素の一つが、レース開始前に行われるライバルとの「PRIDE対決」。馬の一頭一頭には「PRIDE」というパラメーターが設定されており、厩舎にセットした馬のPRIDEの合計値が「厩舎PRIDE」として、ライバルのそれと比較されるのです。
厩舎PRIDEの値がライバルより大きいと、出走馬の能力にボーナスが追加されます。また、厩舎にセットした馬の組み合わせによって「厩舎コンボ」が発生。これを突き詰めるとなると、厩舎にセットする馬をいかに選ぶかが鍵になります。ここが前述した、本作のやり込みポイントの一つです。
さて、実際のレースは迫力の3D映像とともに楽しめます。プレイヤーはただ見守るだけでなく、「スタート」「道中」「仕掛け」「直線」といった4つの局面において、配布される4つの「指示カード」から指示を選びます。
選択した指示カードによって、馬のパラメータが増減……と聞くと難しく思われるかもしれませんが、指示カードには左上に「期待度」が設定されています。悩んだときは、この期待度が高いカードを選んでいけばOK。さらに、選んだ方針によってオートで指示を出してくれるモードもあり、かなり手軽に楽しめる設計になっています。
レースでの経験値やアイテムで馬の能力を上げる
レース後には、出走馬の他にも厩舎にセットした馬全頭に経験値が入ります。複数の馬を育てる必要があるゲームシステムなだけに、これはありがたい仕様ですね。
レベルアップの他にも、アプリゲームではおなじみ「覚醒」「限界突破」「アビリティ」といった育成要素もあり、それぞれに必要なアイテムを集めるためのレースも用意されています。ただレベルを上げて終わりではなく、育成を“ガチる”こともできるようになっているのです。
また、プレイヤーのレベルが10以上になると、PvPモードである「ウイークリーバトル」が開放。いわゆるアリーナモードで、1週間かけて全国のライバルとレースを行い、最強ランク「帝王」を目指します。CPU戦とはまた異なる晴れ舞台であり、育成の醍醐味と勝利の喜びが味わえるモードと言えるでしょう。
こだわりを反映して最強の厩舎を作り上げよう!
ゲームの流れはいたってシンプル。と同時に、こだわることができるポイントでは、とことんこだわりを詰め込める……というのが、本作に対する筆者の印象です。
そのこだわりを最も反映できるのは、やはり厩舎ではないでしょうか。その時代その時代で最強の名をほしいままにした馬を配するも良し。新馬戦からのファンで毎レース応援馬券を買ってしまう現役馬で固めるも良し。
そうしてこだわりを反映した厩舎にいる馬には、やり込みがいのある育成要素を通じていくらでも愛を注ぎ込むことができます。これが本作の最も大きな醍醐味だと思っています。
競馬の楽しみ方は人それぞれ。そんな競馬の奥深さが、本作にも反映されています。自分ならではの”最高の厩舎”を作って、愛馬に惜しみない愛を注ぎ込みましょう!
(C)GaYa.co.ltd.
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
コメントを投稿する
この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー