Behaviour Interactiveは、日本時間の8月4日早朝にゲームタイトル横断型発表イベント「Behaviour Beyond」を実施した。
目次
- 基地の建設と潜入の2面性を持つまったく新しいFPS「Meet Your Maker」
- 映画「ジュラシック・ワールド」の世界をスマホでも楽しめるアクションアドベンチャー「Jurassic World Primal Ops」
- 「Dead by Daylight」の恋愛SLG「Hooked on You: A Dead by Daylight Dating Sim」が本日より配信開始!?
- 重力を味方に付けて360度で繰り広げられる対戦格闘ゲーム「Flippin Misfits」
- ミステリアスな世界でパズルを解き明かすオープンワールドアドベンチャー「Project S」
- 「Dead by Daylight」×「バイオハザード」のコラボチャプター第2弾「BIOHAZARD -Project W-」が登場!
同社はカナダを拠点に活動するゲームスタジオだが、こうしたゲームタイトル横断型の発表イベントは初めての試みとなる。本イベントでは、これまでまったく明かされていなかった新作タイトルや、人気作のスピンオフ作品、人気コラボ続編など多くの最新情報が公開された。
まずはその中から、最も多くのゲーマーが興味をかき立てられるであろう注目タイトルの「Meet Your Maker」からご紹介していこう。
基地の建設と潜入の2面性を持つまったく新しいFPS「Meet Your Maker」
なんといってものっけから度肝を抜かれたタイトルが、こちらの「Meet Your Maker」だ。ものすごく簡単に言ってしまうと、「マインクラフト」のようなビルド機能で自分だけの基地を作り上げるモードと、「ドゥーム」のようなオールドスクール風FPSのようなレイドモードで、他人が作った基地に攻め込んでいくといった、2面性を合わせ持つ作品となっている。
ゲームの舞台となるのは、ポスト・アポカリプスな世界だ。プレイヤーはそこで、地球上の生命を救う最後の手段である生体実験体「キメラ」の管理者となる。このキメラの進化に欠かせないのが、貴重な資源「純粋な遺伝物質」だ。この資源は、本作の肝でもあるビルド(建設)とレイド(襲撃)というふたつの異なるゲーム要素から入手することができる。
まずは、ビルドからご紹介していこう。こちらは、アウトポストと呼ばれる前哨基地を作り上げていくモードだ。先ほども少し触れたが、ビルド中の画面はまるで「マインクラフト」のようで、ブロックを積み上げていきながらプレイヤーが思い描く建物を建造することができる。
ここでの目的は至ってシンプルで、不法に潜入してくるすべてのプレイヤーを排除することだ。アウトポストでは、様々なトラップを設置することができる。また、内部を警備するガードと呼ばれるクリーチャーも配置することが可能だ。ガードはAIで制御されるのだが、巡回ルートなどもプレイヤーが設定出来るようになっている。
自分のアウトポストには、外観にアクセントライトを配置するなど、見た目も自分好みにカスタマイズしていくことができる。アウトポストをどんな風にデザインすればいいのか迷ったときは、他のプレイヤーが作り上げたものに潜入して参考にするのが手っ取り早いだろう。
カスタマイズ出来る項目も多岐にわたっており、たとえば速度や持続時間、バウンス、不可視性などの要素があり、自ら致命的な武器を究極にコントロールすることができる。これらを駆使して、潜入してきたプレイヤーを誘い出して出し抜き、一気に叩き潰すといったこともできるのだ。
逆に、他人が作り上げたアウトポストへのレイド(潜入)には、当然ながら多くの危険が伴う。様々なトラップやガードを避けながら、資源を奪取するのだ。レイドモードはほぼ、一般的なFPSのようなスタイルでプレイすることができる。銃で撃つだけではなくロープを使ったアクションや、ナイフのような近接武器で敵を叩ききるといったことも可能だ。
ちなみに、本作は非同期のゲームになっているため、たとえば自分のアウトポスト作りは好きなだけ時間を掛けてもまったく問題ない。また、ひとりであそぶだけではなく、気の合う友人と一緒にチームを組んで、一緒にビルドやレイドを楽しむこともできる。
リプレイ機能のようなもので、他人やシェアした友人が自分のアウトポストに挑んでいる様子も見ることができる。そのため、ゲーム自体が古くなることはなく、いつまでも楽しめるようになっているのである。
「Meet Your Maker」には、終わりがない。ゲームは常に進化を続け、クリエイターより新たなコンテンツが常に提供され、さらなる素晴らしいレベルが生み出せるようになっていく。今のところ対応機種はPCのみとなっており、8月24日よりクローズドβテストが実施される予定だ。
映画「ジュラシック・ワールド」の世界をスマホでも楽しめるアクションアドベンチャー「Jurassic World Primal Ops」
日本でも2022年7月29日より公開された映画「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」。ひと足お先に公開された海外では、2022年6月10日に世界興行収入1位を獲得し大ヒット作となった。この作品では、恐竜たちと人間が共生するという新たな魅力が描かれている。
その恐竜世界のストーリーをスマートフォンでも引き続き楽しめるのが、アクションアドベンチャーゲームの「Jurassic World Primal Ops」である。本作ではほかの仲間たちと協力しながら、科学者や残虐な傭兵たちから、無垢な恐竜たちを守っていくことになる。
プレイヤーが恐竜を救っていくほど、自分たちのサンクチュアリに恐竜が登録していくことが可能だ。そこで、長く続く絆を築き上げていくことができるのである。
ゲームでは、様々な恐竜たちを発見していくことができる。それぞれの恐竜にはユニークな能力が備わっている。協力たちが持つ能力は、プレイヤーたちが様々な障害に直面したときに役立ってくれるのだ。恐竜といえば外せないのがTレックスだが、もちろん本作にも登場する。もしTレックスを仲間にすることができればこれほど心強い味方はないだろう。というわけでこちらの「Jurassic World Primal Ops」だが、実はすでにiOSとAndroid向けに配信中だ。
ちょうど映画も公開中というタイミングなので、そちらと合わせて「ジュラシック・ワールド」の世界観にどっぷりと浸ってみたいという人にはオススメの作品となっている。
「Dead by Daylight」の恋愛SLG「Hooked on You: A Dead by Daylight Dating Sim」が本日より配信開始!?
待ちに待ったという人も多いと思うが、「Dead by Daylight」のスピンオフ作品である恋愛シミュレーションゲーム「Hooked on You: A Dead by Daylight Dating Sim」がついに登場する。本作は長らくファンからの要望があったものの、実現するまでにかなりの時間が掛かってしまったが、それがついに完成した形だ。しかも、8月4日よりSteamで独占配信が開始されるというから驚きである(価格は税込980円)。
こちらの「Hooked on You: A Dead by Daylight Dating Sim」は、ケンタッキーフライドチキンの公式恋愛シミュレーションゲーム「I Love You, Colonel Sanders!」を開発したことでも知られるPsyopとのパートナーシップにより実現したものだ。
本作では殺人鬼の島を舞台に、4人のセクシーな殺人鬼を中心に様々な物語が展開されていく。トラッパーは男気溢れるキャラクターで、上腕二頭筋と水着が印象的だ。ハントは、たくましい腕とキュートなバニーマスク特徴なキャラクターである。レイスは、陽気な性格でャツと短パンが似合う、遊んで楽しいキャラクターだ。スピリットは、ビキニの上に着物を着たゴスロックなファッションが特徴的なキャラクターだ。
本作では、通常の恋愛シミュレーションのようにプレイヤーの選択が非常に重要になってくる。正しい言葉を選んでいき、殺人鬼たちのことを深く理解し、パーソナリティを発見していくことが正しい道へと導いてくれるのだ。
それぞれの殺人鬼には、様々な結末が用意されている。恋愛関係に発展することもあれば、友情のまま終わってしまうこともある。はたまた、苦々しく嫌われてしまうなんてことも。これはまさに現実世界の連会関係と同じように、様々な結果が起こりうるのである。
果たしてプレイヤーは真の愛を見つけるか、その途中で死んでしまうか、ぜひ自身の目で確かめてみよう。
重力を味方に付けて360度で繰り広げられる対戦格闘ゲーム「Flippin Misfits」
こちらの「Flippin Misfits」は、最大4人まで参加可能なオンライン乱闘パーティゲームだ。舞台となるのは、世界の果てにある宇宙船。そこでは、ミスフィッツ(はみ出しもの)たちがクラブハウスを作り、ガラクタを使って活気に満ちた危険なアリーナを建造。そこで、「重力スワッピングスキル」を試すために、様々な戦いが繰り広げられている。
この「重力スワッピングスキル」では、他のゲームではあまり経験することがない、360度の大乱闘が楽しめる。たとえ地表面が目に入っても試合は有効で、インプレイという扱いになる。攻撃はどの方向からも仕掛けることが可能だ。そこで勝ち残って頂点に登り詰めるためには、カオスな状況であっても心地よく戦う能力が必要となる。
プレイ中は、たったの1撃食らっただけでノックアウトされることもあるが、同じ力で反撃することで対戦相手の攻撃をかわすこともできる。そのため、本作では知力と反射神経が勝利への鍵となるのだ。ちなみに、1回の対戦はあっという間に終了する。いつでも再挑戦していくことができるとお手軽さも、本作の魅力といえるだろう。
「Flippin Misfits」では、ほかにもアートと音楽という特徴がある。宇宙SFの世界に、アンダーグラウンドのクラブハウスの要素を混ぜ込んでおり、オリジナリティあふれる世界観が作り上げられている。プレイヤーは、奇抜なものからクールなスタイル、スポーツパステルなど、様々なコスチュームの中からお気に入りのものを選ぶことができる。また、ネオンの明かりも選択することが可能だ。
クラブハウス内は、グラフィティで装飾されたプレイグラウンドがあるほか、オープンスペースの会場など、全部で6つのアリーナが用意されている。何か友達と一緒に遊べるパーティゲームを探しているならば、本作はまさにうってつけだ。9月にSteamで独占配信される予定となっているので、今から楽しみに待とう。
ミステリアスな世界でパズルを解き明かすオープンワールドアドベンチャー「Project S」
トロントを拠点に活動するLunarch Studiosと提携して、開発が進められているのが「Project S」だ。「Project S」というタイトルは、あくまでも開発中のコードネームで、現時点で正式名称はまだ付けられていない。
本作はミステリアスな世界が舞台になっている。そこは、数多くの浮島や古代の建造物、畏敬の念を抱くような情景に満ちた場所だ。
「Project S」には、様々な異世界のパズルが数多く登場する。プレイヤーはそれらに挑戦して、解いていくことになる。世界の様々な場所を探検してクエストをクリアして秘密を見つけて、新しいパズルの島々を発見していく。それと同時に、このミステリアスな世界の誕生と運命について理解を深めていくのだ。
ちなみに、本作ではほかの敵キャラクターのようなものと戦うようなアクションシーンは存在しない。その代わりといってはなんだが、アクション性の高いパズルなどの要素は含まれているとのこと。果たしてどんな感じになるのかも、期待したいところだ。
また、ゲームはひとりで冒険するほかマルチプレイヤーモードにも対応している。仲間と共にこの不思議な世界を探索し、多くの発見をしていくといった遊び方もできるのだ。
「Project S」は、オープンワールドアドベンチャーを新たな視点で作り上げたものである。美しい手作りのパズルや、圧倒的な景観が体験できる。その広大な世界を、自分のペースで自由に冒険していくことができる。現時点でのリリース時期は2023年の予定だ。いろいろと気になる部分も多い作品だが、さらなる続報については今後の発表を楽しみに待とう。
「Dead by Daylight」×「バイオハザード」のコラボチャプター第2弾「BIOHAZARD -Project W-」が登場!
最後に紹介するのは、「Dead by Daylight」と「バイオハザード」のコラボチャプター第2弾「BIOHAZARD -Project W-」だ。「Dead by Daylight」が他のフランチャイズの続編を出すのは、実はこれが初めてだという。
昨年6月に実施されたコラボチャプターでは、殺人鬼にネメシス、生存者にレオン・S・ケネディとジル・バレンタインが登場した。こちらは「Dead by Daylight」の中でも、最も人気のあるチャプターとなった。それに続く今回の第2弾では、新たなキャラクターが登場。「Dead by Daylight」の世界で「バイオハザード」の世界をさらに広げていき、新しいスーパーヴィランと、ふたりのヒーローのバックストーリーが掘り下げられていく。
新殺人鬼として登場するのはアルバート・ウェスカーだ。数多くの「バイオハザード」シリーズに登場してきているおなじみのキャラクターだが、今回は「バイオハザード5」からインスピレーションを得てデザインされている。
ブロンドの髪と長いレザージャケット、そしてサングラスが特徴のキャラクターだが、ウェスカーが生存者を追いかけるときは、腕からウロボロス・ウィルスを放出して感染させていくことができるのが特徴だ。
生存者として、新たにエイダ・ウォンが登場する。「バイオハザード」シリーズの中でも象徴的な存在だが、彼女の持つ2面性がユニークなキャラクターに仕立て上げている。エイダ自身がミステリーな存在だが、彼女が何を目指しているのかも謎に満ちている。危険が多い環境であるほど活躍できる能力を持っており、エイダと手を組むことが彼女の目的に合う場合は最強のパートナーとなりうる。
もうひとり新たに登場する生存者が、レベッカ・チェンバースだ。衛生隊員とブラヴォーチームに入隊した若き天才である。自らの身を危険にさらしながらも他者を助け、そこからどのように生きていくか自ら決めていく。小さいながらもパワフルな味方となってくれるキャラクターだ。
今回のコラボチャプターでは、新しいマップではなく「バイオハザード」の象徴的なスポットでもあるラクーン市警察署を描き直したものが採用されている。ラクーン市警察署は、西と東にわけたふたつのマップに分割される。メインホールは両マップで引き続き残っており、元々のレイアウトからの変更もない。
また、今回は建物前方外エリアにアクセスできるようになっており、そちらでのアクションも格段にしやすくなっている。
この「BIOHAZARD -Project W-」は、間もなくリリースされる予定となっているので、ぜひこちらにも期待しよう!