MyDearestとイザナギゲームズは、VR捜査ゲーム「DYSCHRONIA: Chronos Alternate(以下、ディスクロニア: CA)」の発売日が2022年9月23日に決定したことを明らかにした。
「VR時代到来を知らしめるにふさわしい大ヒットゲームをつくる!」を目標に開発に取り組んできた本作では、新たな挑戦を詰め込んだ分だけ多くのハードルを超えていく必要があったという。
「ディスクロニア: CA」は、VR空間を自由に探索していくことで物語の全貌に近付いていくことが出来るゲーム。そのようなVRゲームならではの物語を楽しみ尽くすためには、自分の思うままに行動できる自由度の高さやストレスフリーな操作、没入できる美しいグラフィックなど、ゲームシステムにおける全てを高い水準で作り上げる必要があった。
そこでゲームシステムを一から新たに作り上げ、Meta Quest 2の性能限界を超えた表現を叶えなければならず、実現できないと思われたことがいくつもあったそう。しかし、「最高に面白いVRゲームを世界に送り出したい」という想いとそれを実現できる力を持ったクリエイターが集まったことで、いくつもの難関を突破。そしていよいよ発売日の発表へと至った。
日本時間の2022年9月23日(金)、全3部作のうちの第1章が発売となる。発売までの約1か月間も、東京ゲームショウ2022をはじめとした国内外のゲームショウへの出展や新たなゲーム内映像の公開、ゲームをより深く楽しめる仕掛けなど、たくさんの企画を用意しているとのこと。
「ディスクロニア: CA」とは
舞台は遥か未来、犯罪発生率0.001%の海上都市。あなたのミッションは、監察官「ハル・サイオン」となり、“起こるはずのなかった殺人事件” の解決をすることです。
左手で触れた物の ”持ち主の記憶” にダイブする特殊能力を駆使しながら、謎に満ちた都市を探索し、事件の真相を解き明かしましょう。まるで映画の世界に入り込んだような体験と、壮大な物語が楽しめるVR捜査ゲームです。
「ディスクロニア: CA」スタッフコメント
総合プロデューサー 岸上健人(MyDearest株式会社)
こんなにプロデューサー泣かせの作品をつくったのは初めての経験です。そしてだからこそ初めて心の底から納得できる作品をつくることができました。
末岡ディレクターをはじめとしたクリエイターチームの凄まじすぎるこだわり。世界でも最高峰の作品にしたい、とグラフィックやゲームシステム、モーション、音楽、ストーリーなど、全てにおいて何一つ妥協なく制作が進み、スケジュールや予算や人員という事情を全て超えて、「最高に面白い作品をつくる」という一点にただただ本気で向き合いました。末岡ディレクターのこだわりが強すぎて現状のチームだと実現できないことがあれば人事と一緒に最高のクリエイターを探す旅(ただし全力疾走)に出て、クオリティ優先でどうしてもスケジュールが間に合わなければプラットフォームと交渉し、プロデューサーやプロモーションチームやさらにはコーポレートチームをも巻き込んで壮大で忙しすぎるお祭りの準備が続きました。
プロデューサーとして会社の代表として、何度泣かされたかわかりません笑
「ディスクロニア: CA」という作品は奇跡の作品です。
こんなにただひたすらに面白さだけに向き合った作品に出会うことができるのは本当に稀有なのだと思います。自社作品の一番のファンでありたいと常に思い、これまでの作品全てを愛していますが、それでもなお自社作品でこんなに感動させられたのは初めてです。
パートナーを組んでいるイザナギゲームズさんにも、梅田さんを中心にクオリティ優先という方針で常に一緒に作品づくりをしていただき感謝しかありません。
綺羅星のような才能が集ったこんな奇跡の作品に携わることができた幸運に心の底から感激しています。こんなに凄まじい才能のあるクリエイターの方たちが集まってくださったおかげで僕に全ての大人の事情を乗り越える勇気と覚悟を授けてくれました。
プレイした皆様に心の底から楽しんでほしいです。日本を大きく超えて世界のVRゲーム界を驚かせる作品になってほしいです。プロデューサーとして皆様に自信を持ってお届けします。
まずはEpisodeIのリリース。ここからEpisode II、Episode III、と壮大なお祭りが始まります。
皆様の人生において大切な作品になってくれることを切に願っています。どうか楽しんでいただけますように。
総合プロデューサー 梅田慎介(株式会社イザナギゲームズ)
「ディスクロニア: CA」のEpisodeIを皆さまにお届けできる日程が決まりました。本作品はMyDearestさんとイザナギゲームズの共同プロジェクトであり、VRとnon-VRでの新たな展開でもあります。
そういった新しい要素が沢山あるプロジェクトですが、現場のチームではひたすら徹底的に、実直に、クオリティアップをし続けていました。それがEpisodeIの完成に近づくにつれ、物凄いスピードでプロダクトに反映されていました。…そして、その瞬間が来ました。ある日のテストプレイの時、VRゴーグルの中に広がる素晴らしい世界に驚き、惹き込まれました。「この作品を多くの方にプレイして頂きたい。」心の底からそう思いました。
魅力的なキャラクター、最高の音楽、ミステリアスなストーリー、そして自由に散策できる超美麗な近未来的世界、ディスクロニア: CAにはその全てがあります。是非皆さまお楽しみに!
ディレクター 末岡青(MyDearest株式会社)
クロノスユニバースの3作目、「DYSCHRONIA: Chronos Alternate」EpisodeIのリリース日が発表となりました!
わたしは、ゲームを通して没入できるインタラクティブな物語体験に、ずっと心惹かれています。VRはこれまでのゲームハードと異なり、ひとつの視点を深く自然に描くことに長け、本とも映画とも違う見せ方で物語を描きつつ、体を使ったインタラクションを通してゲーム体験に深く没入してもらうことができるメディアです。
表現手法はまだまだ未開拓な部分が多いですが、今作「ディスクロニア: CA」ではその可能性を広げようと、試行錯誤を繰り返しました。
一人称視点のVRゲームで、群像劇のように複雑に絡み合ったサスペンスを描き、ゲームとして没入してもらうにはどのような工夫をすればよいか。チームの「これをいれたらもっと面白くなるんじゃないか?」というアイディアが実装され、日々グラフィックや手触りがブラッシュアップされていきました。
わたしたちのこだわりが詰め込まれた「ディスクロニア: CA」、是非みなさまに楽しんでもらえたら幸いです!