TVアニメ「シャインポスト」より、祇園寺雪音役の長谷川里桃さんへのインタビューをお届けする。

放送スタートに併せて、物語の中心となるアイドルグループ・TINGSのメンバーを演じる5人にインタビューを行った。第4回は、伊藤紅葉(CV. 中川梨花)と一緒に「ゆきもじ」というユニットで活動している、熱血タイプの女の子・祇園寺雪音(ぎおんじ ゆきね)役の長谷川里桃さん。

なにも音がない状態から生み出していく声優に興味がありました

――長谷川さんは普段、舞台を中心に活動されていますね。

長谷川里桃さん(以下、長谷川):そうですね。メインで声優をやらせていただくのはこれが初めてです。

――声優として役が決まったときは、いかがでしたか?

長谷川:もちろん受かりたくてオーディションを受けたのですが、まさか本当に受かるとは思っていなくて。電話でマネージャーから「決まったよ」と聞いたときも、最初は自分のこととは思えなかったです。「あれ? 本当に決まったんだろうか?」って(笑)。それに、「祇園寺雪音ちゃんだよ」と言われても、当時私は格好いい役や熱血の役をやったことが全くなかったので、「私に格好いい役ができるのかな?」「私の何を見て、格好いい役を与えてくださったんだろう?」って不安がありました。

――見た目やステージでのパフォーマンスは格好いいと思いましたが、実際はそうでもないと?(笑)

長谷川:喋らなければ(笑)。

――(笑)。声優自体には、もともと興味があったのですか?

長谷川:はい。私がやっている舞台は2.5次元の作品が多くて、漫画やアニメと密接に関係しているんです。だから、声優さんが世の中に出している正解を追い求めてやっているというか。もちろん、舞台化する意味や自分なりのオリジナリティを見出しはいるんですけど、やっぱり絶対的な正解がある中で舞台をやっているんですね。でも、声優さんはなにも音がない状態から生み出しているじゃないですか。どういう風にキャラクターの声を生み出しているんだろう? ってすごく興味がありました。

――確かに、「美少女戦士セーラームーン」の舞台でのセーラーヴィーナス/愛野美奈子など、漫画やアニメのイメージが強いですからね。

長谷川:そうなんです。正解か不正解か、すぐにわかってしまうものだったので、初めて生み出す人の世界はどういうものなんだろうって。

驚きの一人称「私様(わたしさま)」

――役作りもいろいろ悩まれたかと思いますが、どのようにやってきたのでしょうか?

長谷川:雪音は、オーディションを受けた段階と今とで、キャラクターが結構違っているんですよ。「あなたが思うようにやっていいです」と言われて、そこから運営さんとたくさんお話をしながら作り上げていったんです。

でも、最初は「イケメンで熱血」ってなんだ? となりました。私の中でイケメンはスンとしていて、余計なことは言わない、声を荒げたりしないスマートな印象だったのに、雪音はTINGSのことを思って意地悪なことを言ったり声を荒げたりするんです。そのバランスが難しいなって。

――このような役は初めてと言っていましたからね。

長谷川:そうなんです。私は格好いい役や熱血の役をやったことがなく、引き出しがゼロの状態。ある意味、私の中の雪音像が全くないまっさらな状態からのスタートだったので、レッスンで先生に「こうしたらもっと暑苦しくなるよ」「もっと訴えかけるようになる」などと教えていただきながら、トライ&エラーを繰り返してちょっとずつ積み上げていきました。

――やはり難しかったですか?

長谷川:難しかったです。基本的に声優さんの世界は、書いてある通りの口調を一文字も変えてはいけない世界だと思うんです。特に雪音は、「〜なのだ」とか「〜させられるから〜である」といった説明セリフのキャラクターで、ワード数も結構多くて。あと、なんといっても、一人称が「私様(わたしさま)」なんですよ!

――え? って思いますよね。「私様」は正直どう思いましたか?

長谷川:え、ほんとに...? と衝撃がはしりましたね。台本を見ながら目をパチパチしちゃいましたし、口に出してみても最初は全くしっくりきませんでした(笑)。

――最初に「私様」という文字を見たときに、読み方は「わたしさま」なのか「わたくしさま」なのかと思って。どっちにしても言いづらいなと。

長谷川:私も最初「わたくしさま」だと思っていて。駱駝先生(世界観設定/小説執筆)にお聞きしたら「いや、『わたしさま』がいい」と言われました。いまだにスタッフさんにも「わたくしさま」だと思っている方もいますし、本当に言いづらいですよね(笑)。しかも、私の日常での口調とあまりに違いすぎて、セリフに気持ちを乗せるのがすごく難しかったです。説明セリフに気持ちを乗せるのは普段のお芝居でも難しいんですけど、(説明だから)1文字も変えてはいけない、「わたしさま」という信じられない制約もある中ですからね。口調は今でも悩む点です。

――でも、そんな口調ひとつとっても理由があるみたいですね。

長谷川:はい。「わたしさま」はみんな引っかかると思いますし、高校生なのに「〜なのだ」って普通は言わないのに、どうして雪音はそういう風に喋るのかも注目して欲しいですね。

――引っかかることで言えば、雪音と春の関係性や、「TINGS」と「ゆきもじ」はどういう立ち位置なのかも気になります。

長谷川:「ゆきもじ」は過去を担っているというか、TINGSの成り立ちに深く関わってきます。そういった“これまで”を強固にするためにも、私たちの役作りが試されると思いますし、雪音ちゃんは説明セリフが多いからこそ、そこに熱い気持ちも乗せて届けられたらいいなと思っています。

TINGSの曲には女の子の「可愛い」が詰まっています

――アイドルアニメと言ってもさまざまな切り口がある中で、「シャインポスト」の魅力はどこだと感じていますか?

長谷川:オーディションの資料を見た段階で、すごく人間っぽいなと感じました。アイドルはキラキラしている夢のような世界、非日常でワクワクドキドキして、みんなが笑顔になる世界だと思うんです。でも、「シャインポスト」は「嘘」が物語のキーワードのひとつになっていて。「アイドル」と「嘘」って交わって欲しくないものというか、対局にいて欲しいものだと思うんですね。

そのふたつを敢えて紐付け、いろいろな葛藤をする中で自分たちの嘘と向き合っていくんです。なぜ嘘をつきたくなったのか、なぜ嘘をつかなければいけなかったのか――普段はキラキラして同じ人間とは思えないアイドルでも、そういうところで苦しんでいるんだと親近感を覚えてもらえたら嬉しいです。

――ドラマとしても興味深いです。

長谷川:「シャインポスト」は結構正統派な描き方をしているとも思うんです。なぜ今、正統派なアイドルコンテンツを作ったのか? と疑問に思う方がいるかもしれません。でも、「シャインポスト」を超えるアイドルコンテンツは今後出てこないというぐらい、みんなを巻き込んで、みんなが楽しめる作品、納得する作品に成長していけたらなと思っています。そのためには皆さんがいないと成り立ちません。皆さんがどうやったら笑顔になれるか、楽しんでくれるか、それを一番に考えて活動していきたいですね。

――イベントも楽しんでもらうひとつだと思いますが、やってみていかがですか?

長谷川:私がこれまで立ってきた舞台と違い、こういうイベントってセリフがないんですよ。MCのパートは自分の言葉で喋らなきゃいけないから本当に緊張します。私以外の4人は自分の言葉で気持ちを伝えることに長けているから、ステージ上で聞いていても感動してしまうんです。みんなすごいなって。

それに、普段舞台に立っているときは、“役としての目で”お客さんのことを見ちゃうんです。でも、「シャインポスト」の現場やライブでは祇園寺雪音というキャラクターを背負ってはいながらも、私自身の目で皆さんのことを見られるのが新鮮ですね。

――そうしたイベントやライブでも披露してきたTINGSの楽曲の魅力についても教えて下さい。

長谷川:ひと言で表すとしたら「可愛い」しかないです。歌詞もメロディも振り付けも、女の子の「可愛い」を詰め込んだ楽曲ばかりなんですよ。どの瞬間の歌詞やメロディをとっても、キュンってしちゃって顔がほころんでしまう工夫がいっぱいあって。振り付けも「女の子がデートに行く前にルンルンで準備している」「好きな人の前でちょっと気取って歩いている」「自分の一番可愛い角度を好きな人に見せたくて練習している」といった、女の子の可愛い日常が詰まっているんですね。

振付師さんも、この振りはこういう女の子をイメージしていると伝えてくれるので、それを皆さんに届けたいです。レッスンでも皆さんの顔を想像しながらいつもやっています。歌詞は「好きな人にあてたもの」「友人にあてたもの」「家族にあてたもの」といろいろな解釈ができると思いますけど、ぜひ皆さん自身にあてたものだと思って聴いてもらいたいです。

――では最後に、アイドル作品にちなんでお聞きします。長谷川さんにとってのアイドルは誰でしょうか?

長谷川:サンリオさんのシナモロールが大好きで、20年以上愛している私のアイドルですね!

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(C)Konami Digital Entertainment,Straight Edge Inc./シャインポスト製作委員会

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