コーエーテクモゲームスが2023年2月22日に発売予定のPS5/PS4/Nintendo Switch/Steam用ソフト「ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~」(Steam版は同年2月24日発売予定)。東京ゲームショウ2022のコーエーテクモゲームスにて出展されていた試遊版のインプレッションを紹介する。
ライザを主人公とした「秘密」シリーズのフィナーレを飾るタイトルとしてリリース予定の「ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~」(以下、「ライザのアトリエ3」)。発表されてすぐの試遊となる今回は、15分の試遊時間でバトルの基本操作を確認しつつ、その後は目的に沿うかたちで自由に楽しめるものとなっていた。
正直なところ、ボリュームがありすぎて要素を絞り込むのも難しいのだが、ここでは筆者が推したいポイントをかいつまんで紹介する。
まず明確な変化として感じてもらえるのがグラフィック面。広大なフィールドはより細かいディティールで描かれており、映像として見ても楽しめるほどだ。また、表情も豊かで、戦闘中には汚れの描写も入るようになるなど、キャラクターのビジュアル面での表現もまた一段と強化されている。
また、本作では広大なフィールドの探索を前提として、ダッシュ時のスピードが上がっていたり、移動しながら採取できたりと、全体的に時間を圧縮する試みが行われている。段差のあるところも降りられるため、細かなことは気にせず探索を楽しむことができるだろう。
スピードアップという点では、「ソフィーのアトリエ2」に続いて採用されているシームレスバトルも一役買っている。元々スピード感のあったライザのバトルがより一層、スピーディーに感じられる。探索においてバトルが浮くこと無く、一連の流れの中で楽しめるのがポイントだ。
バトル自体も基本となるシステムは変わらないものの、UI周りが意識的に変えられていて、キャラクターの切り替えなど、自身がどの行動を取ったのかが分かりやすくなっている。さらに、今回新たに登場する鍵を使えば、一定時間ではあるもののさまざまなメリットが付与されるため、より気持ちよく攻撃を繰り出せそうだ。
ちなみに、公式放送でも明かされていた通り(https://www.youtube.com/watch?v=3OEFYss1G7I)、本作ではシリーズの1作目から登場しているボオスが初のパーティーメンバーとして参加。今回の試遊版でも操作可能になっているのだが、連撃によって双剣での戦闘スタイルになるなど、見栄え的にもカッコいい感じになっているので、そちらも試してみてはいかがだろうか。
15分という尺の中では楽しみきれないほどに気になる要素が盛りだくさんだった今回の試遊。会場に足を運ぶ人はぜひ体験してみてはいかがだろうか。