2022年9月15日~18日にかけて開催中の東京ゲームショウ2022。インディーゲームコーナーにあるコーラス・ワールドワイドブースで試遊できるPC(Steam)向けアドベンチャーゲーム「フランクアンドドレイク」(Frank and Drake)のレポートをお届けする。

「フランクアンドドレイク」の主人公はフランクとドレイクというふたりの青年だ。面識のないふたりがルームシェアを始めるところから物語は幕を開けるが、その後もふたりが顔を合わせることは無い。フランクは昼間、ドレイクは夜間しか活動できない事情を持っており、一方が活動する時間帯に、もう一方は寝ているからだ。

ふたりはメモやノートを通してのみ互いに伝えたいことを伝えたり、相手の知りたいことを知ることができる。こうしたやりとりを繰り返して世界の謎を解いていくのが、ゲームの目的となるようだ。

独特のリアリティを感じさせる日常から幕を開けた物語は、どこへ向かうのか……?

今回の試遊では、最初にフランクとドレイクどちらの視点でプレイするかを選択。選択したほうのルームシェア初日の出来事を体験することになっていた。筆者はフランク編で遊べる範囲のラストまでプレイしたあと、ドレイク編も途中までプレイしている。

ほとんど前情報無しで本作をプレイした筆者は、まずその映像表現に惹きつけられた。本作の登場人物たちのアニメーションは、現実のモデルの動きを撮影して、これをトレースするロトスコープの技術で描かれており、彼らの存在感に独特のリアリティを宿している。

これによって、突然見知らぬ人間とルームシェアをしなければならなくなったフランクとドレイクそれぞれの、不安や気怠さのようなものがちょっとした所作から感じられる気がするのがおもしろいところ。静止画とも、一般的なアニメーションとも異なる表現で彼らの生活を垣間見れるのは、本作の物語を読み進めるモチベーションのひとつとなりそうだ。

ゲームは基本的に、画面上の気になるところをクリックするポイント&クリック方式で進行していく。といっても、そのときクリックできる一部の対象物のみが画面上で小刻みに揺らぐような表現が成されており、さまざまなオブジェクトを手当たり次第にクリックする必要はない。謎解きというほど頭を悩まされる類のものではなく、あくまでフランクたちの行動をなぞり、感情移入を促すのを目的とした仕組みと言えそうだ。

ときおり選択肢のようなものが登場。どちらを選ぶかによってその日の行動を変えることができるようだったが、今回の試遊版では選べる選択肢は制限されていた。別の選択肢を選ぶことで、フランクならドレイク、ドレイクならフランクの、その日の行動にも変化を与えるのは間違い無さそうだが、そうした変化の積み重ねが物語の大きな流れにも影響を与えるのか否かはよく分からず、気になるところ。

ちょっとしたパズル的な遊びをクリアすると、フランク編はここで終了。続いてドレイク編もプレイしてみると、時間帯の違いがグラフィックの色合いから見て取れたり、同じものを見てもフランクとの性格の違いからリアクションが異なっていたりと、異なる時間帯に行動する異なる人物だからこその対比も興味深く、このふたりの関係がどこに行き着くのか、期待が高まった。

一部のシーンの文字による演出などもユニーク。コーラス・ワールドワイドのスタッフによると、今回のローカライズは文字の改行などの調整が完璧ではないバージョンで、製品版ではさらにブラッシュアップされるとのことだが、すでにかなりの完成度という印象を受けた。

今回試遊できた序盤は平凡な日常が描かれていったが、公式による説明文によると本作は「フランケンシュタイン」と「ドラキュラ」というふたつの古典小説にインスパイアされているとのこと。普通の日常がずっと続いていくとは思えず、このあとどんな物語が紡がれるのか、非常に気になる。

「フランクアンドドレイク」は2022年内発売予定となっている。プレイできる日を楽しみに待ちたい。

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※画面は開発中のものです。

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